コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『ふわ、みなとくん♡』
仕事帰り、夜道を歩いていると
見知ったような知らないような声の人間が突然話しかけてきた
俺の名前を知っているということは知り合い?
ホスト関係者?
振り返ると俺と全く同じをしている男がいた
灰に近い銀色の髪、そこに混じる紫とピンクのメッシュ、揺れるアメジストのような瞳
コスプレ…?いや、こんな夜中にコスプレで出回るわけがない
ドッペルゲンガー…?なら俺死んでるわ。
『びっくりしたー?笑思考したまま動かなくなっておもろーw』
声を聞いても、どこを見ても俺でしかない
なんで 夢なのか?夢なら早く覚めてくれ
ありきたりだけど自分の頬をつねってみた
痛い 普通にすっごく痛い
つねったことを後悔するレベルで痛い
『さすがにありきたりすぎwゆめじゃないよーー♡』
「誰だよ、お前…」
『え〜こわ〜い、俺不破湊、気軽に湊、って呼んでよ♡』
「呼べるか!!頭がおかしくなりそう…」
『てか、俺家ないから泊めてくんない?』
「は…?」