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色んな人にお菓子をねだられ、悪戯しかけられてどうにか我が家に逃げ帰って来れた。
「流石にハロウィン終わったから、もう誰も来ねぇよな…」
セキュリティきちんとしたマンションだから大丈夫だろうけど。
唯一、心配していたクロノアさんとらっだぁさんは用事があるとかで身構えていたことは回避できた。
よって俺の安寧は守られた。
「まぁ、言ってもあの人たちって常識人だしな。……いや、常識ある人らは俺にあんなこととかしねーって」
走馬灯(死にかけてはないけど)のように頭の中で思い出される、あれやこれ。
「……ッッ〜〜///」
大体2対1は卑怯だ。
いや、別に嫌いじゃないし、好きな人らに触れてもらえるのは嬉しいから別にいいけど…。
「じゃなくて…っ!」
何を考えてるんだ俺はと首を振る。
安寧が守られた以上、今日はもうお風呂に入ってさっさと寝よう。
やれやれ今日は疲れたなぁと、お風呂場へと向かった。
「ぇ…待って、何であんたらいるんですか…?」
しっかりあったまってタオルで髪を拭きながら水を取りにリビングに戻ると座っていたのだ。
逃げ仰たと思ってた2人が、ソファーに。
「こんばんは」
クロノアさんに微笑まれる。
「こ、こんばんは」
「一昨日ぶり」
らっだぁさんも笑っている。
「そ、うですね。……いや!そうじゃなくて、どうやって俺の部屋に…?」
「え?合鍵で入ったけど」
「いや犯罪!」
「嘘だよ。管理人さんに開けてもらったんだ」
「ちょっとウチの管理人何やってんの⁈」
にこりと笑うクロノアさんとらっだぁさん。
対して完全無防備な俺。
けど、逃げるなら今しかない。
そう思って踵を返したけど、俊敏さでクロノアさんに勝てるわけもなく呆気なく捕まった。
「何で逃げるの?」
「そうだよ。俺ら用事済ませてトラに会いに来たのに」
「け、結構です!」
頭にかけていたタオルはフローリングに落ちてしまっている。
「トラゾーお風呂入ってたんだ。通りで出てきてくれないわけだよ」
「めっちゃいい匂いすんな。トラの匂い好きなんだよな、俺ら」
「ひゃっ、…ちょ、やめ…」
「髪湿ってる」
「なんか濡れててエロ」
「ふぁッ…!」
ソファーに座らされ、両サイドがっちり逃げられないよう掴まれてる。
その上、耳元で囁かれ2人にそうなるように変えられた身体は馬鹿正直に反応していた。
「も、なん、で…っ!」
「らっだぁさんが言っただろ。俺たちトラゾーに会いに来たって」
「ま、会うだけじゃ済まないけどな」
「は、はろうぃんはッ、もう、おわっ…」
絶対に悪戯なんてさせない。
その為に、念には念を入れて2人がもしかしたら来るかもと思ってふたつお菓子を残している。
「ハロウィン?…あー、そうでしたね」
「ホントだ。忙しすぎて忘れてたわ。通りで周りの奴らが菓子菓子悪戯悪戯うるせぇわけだ」
「ぺいんとたちがトラゾーのとこ行ってやろって言ってたのこういうことか」
肩を掴んでいた2人がふと俺の顔を覗き込んだ。
「じゃあ悪戯誰かにされた?もしそうなら、俺たちで綺麗にしてあげないと」
「何言ってんだよノア。トラは俺らじゃねぇと満足できない身体だろ?だから悪戯させてねーよな?」
「に、逃げたんで、なにも、されてません…ッ」
ホントだ。
2人以外にそういう意味で触れられたくないから。
「へぇ?」
「ふぅん?」
青と翡翠の目が細められる。
あやばいと思ってテーブルの上に置いていたお菓子を手に取ろうとした。
ら、その手をクロノアさんとらっだぁさんに掴まれ阻まれた。
「トラ」
「トラゾー」
「「 Trick yet Treat」」
「「お菓子はいいから悪戯させろ」」
「(あぁ…さようなら、俺の安寧…)」
──────────────────
寝室に連れ込まれ着たばかりの服を全て脱がされた。
身包み剥がす勢いで。
「待っ…やだ、っ」
「ハロウィン終わってんだからお菓子渡しても意味ないよ。残念だったね?念の為せっかく用意してたのに」
「何言ってんだよ。持ってようが渡されようが関係ないって」
「あぁ…それもそうですね」
外気に触れたことで勃ってしまった胸の先端を、前かららっだぁさんに、後ろからクロノアさんに触られる。
「ひゃッ!ゃ、っ、ぃや…ッ」
「嫌がる奴はこんな勃たせねぇんだよ」
らっだぁさんにきゅっと摘まれてびくりと肩が跳ねる。
「トラゾーは期待してるんだよね?俺たちに触ってもらうことを」
クロノアさんには爪で引っ掻かれて同じように身体が跳ねた。
「ぁ、ぅンッッ〜〜!」
「服が擦れるだけでイッちゃうんじゃないの?」
「人前でイッて恥ずかしがるトラも見たい気もするけど、…いや、ダメだ。見た奴は全員消す」
「俺も消すの手伝いますよ。トラゾーの可愛い顔見た奴は絶対に許さないんで」
本気でしそうな顔のらっだぁさんと、それを全く咎めない同調するクロノアさん。
「っン、ふぁ…ゃッ!、ンぅぅ…っ」
全く違う触り方に腰が重く疼く。
「もッ…む、ね、ばっか、やで、す…っ」
もっと他のところを触って欲しい。
それでも口に出すのは未だに恥ずかしくて。
「トラゾーは俺たちにどこをどんなふうに触って欲しいの?いやいやばっかじゃ分かんないよ?」
「ほら、いつもみたくちゃんと言えるだろ?」
両方を強く引っ掻かれるように摘まれて、後ろにいるクロノアさんに凭れるようにイッてしまった。
前にいるらっだぁさんに俺の白濁がかかる。
「おっぱいだけでイケるトラはもう女の子だな」
「こんなに腫らして、もっと触って欲しそうにしてますもんね」
敏感になっているソレをらっだぁさんが口に含んで、吸ったり噛んだり舐めたりしてきた。
「ぁんぅ〜〜ッ!!」
ぎゅっと爪先に力が入る。
「そ、ッ、な、しへもっ!、なん、も、れなぃッ、てばぁ…っ!!」
らっだぁさんの頭を離そうとした手はクロノアさんに掴まれてしまった。
「胸だけでいっぱいイこうね?」
俺の両手首を片手で簡単に一纏めにしたクロノアさんは空いてる方の手で、触られずにびくびくしてるソレを触ってきた。
すりすりと優しく、もどかしい触り方で。
「ゃら、やぁ゛ッ!」
クロノアさんの握力が強すぎて俺の手を痛めそうで振り解くのをやめた。
「トラゾーの手首ってきゅってしてるから、掴みやすいんだよな」
「あー分かるわー。トラって線が細いわけじゃないけど、なんかこう……エロい?」
「それだ。あと声?」
「いやそれな。トラの吐息が混じったような声でやめてなんて言われたら、…なぁ?」
「普段の高低ある叫び声が急に「ぁッ」とかなると心臓に悪いんですよね。…トラゾーってイイ声してるから」
「(あなたら2人に言われても説得力ないんですけど!)」
「んン──〜ッ!!」
きゅうっと押されてまた腰が大きく跳ねた。
腰にはクロノアさんのが。
太ももにはらっだぁさんのが。
「らっだぁさんの服ドロドロじゃん。トラゾー謝んなきゃ」
「ぇ、…ッ⁇」
「汚してごめんなさいしないと」
クロノアさんは赤く腫れる先っぽを爪で掻きながら俺に言ってきた。
「あ、ンッ、ゃ、んくっ、ぁあ〜〜っ!」
「ほらまた」
連続でイカされて身体も小刻みに跳ねる。
「別に俺は気にしねーって。見ろよ、ノア。トラのこのカオ」
「蕩けてますね。胸しか触ってないのに」
喉を鳴らして笑う2人にカッと羞恥心が湧く。
これ以上のことをいつもされてるのに、恥ずかしさが限界突破して涙がボロボロ落ちた。
「ゔ、ぅ…ぃじ、わる…するッ、ひと、きらぃ…です…ッ」
お菓子はいいから悪戯させろなんて理不尽にも程がある。
しかも、それを言っていい日も終わってるのに。
「おれ、っ、の…こと、…こ、ン、なッ…から、だに、した、くせに…ッッ」
2人のことしか考えられない頭と、2人にしか感じない身体に勝手に作り変えたくせに。
「「………」」
「いたず、ら…ぃや…だ…ッ」
「「……」」
「ちゃ、んと…さわれよ、ばかっ…!」
言わされてる。
この2人にそう教え込まれたから。
そういう頭にさせられてるから。
「さわって、ッく、れな、い、なら…ほかの……!!、んぐッ⁈」
人のところに行ってやる、と言おうとした口はクロノアさんの手で塞がれた。
「それを言い切ったら俺たち容赦しないよ」
「てか、そんなの言うようには教えてねーけど」
苦しくてクロノアさんの手を剥がそうとするけど、力が強すぎて外せない。
「んー!んんっ!!」
「トラにもう一回最初から教えてやらないとな」
ズボンを寛げ中から出されたさっき太ももに当てられた硬くて大きくて熱いらっだぁさんのモノ。
何度見ても、大きすぎるそれに身体が強張って逃げられないと分かっていても無意識に腰が引ける。
「んーー!!んーっ!」
俺の両脚を掴んで開いたらっだぁさんは、にこりと綺麗に笑った。
「欲しかったんだろ?やるよ、もっかいココに教え込む為にもなっ!!」
「ん゛ん゛ン───────〜〜ッッ!!!?」
痛いくらいの快楽の衝撃で白濁じゃないモノを吹き出す。
「挿れただけで潮吹きすんのかよ?淫乱な身体だな。こりゃいちから、教え直しだな」
「そうですね。こんな身体になって、他人を誘うようなことでもしたら誰の目にも触れないように閉じ込めないと。この淫乱な身体が誰たちのモノかナカにしっかり教え直さないと」
ゴリッと背後に当てられるモノ。
「ま、まっ…やだ、やです、いゃ、いやだッ…!」
クロノアさんの火傷するくらい熱い大きい硬いモノが、らっだぁさんのを受け入れてるソコに入ってこようとしていた。
「入るだろ」
「〜゛〜ッ、──、─!、ァ゛〜〜〜───っ!!」
身体が裂けるのではないかというくらいの痛みで支配される。
「ほら、ちゃんとノアのも入れてやんねぇと」
潮吹きさせられてびくついてる俺のを優しく擦るらっだぁさん。
「俺のも、ちゃんと奥まで入らせてよ」
「む゛り゛ッ、し、ぬ…ッ」
「うーん。力入っちゃってるな……トラゾー」
顎を掴まれて振り向かされる。
「んぅうッ」
キスをされる。
ただ、優しいものじゃない。
「ふ、っ、む、ンンッ、は、ぁ゛、ぅンん!」
舌を絡められ、上顎を舐められ。
口内を舌で犯されながら、胸を触られ。
徐々に酸欠になって頭がぼーっとしてきた。
そのせいで身体から力が抜けた瞬間、内部の弱いとこを抜かれた。
「─、〜ッ゛───〜〜!〜─、、ッッ!!」
意識が一瞬トんだ。
そのくらい強すぎる感覚に、身体は震え出して声も出なかった。
「きッ、つ…」
「は、ッ…」
「⁇、゛──、─〜!〜、〜──ッ!」
「トラゾー?」
「トんだか?」
2人の声は聴こえてる。
意識だけがふわふわと浮遊している。
幽体離脱ってこんな感じなのかと意識外で考えてる自分がいた。
「よっ」
「ひッ、あ゛あぁあ…ッッ⁈」
「「おかえり♡」」
こんな場じゃなきゃ、イケメン2人こう囁かれた人たちは卒倒するだろう。
させないけど。
「しぬ゛、しんじゃぅ゛…ッ」
吐きそうになるほどお腹が圧迫されてる。
そう感じていると、射精感とは違うものが迫り上がって、我慢できずに出してしまった。
「「あ」」
「〜〜!!、ぅ、っ…ひっ、く…ッ」
漏らした。
そう理解したとて、止められるものじゃない。
無言でそれを見られ続けて、羞恥と快楽と苦痛とで頭はぐちゃぐちゃになる。
罵倒されたり笑われるほうがマシだ。
なんならいっそのこと殺して欲しい。
いろんな感情で涙が落ちて、俺の出したいろんな体液に混ざる。
「(人間の出す体液ほぼ全部、出したんじゃないか、俺…)」
一周回って冷静になった俺ができることは息を整えるのと、ナカにいるクロノアさんとらっだぁさんをこれ以上刺激しないことだ。
なのに、びくりとナカで大きくなる2人分のソレに目を見開く。
「流石にキツイか」
らっだぁさんはそう言って俺のナカから自身を抜いた。
「ッッ、は…ァ、あ…」
「ノア」
「はい?」
「トラのこと四つん這いにさせてくんね?」
「?……あぁ…!…分かりました」
繋がった状態でクロノアさんに身体を前に倒される。
「んゃぁあッ⁈」
「もっと奥まで入ったよ。トラゾー気持ちいいね?」
緩い動きにシーツを握りしめる。
握りしめたところはびしゃびしゃに濡れていて、恥ずかしさでクロノアさんのを締めてしまった。
「あ、んンッ!、ひ、ッは、ぁうっ!」
「さっきのは流石にやりすぎたね。ごめんね、トラゾー。代わりに優しくしてあげるから許してくれる?」
「やっ!、ら、くろのあさ、そ、こ、ッ、だめっ」
「ダメ?嫌ならやめようか?悪戯しすぎて嫌われるの本望じゃないし」
優しい声で優しくすると言った割に、1番奥を抉るように突いてきて、絶対にやめる気はない。
何度も何度も暴かれて、貫かれた身体は覚えてしまってる。
この次に何をされるのかを。
「あー、でも他の奴のとこに行かれるのは困るからやっぱ続けるね」
「は…う、ぁ゛んンンっ!」
2人同時に挿れられるのも漏らしてしまったのも想定外ではあったけど。
いや、それに関してはホントに殺して欲しいくらいではある。
散々、クロノアさんとらっだぁさんに教え込まれた俺は、たかを括っていた。
この2人が優しいだけじゃないのを。
なんやかんやで俺が嫌がったらやめてくれていた。
けど、本来はそんなことないというのを。
その片鱗を見せられて逆らえない、そう思った。
「トラ」
「へ、っ?、ん、む゛ッッ⁈」
「あとでナカ気持ち良くしてやるから、今はコッチ気持ち良くしてやるな?」
「ふッ!、う、んぅう!!」
「トラゾー俺にも集中してよ?ほら、きみの好きなとこ突いてあげる♡」
「っづ〜〜〜!!」
「トラは口でも気持ち良くなれるもんな?俺らも気持ちいいし、相性抜群だな♡」
最後の最後まで理性を保とうと頑張るのに。
的確に俺の弱くて気持ちいい場所を責めて、苛めて、感じさせて、俺が俺じゃなくなるまで責め立てる2人に冷静でいれた自分がどんどん崩れていく。
「さっきトばしとけばよかったのに」
「そうだな?そうしとけば我を見失わずに済んだのにな」
「最終的には我失ってるでしょ?トラゾーは」
「まぁ、ハートいっぱい飛ばしてるもんな」
「〜〜♡♡、ッッ♡♡!!」
前も後ろも責められダメになる。
もう、ダメだ。
びくりとメスイキした俺のナカにクロノアさんとらっだぁさんがたくさん射精した。
「ッ、つ♡!、は、ふっ♡♡!」
「ッ、は……こういうの、なんて言うんでしたっけ」
「つ、ッ、……即堕ち2コマ?」
さっきの浮遊感と違って、多幸感で頭はふわふわしている。
「俺たちがトラゾーをそういうふうにしたんですけどね♡」
「だってトラ、気持ちいいこと大好きなんだから仕方ねぇじゃん♡」
らっだぁさんのを飲み込んで、クロノアさんのは溢さないように締める。
「くろのぁ、さん♡、らっ、だぁさん♡」
俺を見る2人は首を傾げた。
「はっぴー、はろうぃん♡?」
「「……」」
「「あはっ♡」」
「トラ♡」
「トラゾー♡」
「「Happy Halloween♡」」