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ー目覚めたら、知らない空間にいた。
「…あぁ?んだここ」
五条が目覚めたら、謎の部屋にいた。真っ白で、目が眩しくなる。
「なんかの領域か?でも呪力は感じられないし…」
何なら、自分の呪力さえ感じられない。 「夢かぁ…?」
自分の頬をつねってみるが、ちゃんと痛い。
「何なんだよ …」
「ー起きたかい?悟」
親友の声だ。
「あ、傑!お前も居たのか!」
「ああ。起きたら、何故かこの空間にいてな」
「んで、結局何なんだろうな、ここ」
「私も壊せるかどうか試してみたが、壊れなかった」
傑の「私“も”」という言葉に、傑の自分に対する信頼を感じられた。
「うーん…あ」
「何か心当たりがあるのかい?」
「聞きたい?」
「参考になるかもしれない、聞かせてもらおうか」
「(自主規制)しないと出られない部屋」
「どこでそんな言葉覚えてきたんだ…」
「この前の任務で助けたガキの読んでた漫画に書いてあった」
「そ、そうか…でもこの部屋には扉はあるが、(自主規制)しないと出られない部屋などとは書かれてからな…」
夏油は今、自分の尻は自分で守ると決心した。
そんな話をしていたら、タイムリーなことに、扉の上に白い板が現れた。
「お、なんか出た…って何してんの傑」
白い板が現れた瞬間、夏油は部屋の端で縮こまっていた。夏油はこの後の展開を予測し、自分の身を守っていた。今の話題通りの展開だと、自分が下になることも危うい。プライド的にもそれは絶対に避けたい。いや上でも嫌だな。
そんなこんなしていたら、板に文字が書かれ始めた。
白い板に書かれた文字は…
「ーーーーーーーないと出られない部屋」