テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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彼らと出会うまでの私の数多の人生

第8話 - 伝説の究極称号

2024年12月11日

#スナックワールド

#二次創作

#転生

#妄想

Natsu

伝説の究極称号―

究極称号とは一般的に、ドラゴンナイトやニンジャマンを指すことがほとんどだ。でもこの世界には、一般的には知られていない、伝説の究極称号が存在する。伝説の究極称号は、そのほとんどが、存在すら知られていないことが多い。仮に知っていたとしても、取得するのは不可能に近いと言われている。世界に1人しか取得出来なかったり、取得条件が酷なものだったり。私が知っている伝説の究極称号は、《転生者》、《運視命幻》の2つだけだ。私は、二度目の人生で《転生者》、九度目の人生で《運視命幻》を取得した。運視命幻は、その名の通り、運命を視ることが出来る。実際にそれで、私が生きてきた数多の人生、そして、私がこれから繰り返していくであろう未来を、視たことがある。その未来は、自分で言うのもなんだが、とても―過酷なものだった。

《転生者》は、この世に1人しか生まれない、まさに究極の称号。転生すること自体が本当に稀なことらしいから、転生者の称号を示しさえすれば、どこぞのお偉いさんと同等、あるいはそれ以上の権力を得られる。もちろん、その称号を知っている人に対してだけだけど。まあ、だからって悪用したりする気もないけど。でも、その権力や特性故に、ビネガーの下から逃げても、すぐに見つかるようになってしまった。