テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「裏切り者は加瀬さんだよ」
「え?」
「!?」
「僕じゃない」
「嘘だよ、カードのこと全部加瀬さんだよ」
「え?」
「根拠は?」
「理由は…」
私は思った
めいは前からの友達だ
親のこともだいたい知っているから裏切り者じゃない
美優はさっきのことを正直に話した
嘘をついている可能性はあるが、
美優が裏切り者だったら、話をしないほうが選ばれにくくなる
だから、消去法で加瀬さんになる
「ってこと」
「確かに」
「それは、お前が思ったからだろ、根拠になってない」
「違うよ、他にも根拠がある」
「え?」
「あなたの過去のことを知っているよ」
「?」
私が小学4年生のとき
今いるところの隣の町に住んでいるときに加瀬くんと同じクラスだった
加瀬くんはみんなにいじめられてた
しかし、私にだけこういった
「ゆみ以外大嫌い、憎い」
と、それから、私は親の都合で今のところに住んだ
そして、中学生になって、3年生の時にクラス替えで気づいた
加瀬さんと同じクラスのことに
「これが、過去」
「…」
「加瀬さん、本当なの?」
「…」
「話して」
「分かったよ」
ゆみの説明があっている
僕は僕をいじめたやつに仕返しがしたかった
だから、僕をたくさんいじめてきたやつと同じ中学校に行った
たまたま、3年で4人と同じクラスになった
その時は神様が降りたと思った
そして、ネットで怪しい広告を見つけた
こう書いてた
とそして、僕は参加を申し込んだ
「これがやった理由だ」
「嘘」
「なんでよ」
「いいだろ、それで、あいつらは脱落した、あとはお前だけだ」
そして、加瀬さんは美優を指した
「あとはお前を脱落させればいい」
「なんでよ、私、悪い事した?」
「したんだ」
「?」
「いじめの命令役だろ」
「ちがう」
「お前は、二重人格だろ」
「ちがう」
「もういい、あとは、お前だけだからな」
「ちょっと待ってよ、なんで、無関係なクラスメイトも巻き込むの?」
「そりゃそうだろ」
「?」
「お前らは僕を仲間外れにしたんだろ」
「違うしてない」
「違うの入れようとしても玲奈に」
「あいつか」
「まあいい、もう、僕の終わりだからな」
「…」
沈黙がながれ、その後、投票の時間がなり
加藤くんが脱落した
「おめでとう、裏切り者は脱落しました」
「加藤くんか」
「悪い事しちゃった」
「私のほうが…」
「では、バスが待っているので乗ってください」
「ちょっと待って、脱落した人はどうしたの?」
「その人は…ふふふ…ふふふふふ…ククク…クククク…」
「?」
「では、バスに向かってください」
「うん」
私とめいと美優はバスに向かった
「あのさ、これからは、いじめのないクラスにしようね」
「うん」
「頑張ろ」
「うん」
と言って、バスに乗った