綺琉兎「はぁ?まだそんな事で怒ってんのかよ……あん時謝罪しただろ?」
蓮「……はぁ、もう、いいです
とりあえず聞きたいことと仰ってましたが、僕は何も知りません」
綺琉兎「は〜?冗談だろ!本当のこと言えよ!」
蓮「冗談ではありません、それに仮に僕が知っていても貴方になんか教えません」
綺琉兎「チッ……めんどいなお前!」
蓮「どちらがですか」
綺琉兎「クソッ……」
蓮「それでは帰ります、もう貴方に話す事ないので。生憎ですが僕も面倒事は嫌いなので」
綺琉兎「……フッそーかよ笑」
蓮「……何がおかしいのです?」
綺琉兎「いやぁ〜お前が面倒事嫌いって、んなわけねぇーだろって思ってな笑」
蓮「……」
綺琉兎「俺知ってんだぞ?お前んとこ親父が不倫して結構大変だったみたいだな?」
蓮「……だから、なんですか?父さんの不倫、哀れんでるんですか?」
綺琉兎「いや、ちげえーよ笑」
スッ
綺琉兎「俺が言いてぇーのは」
グイッ!!!
蓮「っ、」
綺琉兎「お前んとこの親父とアイツんとこの母親が不倫して出てったってことをな笑」
ザワザワ……
蓮「……ことを荒げたくないと言いましたよね?胸ぐらを掴まないでください」
綺琉兎「っとわりぃわりぃ〜」
綺琉兎「ま、大切だった父親がどっかの尻軽女に寝取られそれがお前のすぐ近くにいたアイツだった、普通なら恨むだろ?」
蓮「……」
綺琉兎「それなのに、アイツを突き放そうとしない。俺には理解できないぜ笑
俺ならやっぱり〜」
蓮「貴方の私情を聞くつもりはありません、帰らせて頂きます」
ガチャッ……
綺琉兎「……あーあ、コイツも十分めんどいなぁ〜笑」
プルルルル……プルルルル……ガチャッ
綺琉兎「あーもしもし?」
??〖何よ?今、可愛くリボン結べて喜んでた所なのに邪魔しないでくれる?〗
綺琉兎「あーわりぃわりぃ〜」
??〖全く……んで、何よ?〗
綺琉兎「久しぶりにアイツ、えーと蓮?に会ったんだけどさ〜アイツやっぱり変わってなかったわ」
??〖……そうなのね〜まぁアレは当分治らないわよ〗
綺琉兎「そうだけどさぁ〜んーまぁなーんか良い薬とか作ってたやん!それでアイツの性格どうにかできねぇーのかよ?」
??〖そんなの出来てたら今頃こんな苦労してないわよ!〗
綺琉兎「はぁ〜?あのかの有名な医療の高校に入ったんじゃなかったのかよ!あの名門校の!」
??〖そりゃ入ったけどアイツの症状はそう治るものではないのよ〗
綺琉兎「ちぇー”杏奈”姉でもお手上げかよ」
杏奈〖まだお手上げとか確定しないでよね!〗
綺琉兎「まぁ〜アイツを正気に戻せる薬作ったら俺に報告しろよ〜何かあれば俺からも連絡するからぁ」
杏奈〖はいはい、アンタも好き放題するんじゃないわよ!あと決して今、悠に近づいたら蓮に何されるかわからん状態だから近づかないよーにね〗
綺琉兎「はーい、んじゃ」
ブチッ……ツ-ツ-……
綺琉兎「はぁ〜、めんどくせぇーなぁ!早く治ってくんねぇーと俺解放されねぇーんだけど!早く治れよなぁ〜」
第37話 終わり
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!