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風邪編2
……暑い。
さっきまで寒かったのに、今は布団が重い。
体がふわふわして、天井がやけに遠い。
🦈「……すっちー……」
呼んだつもりだったけど、声になってたかは怪しい。
🍵「こさめちゃん?」
すぐに返事がした。
視界に、心配そうなすっちーの顔が入る。
🍵「どうした?」
🦈「……なんか、あつい」
すっちーは眉をひそめて、体温計を取り出した。
🍵「もう一回測ろうか」
ピピッ、という音。
数字を見た瞬間、すっちーの顔が曇った。
🍵「……上がってる」
🦈「えへへ」
🍵「笑うところじゃないよ」
おでこに、ひんやりしたものが当てられる。
🦈「つめたい……」
🍵「我慢ね、こさめちゃん」
すっちーの声はやさしいけど、少し震えてた。
こさめはそれが、なんだか申し訳なくなる。
🦈「……こさめ、迷惑?」
🍵「なに言ってるの」
すっちーは即答だった。
🍵「迷惑なわけないでしょ。心配なだけ」
頭をなでられる。
いつもより、ゆっくり。
🦈「……すっちー」
🍵「ん?」
🦈「こさめ、今なら素直に言える」
🍵「なに?」
🦈「……しんどい」
言った瞬間、涙がちょっと出た。
熱のせい、たぶん。
すっちーは何も言わずに、そっと手を握ってくれた。
🍵「大丈夫。ちゃんとそばにいる」
🦈「……逃げない?」
🍵「逃げない」
🦈「ずっと?」
🍵「ずっと」
その言葉で、胸の奥が少し落ち着いた。
🦈「……ねえ」
🍵「なあに、こさめちゃん」
🦈「こさめ、治ったらさ……」
🍵「うん」
🦈「今度は、はしゃぎすぎないようにする」
🍵「……それはちょっと無理そう」
🦈「ひどい」
すっちーは小さく笑って、またおでこを冷やしてくれた。
🍵「今は寝よう。体が一番頑張ってるから」
🦈「……すっちー」
🍵「ん?」
🦈「手、離さないで」
🍵「うん」
こさめはそのまま、
すっちーの手を握ったまま、意識を手放した。
風邪編まだまだやりまっせ
コメント
1件
初コメ!!風邪治ると良いなぁ🥺