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「ずっと、好きだった。 」
ついに、言ってしまった。
いつからだろう、元貴のことをそういう目で見始めたのは。
気づいたら目で追っていて、他の奴と話してると気に食わなくて、名前を呼ばれるだけで鼓動が早くなったし、連絡が返ってこないと不安になってスマホを見つめてため息をつく日もあった。
今すぐ彼に触れてほしい、気持ちを伝えたい、とやり場のない気持ちをどうにか押し殺してここまで来た。
なのに。
俺のワガママに付き合って優しくしてくれる元貴を見ていたら、もう歯止めが効かなかった。お酒が入ってる今なら、なんでも言える気がしたし。もし断られても酔ってたから、で済むという我ながら最低な考えもあった。
お酒で頭がクラクラしていたけど、上手く伝えられたと思う。おそるおそる彼の反応を伺うと。
「…、はは。若井、酔っ払いすぎ。そういう冗談いいよ。」
目を逸らして、バツが悪そうに頭を搔いていた。
冗談と片付けられたことに腹が立った。
「元貴。冗談なんかじゃない。……んっ。」
だから、無理やり顔をこっちに向けて唇を奪った。疲れが溜まっているのか少しカサついた感触が伝わってきた。
「っん…若井。こんなことされたら僕、本気にするから…っ!」
無理やり唇を剥がされて、元貴の瞳に俺が映る。明らかに動揺しつつも俺の肩を掴んで真っ直ぐ言い放った。
俺は、元貴に本気になって欲しいのに。
ぼそりと呟いた独り言は彼にも聞こえていたようで、目を丸くして驚いている。
俺は続けた。
「だから俺さ、元貴のこと…… 」
「待って。」
「…?」
「僕もだよ。 」
「え……?」
「ずっと、好きだったんだ。若井のこと。まだ俺らが高校生で、バンド組んですぐみたいな時から。 」
「マジで、?」
「大マジ。こんな時に嘘つくわけないでしょ。」
「……っ!元貴!そっか、同じ気持ちだったんだな。」
安堵から少し涙が出てきてしまった。また元貴が困った顔をして、俺の顔を覗いている。
「え、若井大丈夫……?」
お互い気持ちを伝えられたのは良かったけど、今度は若井が泣き始めて心配になってきた。泣くほど僕の事考えてくれてたんだな、と思うとなんだかとても愛おしく見えて、そっと口付けをした。
「むっ……っ」
「若井、口開けて。」
「っは……ん。っあ、は……♡ 」
「いい子。」
甘ったるい声と、ぐちゅぐちゅとした水音が僕の脳内を支配する。キスだけでこんなに声を漏らすなんて。シャツがはだけながら僕の舌についてこようと必死な姿は本当に唆る。
銀色の糸を引いて僕たちが唇を離すと、酸素が足りなかったのか焦点の合わない目でぼーっとした若井が居た。顎には涎まで垂れて、口からは熱い吐息が漏れている。
「何その顔。誘ってんの」
「ちが…、元貴が俺のこと、こんな風にしたんだろ。」
「へぇ。ココ、こんなになってるのに。」
とんとん、と大きくなった彼のソレを叩くとまた声が漏れた。そのまま指を滑らせて、胸の突起へ触れる。
「んぁっ…♡♡」
「可愛い声出しちゃって。いいよ、もっと聞かせて?」
「っ、やだ…、」
「やだじゃないでしょ。体は喜んでるよ?」
かりかりと爪で先を引っ掻いてみたり、摘んだりすると、段々声が大きくなって。それに比例して僕の気持ちも昂っていく。
「最高に可愛いね。…若井、そこに手ついてさ、鏡の前でシようよ。」
「かがみ…?こうでいい…?」
若井が頷くと、俺に背を向けて洗面台に手をついた。…所謂立ちバックだ。しかも鏡の前で。
「これで顔がよく見えるね。ほら、声出して。」
「もッ……あ”♡それ、きもひ…、♡♡」
「感じてる顔、僕に丸見えだね。」
片手で彼のズボンのファスナーを下ろしてソコに中指を差し込む。
「っは、もうぐずぐずじゃん。そんなに気持ちよかった?」
「う”るさ、っい♡そんなことッ、ないがらぁっ♡」
「素直になればいいのに。鏡で自分の顔見てみなよ。こんなにとろけた顔してるのに気持ち良くない訳ないでしょ。」
「っ♡♡♡」
ああ、本当に可愛い。
「…若井。挿れるよ。」
「まって…あ”ッ♡♡や…おっきい…って、♡」
「ッ、そんなこと言わないで。僕だって余裕ないんだから…!」
ずぶっ、ごりゅっ♡ぱちゅん♡
「あ”♡、いぎなりおぐはぁっ…//♡ひゔっ…ん”だめ…おかしくなる、♡」
「はぁ…っ、おかしくなってよ。僕に全部見せて…っ?」
「ん”ぉっ//い”やっぁん…とめて…ッ♡ 」
「止めない…っは。声、えっろ…♡」
ぱんっ♡ぱん♡ずちゅっ♡
「あ”ぅっ♡も”っとおく…きて…?♡♡」
鏡越しから若井が俺に懇願してくる。そんな姿にとうとう理性がもたなくなった。
「これ…ッ、全部若井のせいだから」
どちゅんっ♡♡♡♡
「ぉ”ッ…♡♡はぁ”ッ♡ぎもぢッ…♡♡♡」
「ん…ッ、僕も気持ちいいよ、若井。 」
「んぇ、もときもきもちい?っ、♡よがった…っ♡♡」
「うんッ…かわいいねほんと…っ♡」
「あ”ッ♡♡ぉ”れもッ…い”ぐ…♡♡ 」
「っ、一緒にイこ…」
びゅるるるるっ♡
「ゔッ…♡♡もときのが俺のおくッ♡来てる”ぅッ♡♡」
「は…♡きもちよすぎ…♡ 」
絶頂に達すると、若井は脱力してゆらりとバランスを崩しかけた。体がうまく動かないようで、呂律の回らない舌で頑張って言葉を発しようとする姿も可愛くてたまらない。
「っはあ…足がっ…ガクガクする…っ。」
「ん、僕の方寄りかかって…?」
「ありがと…。 」
「汚れちゃったしさ、一緒にお風呂入ろっか。」
「うん…っ。もときとすんの、すげーよかったから、またシよ…? 」
「…もちろん。僕さ…ほんとに若井のこと好きだよ。大好き。」
鳴き続けたせいで少し涙目な若井の目元を拭いながら、優しく囁くと彼は無邪気に笑って僕に体を預けた。