この作品はいかがでしたか?
0
この作品はいかがでしたか?
0
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
この世界には、沢山の天使がいる。白い羽の天使ばかりではない。
皆美しいけど、自らを嫌う者もいる。そんな沢山の天使達にあるものはこう言う。
「皆平等とは限らない、自分だけの大きな羽がある。これから自分の気に入る色に、形にすればいい。」
??? でも……何で…母さまは…平等にしてくれないの……
「神様が平等にしないのには、意味があるのだよ。この意味が分かるまで君は死ねないし、死なせない。そして何時かはこの羽への、自身の翼への感謝と成る。ある人から僕はこれを教えられたよ。」
一人の少女にだけ話の続きを教えた。
目の前には、私の…苦しみながら眠っている身体がある。私の羽が赤黒い色に染まっている。まわりは、…………炎に…染まっている。
たすけて…たすけて…
誰かこっちに来る。足音がしない。あぁ、迎えがきた。ゆっくりと目を開く。何か綺麗な光るものが目の前をちらつく。身体に感覚が少し戻ると、誰かに運ばれているのが分かった。目の前をちらつくものは、さらさらの綺麗に輝く誰かの美しい髪なのだと今分かった。
だ…れ…
「!…あぁ生きていたか。」
蒼く、黒く、少し炎の明かりであかく、素敵な瞳が潤み、こちらを見ている。彼女は、赤く残酷な炎の中を火傷ひとつせずに、走ってゆく。
今回はここまでとさせていただきます。今回は、恋愛系ではないものにしてみました。初めてなので、感想頂けるととても嬉しいです。ありがとうございました。