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楠木side
世の中はα、β、そしてΩが居る。
暴言ばかりの俺は勿論αだった。
でも。
先生「…転換性なΩだね。」
Ω?俺が?
薬を渡すからちゃんと飲んでねと言われ帰路について……。
正直ついていかなかった。心も脳ミソも。
俺がΩ?嘘だろ?
アジトに戻り取り敢えず人を避けて近付けないようにして。
その日の夜。
中々寝付けなくて寝相を変えればヌチっと下半身が濡れる音……。
嘘だろ…。
下着を捲れば濡れたであろう体液……。
楠木『…ッ!』
ダメだッ!こんな状態で出掛けられないし、外になんもっての他。
頭に浮かぶのは何故か梅宮で……。
彼なら、あいつなら何とかしてくれるんじゃないかと……。
ダメだ。俺はもう風鈴じゃない。
コレは俺一人の問題だ。
だから……薬を飲んで耐えるんだ。
Ωになって数日が経った。
ずっとアジトに篭もり誰とも逢わず話さずで……。
他者との関わりが嫌になった。
他者との生活も嫌になった。
全てが嫌になった。
こんな醜い俺を誰が見る?
いや、そもそも見てないか。汚かった俺が更にゴミのようになった俺を見るヤツなん頭がおかしいやつだ……。
この身体が嫌になる。
何故俺がΩになった?
どうして??
暗闇の中スマホから通知音。
ボンヤリする中で相手は”梅宮”。
こんな時にでもお前は人を狂わせるんだな……。
ゆっくりとスマホを手に取って。
電源を切った。
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