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自分で言っときながら後悔した…。
折角探して来てくれたのに冷たかったよな…。
人の心って難しい、俺には全く分からないけど…。
心配してくれてるならありがとう、とかごめんって漫画とかで見た事ある…。
そうするべきだった…。
チラッと梅先輩をみると下を向いて震えてた。
あぁ、俺があんなこと言ったから怒ったんだ…。
皐月『う、梅先輩…、すんません、あんな事言おうと思ってn「無事で良かった!!!」…は?』
この人今なんて言った??無事??俺の事??はぁ?
梅宮「誰かに酷い事されてないよな!?変な奴に絡まれたりしなかったか!?道が分からないとか、不審者に会ってないよな!!?」
皐月『……、取り敢えず梅先輩声煩いっす』
梅宮「あ……」
まーたしょぼんしてる、髪下ろしてる梅先輩新鮮だなぁ、風呂上がりまともに見てなかったし…。
髪を触るとサラサラしてて……。
梅宮「さ、皐月?」
皐月『あ、すんません、ちょっと触ってみたくて……それに髪下ろしてる梅宮先輩可愛いから…』
梅宮「…!早く皐月の家帰ろう!!もう遅いし!」
皐月『だぁから梅先輩の声がうるせーっす』
梅宮「うぅ」
しょもしょもしてる梅先輩の手を握って引っ張るように家に戻った。
マンションに戻るやいなや玄関で抱き締められる俺
皐月『…、苦しいんすけど』
俺が話しても梅先輩は何も言わない。
皐月『ほら、寝るんでしょ?俺ももう寝ますから』
梅宮「……、そうやってまたどっか行くのか?」
皐月『はぁ?確かに今日は出掛けましたけど普段はそんな夜中に出歩きませんって』
梅宮「じゃあなんで、俺が泊まりに来た時に出歩いたんだ」
皐月『…それは…、言えません』
お互い沈黙が続く…。
皐月『あーもう、明日も学校でしょ、早く寝て備えましょ』
そう話すと梅先輩はどこか拗ねてるが小さく「うん」と答えて俺の服を引っ張って同じベッドへ横になったからまぁ、良しとしよう。
ただ……。
皐月『俺、抱き枕じゃないっす』
梅宮「こうでもしないと皐月またどっか行きそうなんだもん…」
皐月『行きませんって!離してくださいッ』
梅宮「やだやだやだ!絶対やだ!!」
高3の癖にイヤイヤ期かよ!!
皐月『あー!もうわかりました!ただ少し力抜いてください、苦しくて寝られやしない…』
梅宮「ご、ごめん!こんくらいか?」
程よく締められて温かみを感じる……。
皐月『……、ぅん』
梅宮「!おやすみ皐月」
皐月『お、おやすみ…なさい…』