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こんにちは!
自分の「重すぎる想い」を回収するために、震える手で図書室の扉の前に立っている雪です。
桜「雪。本当はね、お姉ちゃんをあんな風にしちゃったの、私のせいなんだ」
雪「え? どういうこと?」
桜「私はね、不幸を司る神なの。この能力を使って、貴方を幸せにしたいと思った・・・でも、やっぱり失敗しちゃった。あはっ、私みたいな悪魔はヒトの幸せを願えば願うほど、大切なものを壊しちゃうんだね」
そんな、自嘲気味に笑わないで・・・
もう、助手になっちゃったからあんまりキツイこと言えないじゃん!!
でも、そうなんでしょ?
強引に私の恋を「呪い」で進めようとしたのも、運命に抗って、「幸せ」を成功させたかったから。
(未来の雪:この時、私は初めて桜ちゃんの本当の孤独を知ったの。彼女はただの悪役なんかじゃなくて、誰よりも純粋に『幸せ』に憧れて、でも触れることさえ許されなかった、一番悲しい天使だったの。私は、そんな彼女の『失敗』も全部背負って、扉を開ける決めたんだ)
雪「桜ちゃん。失敗したなら、何度でもやり直せばいいよ。私と違って、寿命、まだまだあるでしょ?あ、もう死んでるんだっけ?まあでも、私は世界一優秀な助手になってみせる! 『不幸』を、私が全部ハッピーエンドに書き換えてあげるっ!」
キィーーー(ドアの開く音)
雪「失礼します……!」
今度はあんな特攻隊長みたいに、ならないんだからね・・・!
私、めっちゃ笑われたの、忘れてないんだから・・・!
いつもの窓際。そこには、桜街先輩が座っていました。