ゴウンゴウン揺れる洗濯機に寄りかかり、ショボショボする目を擦った。透明のプラスチックを超えてぐるぐる回る白い布はベッドのシーツだ。初めはゴムをしていたものの、盛り上がるにつれて存在を忘れ盛大に潮を吹いてしまったのである。そのまま池のようなベッドで寝れるはずもなく、今に至るというわけだ。セックス後でくたくただってのに..自分の潮まみれのシーツが洗われるショーを見せられるなんて、最悪な気分だ。
隣で洗面所に手を置きながら寝ているさとみくんを睨みつけ、イラついたのでとりあえず蹴りをかました。んぁ..と間の抜けたさとみくんは目を開き、こちらを見た。
『ん..なに見惚れてんだぁ..?』
とりあえずもう一度強めに蹴りを入れると今度はいてっと情けない声を漏らした。なんだよ..と不機嫌そうに呟き、俺を見下ろすさとみくん。その視線に気づきながらも俺はシカトした。にも関わらずさとみくんはじっと俺を見つめてくる。ちらりと視線を送ると正確に言えば下の方を眺めていた。それも舐め回すような目つきで。
「..なに」
『俺の服着て太もも晒して..誘ってんのかなって」
蹴る気にもならなかった。汚物を見るような目で見やれば気にする様子もなく尻に手を伸ばした。優しく撫でて、揉んで、割れ目に指を押し付ける。その手つきにサブイボが立ちそうだった。ヘンタイクソ野郎のくせしていいテクを持ち合わせていやがる。雰囲気に呑まれるようにひくりと下が疼いた。
近づいてくる唇も拒めない。吸い寄せられるように、下唇に噛み付く。それが合図だった。
「ぁっあ♡♡ぅ、ぉっ..ん♡♡ぃぃ..」
ぱつぱつと肌がぶつかり合う音がする。風呂の音響によってまるでヘッドオンをつけているような気分だ。首を捻りながらちゅうちゅうと唇を貪り合い、目線を絡ませ合う。薄暗い洗面所に青臭いような匂いが漂い溜まる。不快感に眉間を歪ませながらも、快楽には勝 てずただ腰を振る。
『..っふ..ぅぅ゛.. 』
唸るような声が聞こえより一層奥に入り込まれる。「あっ!」と俺も一段大きな声を出し、達した。びゅうびゅうと中に出される感覚を味わいながら下を見やる。
シーツの次は床掃除か..と息を吐きながら目を瞑った。
コメント
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やっぱり神回✨️
良き良き