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#Snow Man
はれる.
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ゆり組
⚠︎1話完結、微🔞
渡辺side
ぎこちない
よく言われる
『こんなに長く一緒にいるのにどうしてそんなにぎこちないの?』
………
うるせぇ!!
だってあいつのこと…
ああ、くそ
俺がもっとさ
こんなふうじゃなかったらどんなにいいだろうな
言いたいことは割とはっきり言う
そんな俺がこんなに翻弄されるって
あいつのせい…いやいや
涼太は悪くないって!!
———
「あ、翔太おはよ」
「お、おはよぅ…」
短い挨拶と共にすぐ練習に取り掛かる、彼
彼っていうか
涼太なんだけど
しばらく観察
…いや、俺の方が1時間早く始めてたから休憩っていうかなんていうか
別に
普通にメンバーとして、ね?
参考にでもしようと思って、うん、そうだ
あー
涼太今日結構疲れてね?
いつもよりキレがない気がする
……..
「だ、舘さんほら
ちょっと休憩すれば?」
「え?
でもまだそんな時間経ってないし
俺は大丈夫だよ?」
「いやなんかさ
今日午前中みっちりスケジュール入ってたじゃん?
そんな急がなくても舘さんなら余裕で覚えられるやつだし」
「まぁ、確かにそうかもね」
「ああ、あっちに好きそうなお菓子…差し入れ!ふっかが差し入れ持ってきてくれたみたいで!
…せっかくだしどうかなって声掛けた」
「そうなの?
ふっかはいつも持ってきちゃうねぇ
そんなに気を遣わなくていいのに」
「ん、だよな笑
まぁでもほら行きなよ」
「…翔太は?」
「へ?」
「翔太も行こ?」
….かわいい
……..
「え、俺はいいよ」
「ごめん、俺と2人きりじゃ気まずいか笑
ごめんごめん」
「いやいやそうじゃなくて!
まぁ確かに疲れてきたし…俺も、うん」
「あはははっ!ごめんねいつも
…昔はこんなんじゃなかったのに、ふふっ」
あれ
なんかちょっと
ほんの一瞬だけれど
暗い顔になった気がする
「ああ、ほんと
ふっかはいつも豪勢に用意するよね」
「だよなぁ
あいつすげーよ
あ、これこれ、好きだよね?」
「わ…!久しぶりに見た
じゃあ食べちゃおうかな」
「ふははっ
…かわいい」
「ん?なに?」
「あっいやなんでも」
「翔太も食べよう?」
別に深い話をするでもなく
お互いの近況報告をして
それで、終わり
色々聞きたいことはたくさんあるけれど
あんまり踏み込むのもなぁ
ずっと一緒にいるからこそ
踏み込みすぎないように
嫌われないように
…つらい
俺好きなんだよな
涼太が
幼馴染とかシンメとか
そういうの取っ払って
恋愛感情を涼太に持っている
「翔太」
「ん?」
「ありがとう」
「な、なにが?」
「実は結構疲れてて
さっき翔太が言った通り、朝も早くて午前中スケジュール詰まってたから
ここ来るとついみんなの勢いもあって追い込んじゃうし
翔太にはいつも見透かされちゃう」
「や…まぁあんまり無理すんなってことよ」
「はい、わかりました
無理しません」
わざとらしく敬語で返事をする涼太もなんだか可愛らしくてしょうがない
これ
もう涼太が何しててもかわいいって思っちゃうんだよな
なんかもうわからなくなって
机に突っ伏して顔を見られないようにしながら言ってみる
「涼太ぁ…..」
「…!!
なに?翔太?」
「………」
「…..??」
沈黙が重い
俺から声掛けたのに
ダッセ〜…..
なんでもない、と言いながら
顔を上げる
すると
困ったように眉を下げ
俺の顔を覗き込む涼太がすぐ近くにいた
「…..っ、あ、えっと
なんでもない、ごめん」
「翔太…具合悪い?
大丈夫…?」
今この場に
偶然だけれど俺と涼太以外居なくて
それが妙に気まずいようで
寧ろ安心してしまって
ふたり
この関係性が変わることは、ないのだろうか
変えたいけれど
失いたくないから、ひたすらに怖い
臆病だって笑われても
本当に、怖い
そっと俺の手を包み込む
ぬくもりを感じる涼太の手
「翔太、しばらく…ここでふたりで休もう」
ね?と優しい声色で尋ねられると
うん、としか言えない
向かい合わせで座っていたが
涼太が俺の隣へ移動する
再び俺の手を包み込む
いつか
俺の気持ちが伝えられたらいいな
ああ
好きだな、やっぱり
「…..涼太、ありがとう」
「ふふっ…
俺のほうこそ、ラッキーかも?」
「…??」
とりあえず
しばらくはふたりきりで過ごそう
何も会話しなくても
気まずいって思っても
それはずっとずっと一緒にいたから思える贅沢なこと——だよな?
—END—
基本的に1話完結でのんびり書きます
ゆり組、めめだて以外にもメンバー全員大好きなので色々書きたいと思います
コメント
1件
うわあ、もう冒頭から「ぎこちない」の一言で翔太の心情がビシビシ伝わってきて、一気に引き込まれました。涼太のちょっとした仕草や「かわいい」って思っちゃうところ、幼馴染だからこその踏み込みすぎない距離感と、それでも抑えきれない恋心の描写がすごくリアルで切ない…。最後の「贅沢な悩み」ってタイトル回収もグッときました。ふたりきりのあの空気感、すごく好きです。続きも楽しみにしてます!