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「フユ…」
目の前に居た前野を無視して通り過ぎると手首を掴まれた。
「名前で呼ぶな。早く手を離せ」
「あ…あぁ、悪い」
一瞬固まり、顔を歪めた前野は手を離していなかった。
「なぁ後之、もう、お前の笑顔忘れちまったよ」
「…はぁ?」
眉を下げ、ゆっくりと手を離した前野の名前から立ち去ろうと背を向けた
「それを壊したのはお前自身だろ」
そう言い残して。前野の顔は見えなかったが酷く弱々しい声で「そう、だな…」とだけ言った。
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本編、ZENO日常のネタバレ
口調が掴めて居ない
短い
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元々フユはそこまで笑う奴じゃない、笑う所か表情筋が死んでる。けど、ナツが居た時は少しの変化だが笑っていた。
思わず呟いてしまった声に後之は何を言ってるんだこいつは、という顔をして最後に「それを壊したのはお前自身だろ」そう言った、間違ってない、間違ってなかった
否定なんか出来ない、俺がナツを食ったから
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目の前で座る三人、継乃は後之に勉強を教えて貰いたかったのかお願いしていた。
嫌がっていたがコチにも言われ、渋々承諾していた。
その様子を肘を付きながら見ていれば、後之のは気づいたのか舌打ちを1つ漏らした。
「お前が教えてやればいいだろ」
「今回のは色んな人の意見聞きたいんだとよ。」
また舌打ちをして視線を戻し、継乃と話を始めた。背中に乗ったコチに体重をかけられ、流石に大変そうだと思い横にある菓子を取ってコチを呼ぶ
「コチ、こっち来い、菓子食おうぜ」
「わーい!お菓子だ!」
一瞬で背中からどき、こちらに来た。
もうあの笑顔が見れなくても、話してくれるだけで、ここに居てくれるだけでいいか。
思い出させて
END