テラーノベル
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天使狩りも終りを迎え、🌼もすくすくと育ってよちよちと歩くようになった。
🌸は幸せな日常を送る中でふと不安になった。
自分が主であるから執事たちは自分に良くしてくれていて、天使狩りが終わった今、主としての存在価値が自分にあるのだろうか。
🌸は不安に駆られて眠れない夜を過ごしていた。
そんな🌸を執事たちは心配していたが、🌸が話してくれるまで待とうと話し合いで決めていた。
無理に話させるのは執事たちも望んでいなかったのだ。
しかし、ある夜🌼が熱を出してルカスとミヤジがつきっきりで診てくれていた。
🌸は何もできることがなく、自分の無力を再認識し指輪を見つめた。
🌸『やっぱり・・・私が主様なんて務まらないんだ・・・』
そう呟いた瞬間、指輪が光り🌸の姿が消えた。
翌朝、起こしにきた執事によって🌸がいなくなったと知らされ、執事たちは大慌てで🌸を探し始めた。
🫖「主様!!主様がどこに行ったか心当たりは無いのですか神様!?」
[ふむ・・・儂の神社やその周辺にはおらんな・・・恐らく元の世界には戻っておらん]
🍽️「じゃあ、どこ行ったんだよ!?なあ!!御守りで連れ戻せねぇのかよ!?」
〈愛し子ちゃん!!〉
〈どこにいるの!?〉
妖精たちも必死に探してくれているが、まったく収穫がない。
そこにチビ悪魔がボスから伝言を預かってきたとベリアンに言った。
〔ボスがね〜あるじさまははざまのセカイにいるんだって〕
🫖「狭間の世界・・・?」
〔ジブンがどこにいったらいいのかわからなくなったときに、まよいこむんだって〕
🍽️「そんな・・・主様はずっとここに居てくれたらそれでいいのに!」
ロノは悔しそうにテーブルを拳で叩いた。
🫖「それで!?どうしたらそこに行けるのですか!?いますぐ行ってお助けしなくては!!」
〔お、おちつくの・・・〕
〔いってもあえないの・・・〕
🫖「なんですって!!??」
ベリアンが半狂乱でチビ悪魔に食って掛かっていると、騒ぎを聞いて執事たちが集まってきた。
🕯️「では、主様が居る狭間の世界というのは、主様の不安や孤独感が作り出した異空間・・・ということでいいんだね?」
〔そうなの〜〕
💮「だから、助けに行こうにも自分の狭間の世界を抜けて行くしか無いから、待つほうが安全ってことだ?」
〔そうだよ〜!まいごになったら、かえってこれないかもなの〜〕
🐾「でもそれは、主様にも言えることなんだよね?」
🤍「主も道を見失えば帰ってこられない、ということか?」
〔・・・それは・・・〕
〔ムリヤリもどすことも、できなくはないの〕
〔だけど、そうするとちぎれちゃって、かんぜんにもとのジンカクにもどるって、ホショウはできないの・・・〕
執事たちは頭を抱えた。
まさか主が異空間を作り出してしまうほどに不安を感じていたとは思っていなかったのだ。
その頃、🌸は何も無い空間で目覚めた。
🌸『ここは・・・?』
?『貴方の心の中よ・・・何も無い、何も持ってない、貴方の心の中そのもの』
🌸は聞き覚えのある声に振り向いたが、誰も居ない。
🌸『おかあさん・・・?』
?『アンタは出来損ないなの!アンタなんか生まれてきたのが間違いなのよ!?
それなのに主様ぁ!?笑わせないで!!
アンタにはここでずーーーーっと嘆いているのがお似合いだわ!
それに?その執事たちも助けに来ないわけだし?見捨てられちゃったんじゃなぁい?』
🌸『や、やめて・・・』
?『アンタなんかね、生きてる意味ないの!
アンタは出来損ないで、なんにも持ってないから、愛される訳が無いの!分かる!?』
🌸『うっ・・・うぅっ・・・』
🌸はすすり泣きながら耳を塞いだ。
母親の笑い声だけが頭の中で響いていて、いつの間にか気を失ってしまった。
?『はあ、ったく、使えねぇな!』
🌸『ぁうっ!』
🌸は誰かに蹴り飛ばされて目を覚ました。
?『おい、メシぐらい作っとけよ!グズが!』
🌸『ご、ごめんなさ・・・』
?『っち、おい!うるせぇんだよ!サッサと泣き止ませろっつってんだろ!?
こんなガキ要らないのに産みやがって!
捨ててこいよ、こんなの!産まれてきたのが間違ってたんだよ!』
🌸『やめてやめてやめて!!!!
この子は間違って生まれてきたんじゃない!!この子は私の大事なっ!!』
?『ごちゃごちゃうるせぇんだよ!ぶっ殺すぞ!?』
🌸『やめて!!その子には手を出さないで!!お願い!!お願いします!!』
?『ああ、そうかよ・・・じゃあ、サンドバッグぐらいにはなれよな、グズ!!』
男は🌸を無茶苦茶に殴り始めた。
🌸は必死に悲鳴をこらえ、🌼に被害が及ばないよう必死に堪えた。
男がどこかに出かけると、🌸はそのまま気を失った。
🫖『はあ・・・どうしてこんな主様がいらっしゃったんでしょう』
🍷『仕方ないよベリアン・・・主様は選べないんだから・・・』
🕯️『それにしても、子連れとは・・・また面倒な・・・』
💮『まぁ、子守ならするけどさぁ・・・こっちの子が主様だったら良かったのになぁ』
☔『ハナマルさん、それはいくら何でも主様に失礼ですよ・・・まぁ、そう言いたい気持ちは私も理解できますが』
🧸『この子は可愛いのに、あの主様ぜんぜん可愛くもないし、愛想も悪いし、なんなんでしょうね?』
🤍『子供も主も好かん。我はアレには関わる気は無い』
🐾『まあ、そう言わずにさ・・・力の解放ができるのはあの主様だけなんだし』
❤️🩹『とは言っても、壊し甲斐もなさそうな主様でしたね・・・なんであんなのが選ばれたのか、まったく理解できません』
🪡『この子の服ならいくらでも作れるのに・・・あの人の服作るの嫌ですよ、俺』
🌟『どうせあの主様もボク達のことを理解とかしようとしないだろうし』
🔑『またお金だけ飛んでいきますね・・・はぁ・・・』
🍽️『まったく、主様が来て良いこと一個もねーな』
⚔️『同意だ・・・良いことはない・・・』
✝️『またトレーニングの時間が取れなくなってしまうな・・・』
🦋『女の人の入浴補助って面倒なんだよね・・・全然器量も良くないのにどう褒めよう・・・』
🌹『あんなんに俺の咲かせた花を贈らないといけないんっすか?マジでだるいっす』
🦾『もう俺は関わらねぇぞ、面倒くせぇ』
執事達の心の声が聞こえてきて、🌸はボロボロと涙を落とした。
🌸『嘘だ・・・こんなの・・・』
🫖『嘘じゃありませんよ』
🕯️『面倒な主様のお世話はもうゴメンだね』
🍷『天使も居なくなったことだし、もう要らないよね』
✝️『元の世界にサッサと戻ればいいのに・・・』
🌸『うっ、っふぇ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・っ』
追い打ちをかけられて🌸は蹲って泣き出した。
コメント
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第27話読み終えたよ…これは正直キツかったわ。🌸ちゃんの心の闇がこれでもかってほど抉られてて、読んでるこっちまで胸がギュッてなった。母親や執事たちの“心の声”が幻聴として襲いかかってくるところ、地獄すぎるでしょ…。「自分なんて価値ない」って刷り込まれるの、リアルに怖かった。でも狭間の世界って設定、ちゃんと🌸の不安が具現化してて世界観とリンクしてるのが上手いなと。次、どうやって助け出すのか気になる…!
MAKO