コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
部屋に入ると、ソファに座り膝を抱えてる渡辺。拗ねてるのだ。目黒は、勝手知ったるでコーヒーを淹れて持って来た。
渡辺ー写真撮るくらいいいの?
目黒ー気にしない。
渡辺ー俺が、役立たずだから・・
目黒ーストップ!誰もそんなこと言ってない。
渡辺ーでも!
目黒ーもう2回、その身体、知らない男に好きにされてる。俺のものだって言ったでしょ?ナイフ持ってる相手に勝てると思うの?
渡辺ーいっつもそう!結局は目黒が解決する。俺に降りかかってきた問題でも、全部、お前が片付けてしまう。俺は守られて女の子みたいだ。
目黒ー女の子扱いしたことない。ただ、勝てないじゃん。俺は背高いし、ガタイいいしその辺の奴に負けないじゃん。翔太くんを守るのは俺の生き甲斐。大事な人をその辺の奴に好きにさせたくないだけ。
渡辺ー結局、俺は非力で、お前の庇護の元、生きるってこと?
目黒ー曲げて捉えないで。俺がピンチの時には翔太くんに助けてもらう。
そんな時があるのか?という顔をしている。目黒が少しキツく言う。
目黒ー何か問題があって、食べないし寝ないし、そんな状態で勝てると思ってるの?もう自分に負けてるじゃない。自分で解決して、俺も守るなら、自己管理してもらわないと。
渡辺ー分かりました!俺は非力なりに、自分もお前も守れるようになる!
目黒ーどうやって?
渡辺ー食べて、寝て、それでいいだろ!
悔しくて涙が出ている。
それが出来るなら、今までだって、出来たはず。目黒は、きっと無理だと思っている。
目黒ー翔太くん、俺たちパートナーだよ?互いに助け合わなきゃ。
渡辺ーこんな俺に助けられたことあるか⁈自己管理も出来ない俺に守られたことあるか⁈
どうやったら、俺がお前を助けられるか教えてくれよ!どうせそんなのないけどな!
もう泣いてぼろぼろだ。
何を言っても聞かないだろう。
嫌がる渡辺を抱きしめてキスして「今日は帰る、明日もう一度話そう」と言った。