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黄色。黄色黄色黄色…
いつから私はここに居る?
知らない場所で目を覚ました。
黄色い天井が目に飛び込んでくる。床が少しジメジメしている。
起き上がり、周りを見渡すが黄色い壁しかない。迷路のようになってるのだろうか。
「誰か〜!!いませんかー!!!!!」叫ぶ声が反響して自分に返ってくる。誰も居ないようだ。
蛍光灯のジジジ、という音だけが響いている。
気味が悪い。ここから出ないと…
歩いても歩いても、同じような場所にいる。
グルグル回っているのか、それとも進んではいるのか。時計もないし、もちろん窓なんてない。どのくらい経ったのかもう分からない。頭がおかしくなりそうだ。
自分の心音がうるさい。
急に身体が細い化け物が襲ってきて、近くにあった壁の穴に逃げ込んだ。
化け物は私を見失ったが怖くて動けない。心臓がずっとうるさい。
もうどのくらい歩き続けてるのだろう。
あれから何度も化け物に遭遇した。たまに落ちている葡萄のようなものを食べて飢えを凌いだ。
でも、もうダメかもしれない。足に力が入らなくて歩けなくなった。体が動かなくなっていた。
あれ…?私ってどこから来て、どこを目指して歩いてたんだっけ?
私ってなんだったんだっけ?
そうだ。全部思い出した。
私は車に轢かれたんだ。
私はクラスの女の子を虐めていた。
私はいじめグループのリーダーだった。
机に落書きをして、プリントやノートだってビリビリにして池に捨てた。上履きもトイレに捨てた。
それでもその子は学校に来た。トイレに浸かっ上履きも洗って使っていた。
そんな所が気持ち悪い。
日に日にいじめはエスカレートしていった。
そんな日がずっと続いた。
その子は我慢の限界だったんだろう。
帰り道、いじめグループの子達と別れて、信号待ちをしている時に後ろから誰かに突き飛ばされた。
振り返るとその子がやってしまった、みたいな顔をして、立っていた。
私は、すごい酷い事をしていた。
だからここに来たんだろう。
死んで欲しいと思われるのだって当たり前だ。
私は多分もうここで死ぬ。
ここから出られない。
ここから出て、普通の顔をして生きていくなんて、許されない。
意識が遠のく。
これで、私の罪は償えましたか?
コメント
3件
ついに一次やったんか、 ええな。すこ
うわぁ…タイトルからして仄暗くて、惹き込まれちゃったよ〜😭💔 閉塞感がすごくて、ずっと黄色い空間にいる感じが息苦しいほど伝わってきた。自分が加害者側だったってラストの気づき、重すぎる… 「これで償えた?」って最後の問いかけ、読んでるこっちも胸がギュッてなるよ。 続きがすごく気になるし、この子の気持ちを考えると苦しくなる展開だった…。えびさん、ようリアルな心理描写をありがとう。でも切ない〜😢🌸