兄さん…
真北雪、お前の同級生だよ。
家に連れてくる。
駅に迎えに行った。
ボーとしてた私…
雪?…
兄さんと結婚するって言われた。
はぁ?…
無意識に
ホームで
反対方向に走り。
電車出る~!
兄さん…
飛び降りた。
プアー
きゃあ!美穂さん~!
頭が折れたのか。
手と脚がちぎれかかった。
誰かが、
空中で私を持ち上げた
死にたくないよね…
うん…
美穂~!
電車出る前に誰かに押されたって…
美穂が亡くなった。
親父達が
駆けつけた。
警察もきた。
お前達何してきた?…
美穂の墓参りで泣いた。
葬儀も何が何だか分からず、
俺達、
美穂の墓参りで佇んでた。
6年間やっと眼が見えるようになって、人に呪われ、
また幽霊に襲われた。
美穂の写真が笑ってた。
俺達、雪と別れてた。
挨拶がてらの葬儀に来てくれたが、しばらくは男女関係は避けてた。
親父と病院に働いてた。
たまに観る亡くなった人の幽霊が笑ってた。
完