テラーノベル
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飛行機内のテレビの映画が突然客室乗務員がそのCDを忘れてしまい、見られなかった。
カラス「あなたはどこで働いてるの?」
T「空エキ(空前絶後・エキセントリシティ学園)で働いています。しかも卒業生なんです。」
トキ「そこって多くの変わり者たちが入る学園だよね?」
カラス「そうよ。まだ話していなかったわね。私とパパとママもそこの全寮制の卒業生なの。
T「はい。私は全日制出身だったんですが、そこで中学社会と高校の日本史と世界史を教えているんです。」
トキ「そうだっんだ。年は幾つなの?」
T「26歳です。」
カラス「私の一個上ね。」
トキ「私より七歳年下ね。」
カラス「ねぇ、T。お土産には何が入ってるの?」
T「ちんすこう、紅芋タルト、サーターアンダギー、おきなわそば、イラブー汁、ハブ肉ですね。」
トキ「ハブ肉?!そんなの買ったの?!不気味じゃん!」
カラス「似た者同士ね。」
T「そうですね。あなたたちに出会えてよかったです。」
Tの心の声「世間一般だと、ハブ肉を見ると抵抗感覚える人多いからってことなのか?東京フリーク区に住んでて11年経つけど私にとっては抵抗感もないんだけど」と複雑な心境を露わにしていた。
トキ「お土産は何のために?」
T「職場の人たちや黒井家の人たちのために買いました。」
トキ「嬉しい!ありがとうね、T!」
カラス「26歳で母校に勤務してたと言ってたわよね?母校に赴任する前は何の仕事をしてたの?」
T「介護施設で働いていました。」
トキ「てことは社会人経験がある先生ってことじゃん!やるねぇ!」とTの左肩を軽く「ポンッ!」と右手で叩いた。
T「ありがとうございます。」
カラス「どうやって母校の先生になれたの?」
T「働きながら、通信制大学で勉強していたんです。」
カラス「それで教員免許を取得したってことね。他には何の資格を持ってるの?」
T「介護福祉士を持っています。高校で取りました。母校の福祉コースとして。」
カラス「そう。私は知ってるのよ。あなたは学生時代、私に好意を寄せていたことがあったわね。でもあなたは恥ずかしくて声をかけられなかったわよね。」
T「ちょっと!それだけは言わないでもらってもいいですか?!」と気まずそうに顔を赤くしていた。
カラス「いいじゃない。ちょっとからかっただけよ。それで、私が18歳の時、USJでダンスしてた時に私のことをジロジロ見てたわよね。私のことを『天使アイドル』と思ってたわよね?ドルオタみたいに。」
T「ちょっと!!私の心の声を読みすぎじゃないですか?!でも、ごめんなさい」
カラス「謝ることはないわ。私に勇気を持って声をかけてくれた。黒井家の一員になるために。なかなか出来ることではないわよ。感謝しなければいけないのは私だから。本当にありがとう。」と右手を差し出した。
そしてTも右手を出して2人で握手をした。
トキは嬉しそうな様子で2人を見詰めていた。
コメント
1件
飛行機の中のちょっとした会話から、みんなの過去が優しく滲んでくるエピソードでしたね。 特にカラスさんがTさんの学生時代の片思いをからかう場面、気まずそうなTさんと「感謝してる」と握手を交わすカラスさんの空気がとても好きでした。 ハブ肉に抵抗がないTさんの心の声も、キャラのバックグラウンドが感じられてグッときました✈️🤍