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一緒 / nksr

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一緒 / nksr

1 - 一緒 / nksr

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2024年07月30日

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onkn / nksr

他のCP書きたいし、R18も書きたいけど。

最近気が滅入っているので…

癒しに好きなもの書きます。

元気な時はR18しか見ないほど 変態なんですけど。

注意 自傷行為(OD) 病み

途中不穏?ですがハピエンです。

大丈夫な方だけお願いします。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「なあ…ニキ…、? 」

一緒に住んでもう何日もたった。


孤独じゃないはずなのに。

夜は無差別に寂しさを掘り起こす。


横にいる大切な人は、綺麗な顔で。

静かに寝息を立てて眠っている。


寂しい。別に避けられてるとかじゃない。


夜は静かで、落ち着く。

けど、寂しさが込み上げてくるのは、

どうにも好かない。


「くそ…、」

彼を起こさないように。

立ち上がって。 引き出しを開けて。

そっと錠剤が入った瓶を取り出す。

手のひらにざっと出して。


もうどこで買ったか。いつ買ったか。

何も覚えてない。

そこら辺にあった、

エナジードリンクで一気に流し込んだ。


炭酸が口の中で弾ける感覚。

喉につっかかる感覚。

胃がもたれる感覚。


別に死にたい訳じゃないけど。

特別生きたいとももう思えない。


死んでも生きても。

彼は変わらず生きていくのだろう。

俺が居なくても。前を向いて。


俺は彼がいないともう生きていけない。


あいつの俺を呼ぶ声。

あいつの優しい表情。

全部大好きだ。


大好きだけど信用出来ない自分が嫌いで。

何度消えたくなったか。


明日は生きているんかな。

死んでんのかな。


数えてはないけれど、大体空になったから100以上は飲んだ。


彼は明日の俺を見てなんて言うだろう。


心配?後悔?呆れ?苛立ち?



…なんとも思わないだろうか。


「っ…、ん…」

薬が効いてきた。ということは飲んでから1時間くらいか。



明日は来るかな。




「……て、」

なんだ?彼がなんか言ってる。


「もういい加減にしてよ。」

なんて?


「あのさあ。構って欲しいだけでしょ?」


違う。違くないけど、そういう訳じゃ。


「もう相手疲れたんだけど。うざい。」


まって。 置いていかないで。


一緒にいてくれるんじゃなかったのか。


不安だった。全部。

怖かった。


「じゃあな。もう二度と顔見せんな。」



まっ…



「まって…、」

ニキの顔を見ようとした時、すごく前が眩しかった。


「…っえ、?」

急な光に目が痛む 。くらくらする。


「っ、!ボビー!!」

どっと耳に聞き慣れた声がして。


「うおっ…い”っ…!? 」

思い切り抱きつかれた。それも強く。


「あー、もう…心配したんだよ…、」

「…え、え?どういう状況?」

頭がどうにかなりそうだ。

だって。うざいんじゃなかったのか?


置いていったじゃんか。


「…朝起きたら泣きながら寝てるし。 空き瓶あるし。呻いてるし。苦しそうにしてたんだよ、覚えてないの…、 ?」


段々とニキの声が震えてくる。


「だっ…え、置いていった…じゃん、」

「置いていった?僕が?ボビーを?」


声が出なくて、首を振って返答する。


「なにそれ、夢?」


僕がそんなことする訳ないと、ニキは優しい表情で俺の涙を拭った。


そうか。夢だったのか。

なんとも意地の悪い夢だ。


「体は?調子どう?」

「…まだ、ちょっとだけ…気持ち悪い…、」

薬が抜けきってないのだろう。

軽い吐き気がする。


「そっか…、そっかあ…」

俺の体調を確認したその瞬間、ニキは泣き出した。


「え、どしたん、?」

「本当…怖かったよ…」

怖い。何が?


「僕ボビーが死んじゃうのかと思って。 」


もう1回抱きしめられた。


「本当に…自分勝手だけど、」

「おん、」

「死んで欲しくない。死なないで。」

「僕ボビーと一緒にいたい。まだまだ一緒にやりたいこと沢山あるの。」

「…でもそれでも辛いなら、一緒に…」

「待って…、」


俺はニキの発言を遮った。

きっと一緒に死のうと言おうとした。


それは嫌だ。絶対に嫌だ。


理由は大好きだから。他にもあるけど、今はそれしか出てこない。


「ニキがおらんくなるくらいだったら…、俺生きるわ。お前に死んで欲しくない。」


今までの感情が込み上げてきて。

強く抱きしめ返した。


それに反応して彼の力も強くなった。


「…うん…、一緒に生きよう?…ね、?」


泣き声と混じって掠れた声が耳に入る。



…ここまで思ってくれてるとは。



自分が馬鹿馬鹿しく思えて。


「っ…、ごめん…、自分勝手で、それで、」

「…大丈夫だよ」


今度はニキが俺の言葉を遮った。


「大丈夫。生きてくれればなんでもいいの。俺の横にいてくれるなら。」

暖かい言葉にさらに涙が出て。前が滲む。

「…僕も寂しくなるよ、不安になるよ」

「でも。また明日、ボビーの楽しそうな、笑った顔が見れると思って。毎日生きてるよ。」

「そう…か、」


不意に言われて顔が熱くなった。


「僕だってボビーがいないと生きていけない。」

「…、!」

「独りじゃないんだよ。僕がいるよ」

「…っ…う、ぁ…、、」


ずっと悩み混んでいたことが緩んで、また頬を涙が伝う。

暖かい。優しい。幸せ。


「俺…もう、死のうとしないから、…」

「だから、だから、そばに居て…」

「もちろん。そばに居るよ。」


ニキの手が、俺の頭を撫でる。

落ち着く。

距離が近くて 心音が聞こえる。心地よい 。

「…ん…、」

薬が抜けてないこともあり、睡魔が襲う。



「眠いの?寝ていいよ」

「…。」

「…?寝ないの?、眠くない?」

「……に、…て、」

「ん?」

「一緒に寝て…、離れたくない…」

恥ずかしさと、

眠気で顔を相手の肩に埋める。


「…ふふ、勿論。」

ニキは俺を離したあと、いつもの、今まで通りの、優しい顔で笑った。




その後。

俺らは向き合ったまま寝た。

もう死にたいなんて絶対言わない。


こいつがいてくれるなら。


なんだっていい。



主人公みたいな人生だな。と思いながら、

目の前にいる最愛の人の腕の中で寝た。

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