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こんにちは。第二章です。

多分最初から見たほうがいいと思います。


第二章 私 akihabara-reno

「私って…なんなんだろう…」

家の天井を見つめながら呟く。灯から理由を聞かれてから、ずっとその疑問が残っていてもう一時間くらい考えている。

「んなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

いくら考えても答えが見つからなくてとうとう限界が来た。あれ、でかい声でつい叫んじゃったけど、近所迷惑になってないよね…?なってたら結構まずいことになってるんだけど…まあ大丈夫ってことにしとこう。

「ノート…ノートはどこだ…」

なぜだか力が抜けて立ち上がれないので、床に這いつくばりながらも気分転換をするためにノートを探した。

「あ、あった!よ、よし…描くぞ!」

ノートが見つかったので、今の気持ちを思い切って絵で表してみることにした。このアイディア天才すぎてやばい。そう思って、いざ描こうとする。

…あれ。やば、全然描けないんだけど。あ、そっか。頭が構図を考えようとして、何も描けないんだ。何も思いつかないから。

「もーっ何でこんなときに限って何も描けないのーばかーっ」

誰に言ってるのかわからないけど、今はとにかく全て忘れたい。忘れたくてしょうがないんだ。

「もーどうなっても知らない!!!!」

ザッと思い切って手を動かしてみた。あれ。なんか案外いい感じ?もう一度ザッと線を引く。わっ。すごい。めっちゃいい感じ。

「!今、すごいアイディアが出てきた気がするっ…」

急に視界がぼやける。気持ちが悪くなるほど視界がゆらめいで、そこで私の意識は途切れた。

「あれ…」

気がつくと、部屋の天井が目に写っていた。さっきまでの状況は…思い出せない。でも、ノートは机にきれいにおいてあるから、きっと両親が色々やってくれたんだと思う。

「ご、ご飯食べなきゃっ…」

時計を見ると、夜食の時間だったので、立ち上がろうとする。あれ…ふらふらして上手く歩けない。む、無理だ。気持ち悪い。そのまま、床に倒れ込んだ。

「な、なんとかして…言わなきゃ。」

スマホを探す。誰でもいいから助けを求めなくちゃ。手に硬い物が当たる。スマホだ。わずかな力を絞り出し、スマホをこっちに引き寄せる。

「お、お母さんの連絡…」

アプリを起動し、連絡先を探す。あ、あった!チャットだと絶対に死ぬので、電話にする。

プルルルルルル…着信音が鳴り響く。この音さえも気持ち悪い。

『礼乃、おきたの?もうご飯だから…』

「気持ち悪い。」

『え?どういうこと?』

「体調が…気持ち悪い…」

『そうなの!?夕飯は持ってくから、ベットで寝てて。あ、食べれたらでいいからね。』

母が優しく伝えてくれる。ちょっと気分が落ち着いたかも…

「わかった。わざわざごめんね。」

『大丈夫。娘の体調が一番だからね。』

「うん。じゃあ。」

そういって電話を切った。そしてベッドに戻り再び目を閉じた。


ここで一旦終わりです。多分相当長くなると思います

まあ最後までお付き合いください。

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