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nk視点
城の門の前まで来た
門番「何かご用ですか?」
門番に止められる
nk「えっと、 」
ここで怪しまれたら終わり、
nk「今日から城内の清掃担当となった田中です」
門番「そうだったのですね、では通行書はお持ちですか?」
nk「これで、いいですか?」
そう言って通行書を見せる
まぁ、きりやんに作ってもらった偽物だけど
門番「確かに確認しました、お入りください」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
門番はいかにも重そうな門を開け
俺を中へ入れてくれた
長い長い庭を歩く
一応魔法で顔を変えておこう、、、
nk【身体変幻】
中へ入ると、メイドであろう人がこちらにやってきて
メイド「こんにちは、本日はどのようなご用件で?」
nk「えっと、今日から清掃の仕事を任された、、」
メイド「少し待っていてください、確認してきますね!」
早歩きで部屋へ向かったメイドを尻目に俺は地下室への道を探した
一旦人目がないところへ行き
きりやんに情報を送る
nk【情報伝達】
送信者と受信者以外の周りの人には聞こえないこの能力、
魔力消費は離れていれば離れているほど激しいけど
nk《とりあえず、中に入れた! 地下図書館の場所わかる?》
すぐに返事が帰ってきた
kr《ないす、今居るとこどこらへんか分かる?》
nk《入り口から見て右にまっすぐ行ったところ》
kr《おけ、じゃあ近くに階段があると思うからその階段を上がって?》
nk《“地下”なのに?》
kr《まぁ、歴史ある魔導書だし、ちゃんとした手順じゃないと行けないんだろ》
nk《なるほどね》
きりやんに言われた通りに階段を上がる
nk《次は?》
kr《正面の広場の真ん中に立って探知使って》
nk《分かった》
nk【探知】
すると、俺の立っているところだけがくり抜かれエレベーターの様に下へ降りて行った
kr《うまく行った?下に降りたらもう図書館だから》
nk《案外すんなり入れたな、?》
kr《あのなぁ、、、本来はもっと時間かかるんだぞ?》
《俺が寝る間も惜しんで調べまくったからっていうの忘れんなよ?》
nk《そうだね、本当に感謝してる》
そんなことを話しているとエレベーターが止まり地下図書室へ着いた
地下図書室は予想よりも遥かに広く大きかった
人は意外に多く殆どの人が年老いた老人だった
とりあえず、魔導書を探すか、、
図書館の中はなかなか面白く
学校や市民図書館では到底見ることのできない内容の本が並んでいた
違法薬学読本、死後の世界を作る魔導書、
人を生き返らせる魔導書、
そして図書館の中央にいかにも予言の魔導者らしきものが飾られていた
nk「、、、」
魔導書に触れようとした途端声をかけられた
見ると、見た目60代後半の老人がいた
老人「君、随分と若いね」
nk「あ、そうですか、、?」
老人「その本、、、もしかして予言の魔導書?」
どう答えるべきか、、、
nk「え?予言の魔導書って、あの未来が全て書いてあるっていう?」
老人「あぁ、そうじゃが、、」
「もしかして、知らずに手に取ろうと?」
nk「、、、はい」
とぼけるが勝ち、!
老人「なら、よい」
そう言って老人は他のところへ行ってしまった
nk「なんだったんだ?」
kr《Nakamu‼︎聞こえる⁉︎》
nk《聞こえるよ》
kr《今、話してた人さ、》
nk《うん》
kr《国王、、なんだけど》
nk《は、?なわけないだろ》
kr《いや、こっちのセリフ、、、自分の国の国王の顔ぐらい覚えとけよ》
nk《仕方ないじゃん!!》
《会ったことないんだし、、》
kr《で、?魔導書は?》
nk《見つけたよ》
kr《どうする、、?》
《ここまで来て言うのもなんだけど、今ならまだ引き返せるよ?》
nk《きりやんは?》
kr《俺、?俺はNakamuについてくから》
nk《じゃあ、きりやん》
そう言って
俺は魔導書に手をかざし
nk《一緒に反逆者になろう》
静かに魔法を放った