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『一章 失われた物語』
雷「乙葉…さん。」
モ『えー、死体が発見されました。発見場所の食堂まで集まるように」
荒「なんで、コロシアイなんて…!」
雷「と、とりあいず捜査しなきゃ…。誰が犯人か、当てないといけないし…」
荒「…そうだな。俺も手伝う」
〜捜査開始〜
荒「まずミライ、確かかりんとペアだったよな。気になる発言とかってあった?」
雷「…あっ、昨日の最後に三神さんを、殺すって言ってたような」
荒「えっ、殺す?じゃあなんでかりんの方が死んでるんだ?」
雷「揉めて殺されたとか?」
荒「だとすると怪しいのは心だな…、事情聴取しに行こう!」
コトダマ→乙葉かりんの言葉
荒川さんと事情聴取をするために食堂を飛び出そうとすると
山「おい…!ちょっと待てよ」
雷「え?山猫さん?」
山「いいのかよ、死体の調査はしなくて」
荒「あ、確かに。じゃあ俺は行ってくるからミライお願いしていい?」
雷「わ、わかった」
山「私も手伝うよ」
雷「なんかここら辺に血痕が飛び散ってる」
山「確かにな…、ほら頭にも血がついてる」
雷「被害者と加害者で争ったのかも」
コトダマ→血痕、被害者の頭の傷
山「次は…、被害者の体か」
雷「えっ!でも…」
山「見なきゃ何があったかわかんないだろ!他の奴らは怖がってでてこねぇし」
雷「…わかった」
乙葉さんの体には複数の打撲跡があった、少し不自然な跡だが…
やはり誰かと争ったようだ
コトダマ→複数の打撲跡
キーンコーンカーンコーン
モノクマ『えー、これより学級裁判を行うので裁きの祠のエレベーターに乗るように
まぁみんなダンガンロンパ知ってるからわかるはずだよねー』
雷「え?」
もう時間だなんて…
犯人につながる決定的な証拠なんてなかったし、まだ調査できなかった場所もあるのに…
全滅?そんなことを思うと震えが止まらなくなった
山「…とりあいず、行くしかねぇな」
そんなことを強気で言う山猫さんも冷や汗でびっしょりだった
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裁きの祠へ行くと、もう皆先に中へ入っていたようで
人は荒川さん1人しかいなかった
雷「荒川さん」
荒「あぁ、ミライ…。いや心に事情聴取したんだけどさ、特に何もなかったってさ」
雷「こっちも特に決定的な証拠は掴めなくて…」
荒「真面目にやばくね…?証拠もないし…全滅ってことも」
山「…大丈夫、なんとかなる」
雷「山猫さん」
荒「そうだな…、もう行くしかないし」
そんな重いことを言いながら俺たちはエレベーターに乗り込んだ
なぜ乙葉さんは殺されたのか、あの場で何があったのか
それをこの裁判でハッキリさせる