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ぼんじゅうる「…..っ」

ぼんじゅうるの目には、涙が浮かんだ。

あっきぃ「….え?」

ぼんじゅうる「…ちょっと長くなるかな。」

ぼんじゅうるの過去(幼少期)

ぼんじゅうる「ねーねー!おんりー!」

おんりー「なに〜?」

ぼんじゅうる「おにごっこしよ!」

おんりー「いいよ〜」

ドズル「入れて!」

ぼんじゅうる「いいよ〜〜〜〜〜」

男1「お、あそこのガキじゃん」

男2「殺っちまう?」

男3「さんせ〜」

男1「なぁなぁ君〜?」

ぼんじゅうる「?おれのこと?」

男1「そうそう!ちょっと君のお友達が呼んでるから来て?」

ぼんじゅうる「おともだちって、だれのこと?」

男1「……」

男2「良いから来いよ!!!」

ぼんじゅうる「え?!やめて!やだ!」

男3「おれらね?お前みたいなクソガキどもが嫌いなの。だから嫌いなガキは殺すことにしてんだよね。」

ぼんじゅうる「おれのこところすの…?」

男2「そうだよ?ごめんね?www」

ぼんじゅうる「やだ…グスッ」

そして、ぼんじゅうるは何回も殴られる。

まだ幼いため、「抵抗する」「暴力を振られる」などということがわからなかった。

ぼんじゅうる「いたい..やめて…っグスッ」

男3「これで死ね!!!」

おんりー「おじさんたちなにしてるの〜?」

「ぼんじゅうるくんたたいちゃだめだよ?」

男2「あぁ?ガキは黙ってろ!!!」

おんりー「ごっ…ごめんなさい…」

ぼんじゅうる心(おんりーくんもなんでたすけてくれないの?ひどいよ…)

男1「え!?電話?えっ!?あ!すいません!今行きます!!!」

男3「チッ、ガキ、命拾いしたな」

ぼんじゅうるは、心の底から思った。

誰もボクのことを助けてくれない。もう誰も信じられない。

と。

そして、中学生になる。

ぼんじゅうるが、ニュースを見て、思った。

ニュースはこのような内容だった。

〈今朝10時半、舞倉町で、殺人事件がありました。殺害されたのは〇〇さんです。犯人は〇〇で、「誰も助けてくれないなら殺せばいいと思った」とのことで、容疑を認めているようです。〉

ぼんじゅうるは、この人が自分と同じ立場だと思った。そして、仲間を全員殺すと、その時に計画を立てていたのだ。

ぼんじゅうる「……。」

あっきぃ「そんな過去が…。」

ぼんじゅうる「…俺は、昔から助けを求めていたのに誰も助けてくれなかった。」

「ずっと独りだって思った」

「中途半端に独りになるくらいなら、誰も助けてくれないならみんな死んじまえば良いんだと、初めから独りだったらいいんだと思った!!!」

ぼんじゅうるは、すこし怒りをあらわにしているものも、何処か切なく、寂しそうで、悲しそうだった。

「もし、あの日公園で遊んでなかったら、あいつらが俺に気づいてなかったら、もっと…、」

「もっと…、俺の気持ちは…、満たされていたのかなぁ…?」

と、悲しそうに言う。

「俺は、もっとみんなのことを信じれて、頼れていたのかなぁ…?」

「独りになることなんてなかったのかなぁ…!?」

あっきぃ「っ……。」

「殺したことは許されない。けど…、」

ドズル「もっとみんなのこと頼ってよ、信じてよ」

と、あっきぃより先に口を開いた。

ドズル「今からでも、信じても、頼ってもいいんだよ。」

「だから….っ」

ぼんじゅうるは、また口を開く。

ぼんじゅうる「はは…。」

「俺は、本当にダメ人間だな。」

「こんなに信じれて、頼れて、優しい仲間がいたのに、それに気付けないなんて….。」

「なら、もう、満たされる必要はない。」

「だってもう既に満たされているから、」

ぼんじゅうるはベランダの手すりに腰掛け、クルッと回る。

えと「ぼんさん?」

ぼんじゅうる「本当にダメだわ、一回、清浄してくるよ。」

ドズル「ぼんさんダメ!!!」

ぼんじゅうる「ほんとに、ありがと。」

そして、ギリギリに立ち、落下していった。


…………

….〜〜〜

…さん

ドズさん!

ドズル「( ゚д゚)ハッ!」

ぼんじゅうる「いつまで寝てるんすか!俺より遅く寝坊なんて珍しいですね?」

「まず寝坊しないけど」

ドズル「え、あ、ホントだ!」

(夢、か…。)

「今行くわ…。ごめん…」

ぼんじゅうる「疲れてるなら代わりにやるんで休んでていいですよ?」

ドズル「いや?大丈夫!」

ぼんじゅうる「どっちなんですか…。」



「こんにちは、または、こんばんは。主です。」

「今までご愛読ありがとうございました。」

「まだまだ作品はありますので是非そちらもお読みいただけると嬉しいです!」

「ばいば〜い」


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