テラーノベル
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「…と、じんとー?」
カーテン越しの柔らかい日差しが朝を知らせている。
はっきりしない意識の中で、大好きな声が眠りから引き起こす。
ありがたいことに、最近は本当に忙しくて、
休みの日は寝たい。というのはガチの本音であって、、、
でもそれでも、なんだかんだとくっついてくる男をほっとけないのも、これまた本音である。
「…っん。なぁに……まだ寝てたい」
「えー、せっかくの何ヶ月ぶりな二人のオフが重なってるのに、寝ちゃうの?仁人酷い。僕泣いちゃう」
デカい図体を丸めて泣き真似している。なにやってんだか。かわいいけどさぁ。
手を伸ばしてクシャッと髪に手を入れ撫でる。
「はいはい。ごめんなさいねー。どっかいきます?」
あくびまじりに声をかける。
「いやぁ、まあそりゃ確かに、どこ行くってもないけど、あなたが寝てたらワタシさみしいからさぁ」
衒いもなく甘い声で、自分の頭を撫でていた俺の手を取り、愛しそうに頬擦りしてくる。
「甘えても何も出ませんよ?」
「ええー、ないのぉ?久しぶりに俺のそばで寝てて、それはつれないよぉ。ほんと吉田さん不足すぎて倒れちゃいそう」
「なにいってんだか」
頬擦りしてる手を逆にまた引っ張り返してやって、布団に引き戻してやる。
俺不足とかじゃなくてさ、ほんとに倒れそうなスケジュールで生きてるくせに。あんま無理しないでほしいけど。
そんでもって、俺だってあなた不足ですわ。
「もうちょっとだけ、ぐだぐだして買い物でも行くかー。ひさびさに映画とか見るとかでもいいし。ちょい遠出してもいいけどさ。
せっかくの休みなんだし、ちょっとは体を休めなさいよ。綺麗なお顔もお疲れ気味ですよ。
腐ってもアイドルなんですから、クマ作ってる場合じゃないですよ」
ときに憎たらしい顔をするし、意地悪なんだけど誰よりも何よりもいい顔をしてる男の、目の下を軽く辿り、そのまま指をすべらして唇をかすめて輪郭をなぞり、首の後ろに手を伸ばしてぎゅっと抱きつく。
愛しい男の匂いと感触を確かめて、改めて幸せを感じる。
たまには、何もしない一日だっていいじゃないか。
お前はずっと走ってるんだ。俺の隣にいるときぐらい、スピード落として立ち止まってもいいだろ。
それに、もうちょっとだけ、二人だけの時間を堪能させて。
あとがき
私が、しあわせそうなよしださんが見たかったんだよぉぉ
自己満で短いっすけど、個人的にはだいぶラブラブで書きました
が、手癖全開で書いちゃったからあんまりさのじん感はないかもしれませぬ
コメント
3件

甘々な2人がすごく好きです リアルが本当に忙しそうな2人が、こんな休日を過ごしていてほしい… 幸せそうな雰囲気に私も癒されました 素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます