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僕の頭の中は今。
『何しても面白くない。』
未来を想像しても微塵も楽しみなんて感情、生まれない。
もう僕は誰にも【救えない。】
恋愛をしてみればいい。楽しくなるかもと、何年も何年も好きになるまで待った。
誰も魅力的に見えない。魅力的に見えないどころか、自分より劣ってるように見える。
後先を考えずに怒られる者や、理不尽に怒られる者。愚かに見えてしまう。
1回だけ無理やり好きになってみようと思って、クラスで一番人気のあるKを
好きなんだ。と周りに言ってみた。
『そうなんだ！！頑張れ！』
頑張れか。緊張もしないし、頑張るって意欲の出ない恋愛。
Kとは、それなりに仲も良くなって毎日電話もしたりした。
ゲームもしたけど、やっぱり なんの感情も湧かなかった。
けど、
Kには恋愛的な意味で好き。と言われた。
だけど、結局罪悪感しか産まれなかった。
返事はしなかった。『ありがとう。』と。
いつしかKは、他の人と仲良くなっていた。そして僕の悪口も言い始めた。
その事を知った僕は、Kに
『バイバイ』と、メールを送信。
Kは、『は？なんで？』と送られて来たけど、
僕はブロックした。
結局誰も好きになんてなれない。
僕はよく言われる。『誰にでも優しい』と。
とてもいい言葉に聞こえるけど、実はあんまり良くない捉え方もできる。
誰にでも優しいは、言い換えると、
『1番がない。』って事になる。
その人にとって優しくするというのはその人にとっての普通。
その人にとっていい事でもないし、悪いことでもない。
分かりやすく言うと、『空っぽ』
何しても面白くないし、何しても悲しくないし、何しても嬉しくないし、
何しても楽しくない、後悔もない、僕には何もない。
こういう人達にとっての末期は、
何をしてもどんなことをしても満たない事を”知ってしまった時”。
未来を想像しても楽しい未来なんて想像できない。
期待すればするほど、失望した時。その期待した分の消失の代償が大きくなる。
何をしてもどんなことをしても満たないことを知ってしまった時。
生きてる意味を考える。それを考え始めたらもう、
破滅に向かって進み始める。
僕はそれなりに、顔もいい。スタイルも良い。知識は凡人だが、知能はとても高い。
手も器用。
何かやってと言われたら、なんでも人並みに出来てしまう。
だから、凄いことをしても、僕の中ではもうそれが普通だから満たされなくなってしまう。
解決方法なんてないし、こういった人を救う方法なんてない。
破滅しか待ってない。
だから僕は、破滅に向かうならいっその事、落ちるところまで落ちてみようと思う。
でも落ちるところまで落ちる方法と言ってもクズみたいな生活をして誰かに殺されたい。とか。
違法なことをして、政府に殺されたり、追い詰められて自殺したりとか。
そんな事くらい。
だけどもし戦争が起きたとしたら、裏で悪事をしてる人を
命を顧みずに思いっきり進むことも出来るかもしれない。
でもそんな不幸すら起きない。
つまらない
BARで働いて、色んな人の観察をするのもいいかもしれないし、
ヤクザになって、恐喝したり死ぬ間際に誰か誘って心中するのもいい。
女の人なんて、少し褒めればすぐついてくる。心中したいなんて言ったら突き放されるだろうけど。
もしかしたら、してくれるかもしれない。やっぱり一人は寂しいからね。
ダメだ。こんなこと考えてる時点で僕は終わってる。
僕みたいな人は見た通り、
取り柄や、大切な人、大切なもの、楽しいこともなんにもない。
『失うものがなにもない。』だから、
『なんでもできる』という思考に至る。
これが末期だ。
実際、なんでもかんでも人並にできる僕は苦労もしないし、
一般的な幸せになる方法なんていくらでも知ってるし実行出来る。
だけど、
僕にとってはその、一般的な幸せすら、満足出来ない。
何をしてもどんなに他の人が足掻いても、もう僕たちは
【救えない。】
