🇦🇹「よく聞いてください…貴方の弟は生きています」
🇺🇸「R,Really?」
思わず母国語が出てしまった
🇦🇹「おそらくこれは頭を強打したことによる意識障害です。
脳挫傷の可能性があるので手術する必要がありますが…」
🇺🇸「弟はたす、助かるんですよね?」
🇦🇹「必ず救って見せます」
そう言うとアメリカはオーストリアの手を強く握る
「お願いします」
🇵🇼「そう言えばナイチー。韓国もいるんだよ!」
🇰🇷「ゲッイウンジャナイヨ」
🇯🇵「韓国さんも大丈夫でしたか?やけに早口ですが」
🇰🇷「別に平気だし!?お前に心配される筋合いなんて一ミリもねーから!安心したか!?」
怒鳴り口調で話す韓国、それを聞く日本
避難者「貴方達兄弟ですか?仲良さそうですね」
🇰🇷「エット…ソレハ…ソノ…」
🇯🇵「まぁ兄弟みたいなもんです」
他の国達「!!?!?!?!?」
🇮🇹「(あいつなにサラッといってるんね…ioにも言われたいんね…キーッ!)」
🇰🇷「そ、そうで、す」
避難者「仲睦まじい兄弟ですね。少し心が落ち着きました」
そう言って微笑む
日本が言ったことはともかく、避難者の心の慰めになった彼らは嬉しく思うのだった
空いていたスペースにブルーシートを敷き、
くつろぐ日本達。そこに
🇺🇸「hey guys!」
🇷🇺「まだいたのか」
🇺🇸「えっ辛辣ー。それはどうでもよくて…カナダのことなんだが…」
🇬🇧「やはり…」
🇺🇸「手術で治りそうなんだ」
一同「っ!!!!!」
イギリスは思わず口を塞ぐ
🇫🇷「それって…まだ生きてるってこと?」
🇺🇸「ああ。脳挫傷の可能性があるから今医者達がやってくれるみたいだ」
🇩🇪「その割には落ち着いてるな」
ここにくる数分前
ドンッ
壁を拳で殴る音が響く
そして膝から崩れ落ちる
「よかった…よかった」
涙を流しながら笑みを浮かべた
🇺🇸「(心を落ち着かせてきたんだっつーの)」
🇬🇧「ハァ…(🇯🇵にもたれかかる)よかった…
もう寝ていいですか?疲れました」
🇯🇵「えっ!?私の膝枕で寝るんですか!?」
🇬🇧「ダメですか?(涙目+上目遣い)」
🇯🇵「し、仕方ないですねぇ!」
そう言うとイギリスはすぐ寝てしまった
🇫🇷「フフ…よかったね、イギリス。もう真っ暗だ」
時計の針はもう8を超えていた
🇨🇳「お前ら、食べ物アルよ」
中国が持ってきたのは全員分の非常食であった
彼曰く配給を行なっているそうだ
中身は即席チキンラーメン、おにぎりやハンバーグであった
🇺🇸「俺がハンバーグ食べるからな!異論は認めんぞ!」
🇮🇹「なんでぴっつぁやぱすたぁが無いんね!」
🇩🇪「非常食なんだ。贅沢言うな!」
🇫🇷「僕チキンラーメン食べるから日本の隣ね?」
一同「huh?」
🇺🇸「おいおい待てよ。俺のJapanは渡さねぇぞ?」
🇨🇳「いつからお前のものアルと錯覚していた?」
🇮🇹「漁夫の利ー!(日本の隣に座る)」
🇺🇸「あっこの野郎…」
🇯🇵「お願いですから静かにしてください!」
時刻は21:00過ぎ。疲れたのか他の国は寝てしまっていた。
日本は眠れないのかラジオをつけつつ起きている
🇯🇵「(ちょっと外でも見てみましょうか…」
避難所の庭に出て空を見上げると
「(すごい星だ…)」
周辺の明かりも消えているため、
空一面に沢山の星達が輝いていた
🇷🇺「だろ?」
🇯🇵「ロシアさん!?見ないと思ったら。どこに行ってたんですか!」
🇷🇺「飯は残ってるのを食べる。それに今は空を見ていたいんだ」
🇯🇵「ロシアさんは星を見るのが好きなんですか?」
🇷🇺「ああ。昔っからやなことがあると星空を見ててな…いつのまにか趣味になってた」
夜空に輝く星達は何か語りかけてるように感じる
それが何かはわからないけど
🇯🇵・🇷🇺「あっ」
北の空から大きな流れ星が一つ降ってきた
🇷🇺「俺はまだ生きたい…この星空をまた見たいし、お前ともっともっと一緒に生きたい」
🇯🇵「何死亡フラグみたいなこと言ってるんですか!それに一緒に生きたいって…///」
🇷🇺「??それは俺はお前のことをー」
🇺🇸「お前に日本を渡すなんて300年、いや500年早い!」
🇨🇳「…。(無言の圧力)」
🇷🇺「おー怖。じゃあ戻るか」
再び避難所の中に入っていく日本達
🇯🇵「(さっきロシアさんはなんて言おうとしたんだろう…)」
23時。日本以外の国は全て寝た(これは本当)
日本はまだ眠らず、ラジオを聴く
ラジオは無論災害の状況についてだった
キャスター「今回発生した地震の最大震度は6弱。
地震の規模を表すマグニチュードは6.9です」
🇯🇵「結構大きかったんだな…(小声)」
キャスター「そして避難状況なんですが…おっとここで速報です!」
🇯🇵「なんだ?」
キャスター「専門家の情報によれば、今回の地震はまだ前震に過ぎず、震度7相当の揺れが今後3日以内に起こる可能性がとても高いとのことです!
みなさん身の安全を確保してください!繰り返します…」
🇯🇵「へ?嘘…」
悪夢は終わらない
To be continue
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