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『201号室のお隣さん』
ー第十章 苦くて甘い夜の約束ー
二十歳の誕生日から、いくつかの季節が流れた。
シャオロンは、エーミールの部屋で、手元のスマートフォンと睨み合っていた。
sho「……なぁ、エミさん。明日って仕事休みやったよな?」
em「そうやけど……どうかしたん?」
sho「今日の夜、ちょっと行きたいとこあるんやけど……付き合ってや」
少しだけ緊張を孕んだようなシャオロンの横顔に、エーミールは不思議そうにしながらも上着を羽織った。
em「シャオロンさん、どこ行くん? そろそろ教えてや」
sho「えー……行ってからのお楽しみ」
そうして連れてこられたのは、普段のデートではまず訪れない、街の少し外れにあるホテル街だった。
em「……なんで急にこんなところ」
sho「急じゃないと、エミさん絶対来てくれへんやろ?」
確信犯的な笑みを浮かべたシャオロンが、たじろぐエーミールの背中をそっと押し、チェックインを済ませる。
そのまま連れ立って入った客室は、どこか非日常的な高揚感を孕んでいた。
シャオロンは「ちょっと見てくるわ」と先に浴室へと向かった。
しばらくして戻ってきた彼は、上着を脱ぎ捨てながら、ベッドサイドの棚に視線を落とした。
sho「風呂めっちゃ広かったで……あ、玩具もある。エミさん、使ったことある?」
em「っ! な、ないですよ」
sho「ふーん、ほんまにぃ?……今度使ってみる?」
顔を真っ赤にしてそっぽを向くエーミールが可笑しくてたまらないといった様子で、シャオロンはその手首を優しく引いた。
sho「エミさん、緊張しすぎやってっ!ほら、一緒に風呂入ろ」
シャオロンは促すようにして、そのままエーミールを浴室へと連れて行く。
広い浴槽へと身を沈めると、エーミールの背後から、シャオロンが吸い付くように抱きしめた。
sho「なあ……もしかしてホテル来るの嫌やった?」
em「……え、いや…その……少し落ち着かへんだけ…で…」
「別に嫌やないです」というエーミールの言葉がゆらゆらと揺れる湯面に落ちていく。
sho「…なら、遠慮せんでええよな」
シャオロンはエーミールの濡れたうなじに唇を寄せると同時に、胸の先端を指先でじっくりと捏ねるようにいじり始める。
em「ん、あ……っ、シャオロンさん、急に……っ」
sho「エミさん、緊張しとるみたいやし……いっぱい触らしてな?」
シャオロンのもう一方の手が、お湯の中でエーミールの内腿を割り、ゆっくりと秘めやかな場所へと辿り着いた。
em「っ! ま、待って……まだ、準備してな……」
sho「今日は全部俺にやらして」
指先が蕾の入り口を優しく、けれど執拗になぞり始める。
em「……シャオロン、さん……っ、ん……っ」
sho「ここ、触ってるだけで気持ちええん?」
お湯の温かさと指の熱が混ざり合い、エーミールの体からじわじわと力が抜けていくのを見計らい、シャオロンは低く囁いた。
sho「エミさん、指入れるで」
割り入った指が、内側の壁をじりじりと解していく。
em「んぁ……っ、シャオロン、さん……そこ……んっ」
シャオロンの愛撫はどこまでも丁寧で、それゆえに容赦がなかった。
二本、三本と増やされる指が、内側をかき回す。
sho「……エミさんのナカ、めっちゃ熱いね」
em「ぁ…っん…あぁっ!……んんっ……!」
エーミールはただシャオロンの腕の中に身を委ね、じっくりと中を広げられていく快感に身を震わせるしかなかった。
sho「エミさん、ベッドいく?」
em「っ……は、い……」
優しく指が引き抜かれ、浴槽から上がる。
シャオロンは手近にあったバスローブをエーミールに羽織らせ、そのまま軽々と抱き上げた。
em「っ、シャオロンさん!? まだ……っ」
sho「ええから、あとで拭いたるし」
拒絶を許さない強引さで抱っこされたまま、エーミールは気恥ずかしさに顔を赤くして、彼の首筋にしがみつく。
キングサイズのベッドへと降ろされると、贅沢なシーツがふわりとエーミールを包み込んだ。
sho「エミさん、逆上せてへん?……水いる?」
シャオロンはベッドサイドの冷蔵庫から水を取り出して手渡し、自身は缶ビールを取り出した。
意を決したようにプルタブを開け、喉に流し込む。
sho「……うぇ、苦……」
眉をひそめて顔をしかめる様子は年相応で、エーミールは思わずふっと微笑んだ。
em「…ふふ、二十歳になったからといって無理して飲まなくてもええんやで?」
sho「んー……、なぁ、エミさんも飲む?」
エーミールが「私は後で……」と言いかけるより早く、シャオロンはもう一度ビールを口に含み、そのままエーミールに覆いかぶさった。
em「んむ……っ!?」
驚きに開いた唇へ、容赦なく熱い唇が押し当てられる。
隙間から、シャオロンの熱とともに、少し苦いアルコールの液体がじわりとエーミールの口内へと移されていった。
em「ん、んぅ……っ、ふは……っ」
強引にすべてを嚥下させられ、エーミールはアルコールの刺激と息苦しさで瞳が潤む。
口元から一筋の液体が伝い落ちるのを、シャオロンが親指でゆっくりとなぞる。
sho「…どう?美味い?」
em「っ……乱暴すぎます……っ」
シャオロンはもう一口ビールを煽り、再び深い口づけを交わしながら、エーミールの足を大きく割ってその隙間に身体を割り込ませた。
em「っちょっと……んむぅ……ん、ん……っはぁ…」
sho「っはぁ……エミさん、入れてええ?」
シャオロンの熱く昂った質量が容赦なく押し当てられる。
エーミールは反射的に両手で口を覆い、声を押し殺そうとした。
sho「……エミさん、手、どけて?」
em「っ、だめ……声が……っ」
sho「……今日は誰にも聞こえへんから」
そう言うと、シャオロンはエーミールの口を塞いでいた両手を、指を絡めるようにして優しく剥ぎ取った。
em「っま、まって……だ、だめ……っ」
シャオロンはそのままエーミールの両腕を自分の方へとぐっと引っ張り、最奥へと、熱を帯びた質量を一気に突き入れた。
em「……っ! あ゛っ……はぁっ、んあぁっ!」
sho「あは、めっちゃええ声……っ」
敏感な場所を容赦なく突かれ、エーミールはのけ反るように体を大きく跳ね上げた。
em「んあぁっ!……っ……ひっ……ふか、ぃ……っんあ!」
アパートでは決して許されなかった、喉を震わせる高い鳴き声が、遮るもののない空間に響き渡る。
sho「っ……いっつも声我慢させてるん……めっちゃ悔しかったんよな」
em「ぁ… あ……シャオ、ロン、さん……んあっ」
sho「せやから……今日は全部聞かせて?」
声を抑える術を完全に剥がされ、翻弄されるエーミールは、涙を滲ませながらシャオロンの名前を何度も何度も呼び続けた。
sho「やばいわ……エミさん…声、可愛すぎっ」
em「ぁ、あんぅ…っむり…へん…っなる…っんあ゛っ!」
ベッドが激しく軋む音と、容赦のない質量が肉を叩く重い水音が部屋に満ちていく。
sho「無理じゃないやろ?……全部、俺に頂戴……っ」
em「んあ゛ぁっ! …っい…く、いっちゃ…ぅ…から…っ」
内側から激しく抉り上げられ、限界を迎えたナカが、シャオロンの質量を壊れそうなほど強く締め上げる。
sho「っ、く……! エミさん……っ」
em「あ、だめ…っそこ…ぁああ! …ぅ……んああ゛っ!」
シャオロンはエーミールの腰を掴むと最後の手加減をすべて捨て去るように、何度も何度も突き上げた。
em「っ!…ぃ…くっ…んぁっ!あ゛っ、あ、あぁっ!!」
sho「…っ!」
頭の芯まで真っ白に染まるような強烈な刺激が走り、エーミールは声を枯らして絶頂を迎えた。
だらりとベッドに沈み込むエーミールの身体を、シャオロンは逃がさないようにぐっと自分の方へ引き寄せる。
em「っはぁ…ぁ…シャオロン、さん……?」
sho「エミさん…俺、まだ全然満足できてへんのやけど」
em「っえ……? だって、さっき……っ」
驚いて身を引こうとするエーミールだったが、 抗うこともままならないまま、力の入らない腰をその場に押し付けられた。
em「っ…シャ、オロン…さん…」
sho「アパートやと、『声響くから』ってすぐ逃げるやん?」
em「あ、それは……っ」
sho「今日は、声…出し放題やろ……まだ付き合ってくれるやんな?」
シャオロンの大きな手がエーミールの太ももを撫で上げ、過敏になったナカを、再び容赦なく突き上げる。
em「っ…んああ゛!?っ…う、ごいちゃ…だ、め……っ!」
一度たっぷりと解されたそこは、最初よりも容易く、けれど狂おしいほどの密着感でシャオロンを受け入れた。
sho「嘘つかんでや……めっちゃ締め付けてきてるで?」
em「ぅあ、……っ、んあ゛っ……や、め……んんっ!」
降伏の言葉を紡ごうとした唇は、再び強引で、けれどひどく甘い口づけによって塞がれた。
激しい情熱の長い余韻が残るベッドの上で、力尽きて胸に顔を埋めるエーミールを、シャオロンは愛おしそうに撫で続けた。
sho「……なぁ、エミさん。俺、大学卒業して社会人になったら、めっちゃ稼ぐから」
em「……? 急に、どうしたん……?」
エーミールは疲れた身体を少しだけ揺らし、不思議そうに目を見開いたが、シャオロンの瞳は真っ直ぐ自分だけを映していた。
sho「せやから、卒業したら……一緒に住まへん?」
em「っ……」
sho「……エミさんがどんなに大声で鳴いても、誰にも文句言われへん……防音バッチリなとこに」
em「……っ、もう…最後の一言は余計です…っ」
顔を真っ赤にして再び胸元に隠れようとするエーミールを、シャオロンは逃がさないように強く腕の中に閉じ込めた。
sho「なあ……一緒に部屋、選んでくれる?」
エーミールは少しだけ呆れたように息を吐き出し、それから、心底幸せそうに目を細めて彼の背中にそっと手を回した。
em「……いいお部屋見つかるとええね、シャオロンさん」
窓の外では、静かにきらめく街の灯りが、二人の新しい門出と、これから始まる果てしない夜を祝福するように輝いていた。
#ケーキバース
#rp
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好きすぎます! emさん可愛すぎ…