〜阿部side〜
💚『…集中し過ぎた笑』
佐久間が襲われていることなんて知らない俺は今日はオフで家で明日のクイズ番組に備えて勉強をしていた。朝から始めてふと時計を見てみるといつの間にかお昼を過ぎていた。でもやって駄目なんてことはない。なんせ本当に分からない問題が出る場合だってあるしめっちゃ悔しい思いもしてる笑笑
💚『何処かでお昼食べてこようかな。』
息抜きでもしようと家から出かける準備を始めたその時だった。
どかーーーん!どかーーーん!
💚『…うわっ!なんだ!?』
突然大きな音が聞こえてきたと同時に地面が揺れ始めた。俺はその場に座り込む。窓の外に視線を移すと稲妻が何本も空から落ちてきていて建物が破壊されていく…。しかもその稲妻が地面に当たると地面には大きく穴が空いている…。
💚『…まさか闇の攻撃…? 』
突然攻撃してくるのなんて闇の奴らしかいない。しかもこんな強力な攻撃…。きっといつもの化け物とは違うもっと強い奴が来てると直感した。
💚『…行かないと!』
もし俺の予想が当たっていたら俺だけで何とかなる相手じゃない…。けどこれ以上の被害は止めないと。覚悟を決めた俺は家から外へと向かった。
💚『…酷いな…。』
街に着いて俺は愕然と目の前の光景を見つめる。俺が見慣れた街の景色とは一変して建物は破壊され瓦礫だらけになっている…街が1つ消えた…。
💚『…一体…何が…』
(💛:阿部大丈夫か!?)
(💚:照!俺は大丈夫!3人こそ大丈夫?)
(❤️:ああ。問題ない。)
近くで3人で仕事をしていた照と翔太と舘さんがテレパシーを送ってくれた。3人も無事みたいで良かった…。
(💙:…けどただの雷じゃないよな…。)
(💚:…もしかしたら奴らかもしれない。)
(❤️:…もしかしたらじゃなくてそれしか考えられないよな…。)
(💛:…阿部、とにかく気を付けろ!俺達もこっちでパニックになってるから落ち着いてからすぐに行く!)
(💚:分かった!)
3人が来てくれるのなら安心だし俺も被害の確認を…
『ようやく見つけたぞ。SnowMan!』
💚『…っ!誰!?』
なんて考えていたらいつの間にか俺の目の前には1人の男が…。全身真っ黒い服に身を包んでいて気配も闇…。それにいつもの化け物とはまるで違う気配…。嫌な予感が当たってしまった…。
けどこれ程の力の奴なのになんの気配も電波も感じられなかった…。
『SnowManの阿部亮平!俺と共に来い!』
💚『…なんで俺の名前を!?』
それに連れていくって俺を闇の世界にって事?
『っち💢💢余計な詮索などせずに素直に従え!』
💚『来いって言われて素直にはいなんて言わないよ!』
『ならば力づくで連れて行くだけだ!!!』
💚『…っ!』
その男が持っている錫杖から激しい稲妻が何本も落ちてくる。此奴がこの街を破壊した奴か…。しかもすごいイラついてるし…。俺は植物で蔦を作って何とか避ける。強力過ぎる稲妻…当たったら動けなくなる。
『小賢しい!さっさとくたばれ!』
💚『………………!』
男が錫杖の先を地面に思い切り叩きつけるとそこから激しい電気が辺りに広がった。避け切れないと悟った俺は植物から光線を放って対抗した…けど…
💚『…なっ!』
俺の攻撃は簡単に吹き飛ばされてしまった…。
💚『くっ!』
驚いていた俺に電撃が向かって来るのを見て危機一髪で避けた。
💚『熱…!』
避けられと思ってたけど左腕に電撃が当たっていて左腕が熱と痺れで動かせない…。少し当たっただけでここまで…。
『諦めろ。片腕だけで俺と戦えないだろ!』
💚『…舐めてくれるじゃん。』
左腕を押えながら男を見つめる。けど彼奴の電撃に俺の攻撃は跳ね返されるしこれ以上攻撃を食らったらまずい…。
『くたばれ!』
💚『……くっ!』
男は稲妻を1つの大きな稲妻にして俺に向かって放ってきた。
それを見て俺も植物の光線を放った。
💚『ゔわああああああああ!』
俺の攻撃と奴の電撃がぶつかり合ったけど俺の攻撃は簡単に消し飛ばされて俺はそのまま彼奴の電撃を直撃してしまった。
『やっと大人しくなったか。手こずらせたな…。』
💚『……ゔっ。』
俺に近づいてきた男を見ながら何とか身体を動かそうとするけど痺れと熱で動かせなかった。
『ふん。逆らわなければ良かったものを。』
苦しそうにしている俺を見つめながらつまらなそうに呟いた男に連れられて俺は大きな黒い穴の中に消えていった。
〜岩本side〜
💙『…なんだよこれ…』
❤️『…酷いな。街が消えている…。』
💛『阿部!居ないのか!?』
突然の普通じゃない雷にパニックになっていたスタッフの皆さん達を避難させ終えて急いで阿部がいる場所に来たけど…そこに阿部の姿はなく、変わり果てた街の様子に愕然としていた。
💛『…やっぱり闇の奴が。』
❤️『…気配も何も感じられなかった…。』
💙『くそ!好き勝手やりやがって!』
💛『…とにかく近くを探そう。阿部なら何とか逃げてくれているはずだ。』
怒りが止められなさそうな翔太を落ち着かせて俺たちは破壊された街を歩き出した。
阿部の無事を信じて。
コメント
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リクエスト答えていただきありがとうございます! これからも楽しみに待ってます! ゆっくりでいいので頑張って下さい!!