羨愛

渡辺が、少しずつ変わっていく。

収録の日、目黒を探すようになる。

見つめる。

目が合えば逸らしてしまうが。

みんなで集まる時、そっと肩に触れる。

目黒は気が付かないふりをする。

流石に肩にもたれてきた時は聞いた。

目黒ー煽ってるの？

渡辺ーご、ごめん、そんな事ない。

目黒ーなんだ、嬉しかったのに。

渡辺ー・・。

目黒ー気にしないで？

渡辺ー俺、無理させてる？

目黒ー大丈夫、我慢できる。

渡辺ー・・ごめん。

そういう会話が何度かあって、渡辺は自分が目黒を苦しめているんじゃ無いかと思った。

目黒のそばにいたい。

恋愛感情なしには無理なのかな。

また、少し目黒と距離ができた。

目黒ー翔太くん、今まで通りね。

渡辺ー無理だろ？　我慢してるだろ？

目黒ーだって、翔太くん何もできないじゃん。

渡辺ーそうだけど！

目黒ーキスしたら怒る？

渡辺ー・・。

目黒ー深くはしない。

渡辺ー約束して。

目黒ーそっとする。

渡辺ーん。

目黒は、渡辺を抱きしめおでこに、目に、頬に唇の端に、そっとキスをした。

渡辺ードキドキする。

目黒ー今度からさせてね？

渡辺ーう、うん。

そういう優しい付き合いが 1年程続いた。

目黒は、自分でも、よく我慢してると思ってる。

渡辺は、軽いキスならいつでも受けてくれるようになった。

渡辺がどんどん変わっていく。

抱き合って優しくなら、深いキスも受けてくれるようになった。

目黒は、もっと渡辺を乱れさせたいと思ってる。

目黒の家にも来るようになった。

ソファで渡辺をゆっくり押し倒す。

渡辺ーやだ、何するの？

目黒ー翔太くんにもっと引っ付きたい。

渡辺ー怖い。

目黒ーキスして？

渡辺ーやめてって言ったらやめてくれる？

目黒ーうん。

渡辺からのキスはだんだん激しくなっていく。

目黒が誘導している。

首筋を舐めた。

微かに渡辺の甘い声が聞こえてくる。

服を脱がしていく。

渡辺は小さく震えている。

鎖骨を吸い上げTシャツを脱がせる。

渡辺の手が目黒の手を掴む。

目黒ー大丈夫、怖くないよ？

渡辺ー俺だけ嫌だ。

目黒ー俺も脱ぐね。

渡辺ー恥ずかしいから見ないで。

目黒ーどこもツルツルだね。

鎖骨を舐め、腕を上げて脇を舐めた。

渡辺ーあっ・・やぁ・・。

目黒ー舐めるよ。

渡辺ーはぁっ・・あぁ・・。

目黒ー胸も可愛がってあげる。

渡辺ーやぁ・・おかしくなる。

目黒ー気持ちよくない？

渡辺ーわか・・んな・・い。

目黒ーでも、感じてるでしょ？

渡辺ーしら・・ない。

目黒ー硬くなってるよ。

渡辺ーいわない・・で・・はぁっ・・。

目黒は、胸を舐め可愛がりながら下半身を優しく撫でた。

まだ、直に触るのは怖がるだろから、服の上から何度も撫でる。

渡辺ーはぁ・・はぁ・・。

目黒ー可愛い。

渡辺ーやめて、もう・・。

目黒はキスしながら互いの下半身を擦り付け合っていた。

渡辺を抱きしめる。

今日はここまで。

目黒ー怖かった？

渡辺ーちょっと。

目黒ーまたしてもいい？

渡辺ー・・う・・ん。

目黒ー少しずつ進むから。

渡辺ー・・怖い。

目黒ー大丈夫。

1年前には考えられなかった。

まだ、渡辺は目黒に好きとも言ってない。

身体を許してくれるのは好きの証拠だろうか？

目黒ー翔太くん、好き。

渡辺ー・・。

目黒ー俺のこと嫌いじゃ無いよね？

渡辺ー嫌いなら殴ってる。

目黒ーじゃあ好き？

渡辺ーわかんない。