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夜
グルッペン)…さて、今日こそは雪名の寝る場所を決めるぞ
お、重々しい…雰囲気がすごい重々しい…私だけ?ていうか私の前に置かれてるお菓子多くない?
雪名)あ、あの…なんというか…碇ゲ〇ドウのポーズやめません?あの…私怖いんすけど…
ゾム)いや…これはそんじょそこらの会議とは全く違うんや…真剣になるのは当たり前やろ…
雪名)そこまで!?え、あの…私だけポップじゃありません?
お菓子を食べながらキョトンとしているとなんか…時間が経つにつれ雰囲気が重々しいんだけど…
雪名)…あ、あの……そろそろ本気で紛争が始まりそうなんですけど…お、落ち着きません?
ゾム)落ち着いとるで?おんおん、ちゃーんと落ち着いとるで?(その発言とは裏腹にナイフを構えている人)
雪名)(こ、これはぁ…本気で止めなければやばい…)
止め方が分からない為取り敢えず常識人の兄さんの腕にしがみつき「わ、私この人と寝ます!だから喧嘩やめてください!」と耳をピンと立ててしっぽをブンブン振って怒るとみんなは喧嘩をやめて「雪名が決めたなら…」と納得した
雪名)ご、ごめんなさい…なんか、巻き込まれたくないみたいな雰囲気出していたのに…
兄さん)いや、別に問題は無いけど…もしかしたら狭いかも…
雪名)だ、大丈夫ですよ?床で寝ますよ?
兄さん)それは…
兄さんが皆の方を見ると睨みつけていたのか直ぐに目を逸らしてこちらを見て頭を撫でてくれた
雪名)ん…
兄さん)取り敢えず風呂に入ってこい、俺はまだこの部屋にいるから風呂から出たらこの部屋に来い
雪名)はい!
お風呂
雪名)今日泡風呂だ〜!ヤッター!
どうやらお風呂は日替わりで変わるみたいだ…
昨日はバラ風呂で今日は泡風呂で…明日は何かな♪
雪名)よい…しょ
湯船に浸かると少し冷えた体は直ぐに温まり耳をぺしょっとさせながらのんびり浸かっている
雪名)(今日の夜ご飯も美味しかったなぁ♪)
今日の夜ご飯を思い出しながら湯船に浸かっているとふと思い出した
雪名)(そういえば…今日のお酒美味しかったけど…なんか変な味したな…)
そう、昨日お酒を少し貰って飲んだのだが今日みたいに変な味はしなかったのだ
雪名)(なんというか…ワイン特有の味はもちろんしたのだが…)もうひとつ別の味というか…甘め?の味がしたんだよなぁ…
そう、ものすごく…という訳では無いのだが甘い味が少ししたのだ
雪名)まぁ、美味しかったけど…なんか変なの入ってたのかな…(でも…ちゃんとワインの瓶から注がれたヤツだし…気の所為かな)
考えながら入っているとそろそろ出る時間帯になり湯船から出て大きいタオルを体に巻き持ってきたパックを開け顔に貼り付けていると脱衣所の扉が開き扉の方を見るとシャオロンさんが居た
雪名)あれ…シャオロンさん?
シャオロン)…バタンッ
雪名)あれぇ!?え、ちょ…なんで出て行ったんですか!?
扉を開けようとしたらシャオロンさんにドアノブを抑えられ開けられないようにされた
雪名)ちょ、なんでですか!開けてくださいよ!
シャオロン)先に着替えろアホ!パックはええけどはよ着替えろ!
雪名)だからってドアノブ抑えられて完全拒否されたら私泣きますよ!
シャオロン)その格好でお前顔出すつもりやろ!
雪名)いいじゃないですか!誰も居ないんですから!
シャオロン)今はおらへんけど話しとる最中に来たらどーすんねん!
雪名)私は別にいいですよ!
シャオロン)俺が良くないって言っとるやろ!
雪名)じゃあ中に入ればいいじゃないですか!
シャオロン)なんでほぼ素っ裸の女と同じ部屋に入らなあかんねん!
雪名)うぅ…分かりましたよ!どうせ今すぐお風呂に入りたいと思いますのですぐに出ます!少し待ってて下さい!
シャオロン)(あいつに警戒心とかそういうのないんか…)
数分後
雪名)シャオロンさーん…着替えましたから早くドアノブから手を離してくださーい
シャオロン)ほんま?着替えたな?
雪名)着替えましたからそんなにも警戒しないでくださいよ…
シャオロン)お前は無防備だから怖いんやて…
雪名)どう怖いんですか!酷い人ですね!全く…
ドアノブを押して開けるとシャオロンさんは何故か顔を赤くしてすぐに入れ替わるように脱衣所に入ってしまった
雪名)???(あの人はホント色んな意味で変わってますね…)
そう思いながら兄さんの待っている部屋に向かう