テラーノベル
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「好感度が見えるんじゃけど」
この世界は、ゲームみたいにレベルやスキルがある。
でも、sdには一つだけ不思議なことがあった。
人の頭の上に、時々数字が見える。
最初に気づいたのは子どもの頃だった。
町の人の頭の上に小さく表示される。
《好感度:15》
《好感度:60》
最初は怖かったけど、すぐ慣れた。
(まあ、役に立つこともあるしの)
そう思っていたsdだったが──
一人だけ、理解できない相手がいる。
sr(sdー!!
遠くから大きな声。
関西弁のヒーラー、srが走ってきた。
sr(見て見て!新しいクエスト!
sdはため息をつく。
sd(朝から元気じゃの
srの頭の上を見る。
そこにはいつも数字が出ている。
《好感度:63》
(最初会った時は40くらいじゃったのに)
最近どんどん上がっている。
理由はだいたい分かっている。
sdが魔法を使うと、
sr(sd強えな!笑
と褒めてくる。
回復してもらうと、
sr(よかった間に合った〜!
と笑う。
それで少しずつ上がる。
(単純じゃの)
森の中。
スライムが出てくる。
sdが魔法を放つ。
sd(ファイア!
スライムが倒れる。
srが目をキラキラさせる。
sr(やっぱsdすごいな!
srの画面に数字が出る。
《好感度:65 → 66》
(ほら上がった)
sdは内心思う。
(ほんま分かりやすいな)
その時、スライムがsrにぶつかった。
HPが少し減る。
sdが言う。
sd(大丈夫か、?
srは笑う。
sr(大丈夫やで!
sr(俺ヒーラーやし!
そう言いながらヒールをかける。
sr(はい回復!
その瞬間。
sdの視界に数字が出た。
《好感度:66 → 70》
sdはびっくりする。
(なんで上がるん)
よく見ると、
srは嬉しそうに笑っている。
町に帰る途中。
srが言う。
sr(なあsd
sr(もしさ
sr(俺らめっちゃ仲良くなったらどうなるんやろ
sdは歩きながら答える。
sd(知らん
srは笑う。
sr(なんやそれ
sdはふとsrの頭の上を見る。
《好感度:72》
(また上がっとる)
sdはsrの顔をのぞき込む。
sr(どうしたん?
sdは少し迷ってから言う。
sd(sr
sd(一つ聞いてええ?
sr(なんや?
sdが言う。
sd(お前、わしのこと好きなん?笑
srは一瞬固まった。
sr(……は?
sdはsrの頭の上を見る。
数字が急に跳ね上がる。
《好感度:72 → 85》
(やっぱり)
srが慌てる。
sr(な、なんで急にそんなこと言うねん!
sdは少し笑う。
sd(顔に出とる
srは真っ赤になる。
sr(出てへんわ!!
sr(ほんなら、嫌なん?
srは黙る。
それから小さく言った。
sr(……嫌ちゃう
sdの視界に数字が出る。
《好感度:85 → 100》
sdが少し驚く。
(MAXじゃ)
srが顔を隠しながら言う。
sr(俺は……
sr(sdのこと、好きやで
sdは少し黙ってから言う。
sd(そうか
srが不安そうに聞く。
sr(sdは?
sdは少し笑った。
sd(わし?
sd(最初から結構好きじゃったよ
srがびっくりする。
sr(え!?
sd(好感度見えとるし
srが固まる。
sr(え???
sdは少し楽しそうに笑った。
sd(全部見えとった
srは頭を抱える。
sr(最悪や!!
sdは言う。
sr(でも
sr(悪くないの
srの頭の上に、小さな文字が浮かぶ。
《恋人ステータス解放》
sdがそれを見て言う。
sd(……これ付き合ってるやつちゃう?
sr(そうや
sdは少し笑った。
sd(ほな
sd(これからも相棒な
srも小さく笑う。
sr(うん!
その後のやつは好評だったら書きます!
少しミスった気がしたんで、
コメント
2件
えなけなしの10よろしゃす。 好きです愛しています。なんか犬系っぽいせんせーと可愛いしそれに笑ってるシードちゃん本当に可愛いしとりあえず好きです。ありがとうございます