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目を覚ますと、見知らぬ部屋の天井が目にはいる。
「あれ、ここ、」
「あ、!目覚めたの」
こいつさっきの
「そんなにお腹減ってたの ?」
「いやっ、ちが」
ふとこんなことを思い出す。
最近、殺人事件をよく見るんだ。
フォークがケーキを食べちゃうんだって。
「ごめん帰る、ありがとう」
そう言い残し、部屋を出た。
自分がケーキだと気づいたのは中学生の頃。
味覚がなくなった。
今まで食べてきたもの全てに味がしない。
一瞬で悟った。
「俺はフォーク側の人間なんだ」と。
今ではもう高3になり、弁当を食べるくらいへっちゃらになった。おかげでフォークだとはバレていない。
さっきも言ったが、抑えられなくなるととても危ない存在へと変わる。
もし俺がフォークだと明かした日には周りに誰もいなくなるだろう。
ケーキは自覚がないから。
それから数日後。廊下を歩いていると声がかかった。
「あ!あの時の」
「あ、」
こいつおんなじ学年だったのかよ、
少し背が低く、幼い顔立ちだったからつい年下かと、
軽く会釈をして去ろうと思ったところにまたもや声がかかる。
「大森元貴 !」
「君は?」
自己紹介か、
「えっと、若井滉斗」
「若井!!」
「よろしくね!」
「あぁ、」
こいつとは関わる気はなかったが、こうなれば仕方ないのか、。
「ねぇ!今日お昼一緒に食べよ!」
断る理由もないから
「..わかった、」
と言うと、嬉しそうに「じゃあ屋上ね!」と言い残し去っていった。
昼になり、言われた通り屋上へと向かう。
「あれ、早かったかな、」
「ひ〜ろとっ!」
「うわッ .. !」
びっくりした、こいついたのか
「へへー笑」
なんて言って笑う顔にはかわいらしい笑窪が。
「かわいいな、…」
「ん?」
あっやべ、声に出てた。てか今可愛いって思った、?
いやいや、気のせい気のせい。
「ひろとの弁当美味しそう〜!」
という手元には購買で買ったらしいパンが
「たべる?」
なんてノリで言うと
「えっ!いいの!」
なんて顔を輝かせる元貴。
今ちょっと消化チャレンジ
これ以上書くこと多分ない