中学2年生の冬
親が離婚した、突然の事だった。
離婚の理由は、父と母の
だった。
父は、「俺は今までやりたいことを我慢して、家族の為に生きてきた。でも、それじゃ幸せになれないことに気づいた。俺はやりたかった事カフェをやる。」と言っていた。
しかし母は、「子供達もいるのに今の安定した生活よりやりたい事を優先するのはリスクも高いし応援できない!」と激怒していた。
その後も幾度の話し合いを行ったがお互いに主張を曲げることも無く、こうして父と母の離婚が決定した。
当時父は、凄い資格を取っていて給料も高かったようで会社からもいい評価を得ていた。そんな父がいきなり仕事を辞めてやりたい事をやると言ったので当時の私はとても驚いていた。
離婚が決定し、やがて話し合いは親権に移った
親権については、父も母も譲りたくなさそうだったが、子供たちの意見を尊重すると言ってくれた。私には、双子の妹がいたため、長男である私を含めると三人兄弟だった。
私たち兄弟は環境をあまり変えたくないと思っていたため、母親と共に今の家に残ることにした。しかし、父と永遠に会えなくなるのはいやだったため、父との面会権は、子供である私たちが望めばいつでも会えるという形になった。
離婚後しばらくは、父が居なくなったため家族で男が私だけになったこともあり、少々肩身の狭い思いをしていたが、友達や母が配慮してくれたり、父と時々あったりしていたため、あまり辛い思いをすることはなかった。
やがて、そんな生活にも慣れ、辛い受験期間を乗り越え、夢の高校生活がはじまった!と思った矢先、入学式を終えたあと母がコロナにかかり濃厚接触者になり学校を1週間お休みになり、その後ようやく学校に行けると思ったら自分までコロナにかかり、その後次々と周りの人がコロナに感染していき、初めて私が学校に行けたのは入学式から1ヶ月経ったあとのことだった。
当時は、入学デビュー失敗したと思い絶望していたため、緊張と、絶望に襲われながら学校へと向かっていた。
続く
コメント
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まずはこの作品を読んでくれてありがとうございますm(*_ _)m 今回が初めての投稿となっておりますので今後ともの成長にご期待いただけるのならばこの作品をこれからも応援していただけると嬉しいです!頑張ってこの作品を書いていくのでよろしくお願いします!🙇♂️