テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
〘上書き〙
リクエスト頂いたものです
※かなり長いです
“後藤視点”
―電車内―
朝の通勤ラッシュは、何度経験しても慣れない
押し込まれるように乗り込んだ車内は
人の熱気や匂いで満ちていた
吊り革に掴まる余裕もなく
ただ流れに押されるまま立つしかない。
「……っ」
俺は小さく息を飲んだ
背中?腰?に触れる感触が妙に近い
揺れるたび距離が詰まるのは仕方ない。
けど気になってまう
混雑で振り返ることもできひん
どないしたらええねん…
「後藤さん…怖い?」
そう後ろから囁かれた
「え?いや、あの」
突然のことで上手く口が回らへん
「すぐ終わりますから…静かにしててくださいね」
そう言い、腰を掴んできた
「っは」
なんやねんこれ
痴漢かいな…ついてへん
「はは…可愛い」
ゴリッ
男のモノが押し付けられた
「っ…!」
コイツ…本気か?
無視やこんなん
「ハァ、ハァ、後藤さん… 」
男がモノを擦り付けてくる
電車が揺れると更に刺激がきてしまう
「っん……ハァ… 」
駄目や反応したらあかん
「感じてる?後藤さんって意外と変態?笑」
変態はお前やろ…くそ
「後藤さんのも触ってあげますね…」
男が俺のモノを触ってくる
「っく…」
男の手が速くなる
「やめろ…っ、ん」
これはヤバいほんまに
「可愛い…」
男の唇が俺の首に触れる
「っ!」
あかん…やりたい放題やんかコイツ
諦めるか‐
「お前何してんねん、離れろや」
男は声に驚き、俺から離れる
福徳やった。
「後藤、行くで」
「…」
俺は頷く事しか出来なかった
触られた不快感が消えない
電車は止まり、俺達は外に出た
「…後藤、すぐ気づかれへんくて、すまん」
「ええよそんなん…ありがとうな」
「…何、されたん」
不安と、少し怒りが混じった声で問いかけてくる
言える訳ないやろ
…けど言わんと、この不快感は消えへん
「福徳、俺…」
「うん。 」
「首、キスされたんと、アイツの…擦り付けられた。」
…ダっサいな、俺
俺は恥ずかしくなり俯いた
「……辛かったよな、ほんまに」
そう言う福徳の声は
優しくもあり、強かった
…
“福徳視点”
正直、後藤を見つけた時はかなり焦った
後藤が見たことない 顔しよったから。
何されたか聞いたら
予想外の答えに、一瞬思考が止まった
腹立つわ
俺だけやねん、触ってええのは
後藤には悪いけど、抑えられそうにない。
「後藤、ちょっと来て。」
「ん?おう 」
…考えれば考えるほど腹が立ってくる
近くの公衆トイレに足を運ぶ。
「え?どないしたん?」
後藤の言葉を聞き流し、奥の個室に入る
俺は鍵を閉め、後藤の目を見つめる
「え、福徳、なん」
後藤の言葉を遮りキスをする
「ん、!?んむ」
「っ、ハァ…すまんな。俺、妬いてもうてるわ」
「っえ 」
後藤は目を丸くして俺を見る
「お前に好き勝手しよったん知って、俺…」
「めっちゃムカついてもうたんよ…」
上手く言葉に表せない自分がもどかしい
「…俺で上書きしてもええ?」
何言うてんのやろ
ウケるな
「………」
黙り込む後藤
そらそうか、
「…あ、いや、すまんな変な事言うてもうて‐」
「ええよ」
後藤がそう言う
「福徳、頼む。お前で上書きしてくれ」
「え、」
「抱いてくれ…」
そう言い、俺にもたれ掛かってくる
嘘やん…嬉しすぎる
「わかった」
俺は後藤のズボンを脱がした
「壁に手付けといてな」
「…解すで、中」
指を挿れ、中を解す
「、っん…」
「…ふ、」
解すだけでそんな声出すなよ…
あの男にも聞かれてたんかな
…あかんそんな事考えんな
こっちに集中や
「…だいぶ解れたな…そろそろ挿れるで?」
勃ち上がった自分のモノを、後藤に挿れる
「ぅ゙、あ…」
「…ッく」
「全部挿入ったな」
「動くで?」
俺はゆっくりと腰を動かした
「っん、…ふ、」
「ん゙ぁ、ッ」
生々しい水音が個室に響く
…そういえば首にキスされた言いよったよな
俺は後藤の首に口付けした
「ここよな…?されたの」
「ハァ、ハァ…ッそう、っん」
ガリッ
「んぁ゙ッ」
俺は後藤のうなじを噛んだ
…俺のもんやから
「っ福徳、?」
「…すまん、…跡、付けたかった」
「…福徳やから、ええよ」
え、何やそれ
反則やろ
「…あ、そうか、そんなら…良かった」
そんなこんなで、俺もう出そうなんよな
「後藤、中に出してええか?」
「ッうん、ええから」
腰の動きを速める
「っふ//、んッぁ゙ッ」
「あッ福徳っ//」
「出すで、後藤」
「っ…// 」
後藤の中に精液を放した
「あ…//んっ」
後藤の足が震える
…後藤もイったんやな
―数分後―
ベンチに座り一息つく
「…もう誰にも触れさせんからな」
ふと声に出てしまった
普通に考えて重いやろ
「あ…すまん。今のは忘れてくれ…」
「え?なんでやねん、嬉しかったで。今の」
「また、助けてくれんねやろ?今日みたいに」
にっと後藤が笑う
目尻のシワが愛おしい
いやそんなんええねん
「…はは笑そうやな、また助けたる」
〘上書き〙
コメント
2件

ほんとにありがとうございます!まじで大好きです!
最近精神状態不安すぎてかなりやばいんですけど、主様の作品が安定剤というか唯一生きてて良かったって思える瞬間なので、何とか生き延びられています😭一時的に嫌なこと全てどうでも良くなる気がして。それがプレッシャーになってしまっていたら本当にすみません💦要は、いつも楽しく読ませていただいています🥲🤍ジャルジャルさんのBL書いている方って少ないので、とっても嬉しいです。気長に待ちます、ありがとうございます。