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るみやサン 🔰🔰🔰
1
#淡本中学校
ゴンザレスドス衛門
119
#途中参加️⭕️
かけうどん
136
22
「私ね、」
春の風が吹く公園で突然花が囁いた。
俺はその透き通るような声に耳を傾ける。
「目が見えなくて不便だなぁ〜って思ったことないの」
俺は一瞬身を見張った。彼女がそんなことを口にするなんて、でも言われてみれば点字で本も読めるし、案内もわかる、点字ブロックや白杖があれば一人でも歩ける。
でも、俺は花がそんなことを言うのが嫌だった。
だってそれは盲目の生活に慣れてしまって、もう世界の色を見なくてもいいと言っているようなものじゃないか。
俺が何かを言いかける前に花が口を開いた。
「でもね、ひとつだけ不便っていうか目が見えなくて嫌なことがあるの。」
「え?…それってなに?」
やっぱり世界が見えないことか?
空の色が分からないこと?
分からない、知りたい。
「…透くんの顔が見れないこと。」
え……。
花の言葉が頭の中でループしている。その言葉を言いながら照れくさそうに笑う花は本当に愛おしかった。
光を見せてあげたい、と心の底から思った。
俺の手で花に光をあげたいとそう思った。
「な、なんだよ、それ」
顔を逸らす俺を見て、花が声を上げて笑ったのが背中から伝わってきた。
花の笑い声は小鳥の様に愛らしかった。
「何照れてんの〜」
「ばっ!、お前も照れてだろ、」
あはは、と笑う声が大きくなる。
あぁ、俺は幸せだな。
見て欲しいよ、俺もそう思ってる。
だから希望を捨てないでくれ、必ず俺が君に、花に、光を見せてあげるから、
だからもう少しだけ待ってて。
コメント
4件
楽しみ
泣けたわ……“透くんの顔が見れないこと”って台詞、めちゃくちゃ刺さった。見えないからこそ見えるものがあるって、花の言葉全部が透くんへの信頼と愛情でできてるんだよな。「俺が光を見せてあげる」って決意も痺れるし、この2人の距離感がすでに尊すぎる。続き、めっちゃ気になる!