城壁付近にて
「必要な物は買えたか?」
「ああ、弾薬 食料 防寒具にランタン、それとテント しっかり買えたぞ」
「それにしてもランタンなんているか?」
「何となくだよ 何となく」
全員が町をでて歩き始める
アストが聞く
「王都まで徒歩で何日だっけ?」
「二日半くらいだな 馬車が使えれば1日ちょいでつけたが、さすがに武器持った奴らが5人も乗ってきたら怪しまれるだろうしな…そういやガイル そんな大剣持ってたか?」
ガイルが嬉しそうに言う
「こいつか?こいつは前々から作ってもらってた奴だ 買い出しのついでに受け取りに行ったんだ」
「シリンダーがついてるが…撃てるのか?」
「勿論撃てるぞ」
「ロマンだな」
レナがアストに小声で話す
「あれ100キロあるらしいよ」
「かなり日も落ちてきたしここらで野営するか」
「…そういや誰が飯作るんだ?」
「俺が作ろうか?それと交代制で次回からは作るか」
「交代制は賛成だけど…シュド飯作れるの?」
「…まあ前世で少しは作れたしいけるだろ」
「できたぞ バターライスもどき」
「シュド!凄い旨そうじゃん!」
「何でもどきなんだ?」
「転生して結構長いからな それに料理なんてとてもできる環境じゃなかったから曖昧な記憶をたどって作ったからだよ」
「シュド そろそろ食べてもいい?」
アストが食器を両手に持ち、きらきらした目でシュドを見ていた
「じゃあ食べ…」
『パァン』
シュドの言葉を銃声が遮る
最初の銃声に続けて二発三発と聞こえてくる
「……聞こえたか?」
全員が頷く
「ガイルとサルジュ それとレナはここで待機 アストはライフルと弾薬、最低限のものを持って一緒に状況を確認しにいくぞ」
「わ…分かった」
「ガイル」
シュドがガイルの方にカバンを投げ渡した
「夜道で迷子になるのは嫌だからな 中にフレアガンが入ってる こっちが信号弾を撃ったらそっちも撃ってくれ」
「了解 気を付けろよ」
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