テラーノベル
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大変長らくお待たせいたしました。リクエスト者様覚えていらっしゃいますでしょうか…(土下座)
tnrbr軍パロでございます。
シチュエーション指定無しとのことでしたので、適当な具合に書かさせていただきました。
※主の希望で初めの方に戦闘シーンあり
※流血表現等注意
どうぞ
ふぅ、と軽く溜まった息を吐く。
何年経ってもこの時だけは緊張する。
この時間だけは、自分の判断ですべてが決まる。
ミスは許されない。
もう一度だけ、呼吸を整えるように息を吐いて、今頃邪悪な笑みを浮かべているであろう彼の無線へと繋ぐ。
rbr「こちら司令部、各部隊配置完了。常時戦闘態勢に移行できます」
gr『了解した。皆に繋いでくれ』
機械音とも呼ばれた彼の声は、これから戦争をするというのに、驚くほど落ち着いている。
けれど、確かに高揚している。
最早習慣になったその操作をすると、パチッ、という音とともに、全国民に彼の声が届く。
gr『さて……準備は良いかね?』
緊張の糸が張り詰める。
gr『_______さあ諸君、戦争をしよう」
どこかから、銃声が聞こえる。
いつぞや自身が言った言葉が、戦争の合図になっているのはなんだかむず痒い。
そんな事を考えている場合ではないのだが。
ut「ロボロ、ライター持ってへん?」
隣から、気の抜けた声が聞こえてくる。
この期に及んでタバコを嗜もうとする大先生は、やはりというべきか緊張感の欠片もない。
rbr「持ってない」
ut「ですよねぇ」
くるくると手元のタバコを弄ぶと、そっと元の箱に押し戻した。
どうやら部屋にライターを忘れたらしい。
rbr「もうちょっと緊張感持てやお前…」
ut「へいへい」
彼のあまりのフラットさに拍子抜けする。
まあ、まともなヤツが極端に少ないこの軍においては、こんなこと日常茶飯事なのだが。
kn『ロボローー!!!』
そんなでっかい声出さんでも聞こえとるわ!とは思いつつ、無線からの声に返事をする。
rbr「なんや?!」
kn『シャオロンこっち寄越してくれ!!!キツイ!!」
コネシマの隊には先に突っ込んでもらったのだが、どうやら報告より敵の数が多いらしい。
ut「あーシャオちゃん?今どこ?」
会話を聞いていた大先生が、すぐにシャオロンへ無線を繋ぐ。
sho『西側の川の近く!』
ut「おっけー、あと何分くらいで片付きそう?」
sho『あと10分あれば行けると思う!』
西の川、10分…コネシマのところまで大体15分くらいだろうか。
rbr「コネシマ、悪いけど15分耐えてくれ!」
kn『15分……』
苦い表情をしていることが容易に想像できる。そんなに数が多いのだろうか。
rbr「規模は?」
kn『連隊規模…2500くらい』
報告では一個大隊くらいの規模だったのだが…随分オーバーしている。
たしかに力こそあるが、数の少ないコネシマの隊で15分はキツイだろう。
ならば___
rbr「わかった。ゾムの隊動かすわ」
kn『まじ?!助かるわぁ!!』
ゾムの特殊部隊なら、少数でも十分な戦力だ。
rbr「こちら司令部、急遽特殊部隊は最前線への加勢を。戦闘が落ち着き次第報告を求む」
zm『はーい』
にやりと笑っている脅威の顔が浮かぶ。
これならシャオロンが加勢するまでもなく終わるだろう。
zm『*箪笥の中に隠れちゃダメっすよぉw*』
司令官の首を落としたのだろう。ゾムの弾んだ声と汚い悲鳴が聞こえてくる。
司令部が機能しないのなら、隊列は乱れる。
もう勝ったと言っていいだろう。
だが、違和感というか…
何か…おかしい。
途中、初期案から変更した部分もあるが…あまりにも予定通りすぎる。
戦争がこんなに簡単であっていいわけがない。
報告よりも大幅に多い兵士といい…何か、重大な見落としがあるような気がする。
すると、視界の端のランプが点灯する。
______トントンのインカムからだ。問題でもあったのだろうか。
tn『ザザッ…ろ!、ガー…』
rbr「え?」
雑音が多くてよく聞こえない。
音量を上げてみる。
tn『ザーッ…ガサ……つ…ザザッ……ろ…サー…』
酷い雑音だ。
いや、雑音というか、これは_______
ut「ッロボロ!!」
視界が回転し、頬が思い切り床に押し付けられる。
何だ?何が起こった?
酷い煙だ。視界が霞んでいる。
そして______濃い鉄の匂い。
tn『西口から敵の侵入を確認!!安全のため即時離脱を許可する!!鬱、ロボロ聞こえとるか?!返事せぇ!』
ああ、そうか、なるほど________通信妨害か。
つまり…あの大群は〝建前〟
こっちが本命ですよと。
侵入方法からして、ゾムと同じように特殊部隊なのだろう。
相当訓練されていることを考えると、下手に動くと死にかねない。ここは死んだふりでやり過ごそう。
と、思っていたのだが。
ut「ロボロ?!どこぉ?!」
大先生の情けない声が聞こえる。
このまま死んだふりをして機会を伺えばよかったものを…
自動的に出たため息を吸い込んで、緊張を解す。
腹部に若干の痛みを感じるが、無視して立ち上がる。
心が無いと言われる俺でも、流石に仲間を見捨てて自分だけ生きるつもりはない。
というか合理主義なだけであって心が無いわけではない。
背中の方に手を伸ばし、長年愛用してきた弓を持つ。
そういえば、随分触れていない。
腕が落ちていないといいが。
ぐっと弓を握り込み、矢をまっすぐにセットする。
霧が晴れてきて、相手の姿が見えてくる…3人か。
rbr「こんにちは〜死ね」
お決まりの挨拶とともに矢を放つ。
なるべく相手が認識しにくいように、身をかがめて。
もちろん、威力の低い弓では、相手を怯ませるのが限界だ。
目的はここから無事に逃げること。こいつらを殺す気はない。
矢が足に刺さったのだろう。少しだけ敵のうち1人がよろめく
その隙に隣の大先生の服を引っ張り、扉へと向かう。
間に合え、と念を送りながら扉を引っ張るが、相手もヤワなヤツらじゃない。
間髪入れずに発砲音が聞こえる。
既にこちらは満身創痍なのだ。勘弁してほしい。
反射的に大先生を突き放し、相手に弓を向ける。
狙うは____目。
視線が交差する。
そちらが引き金を引くのが早いか、俺が打つのが早いか。
背中を嫌な汗が伝う。
_________狭い管理室に発砲音が響いた。
眼前が赤く染まる。
花のように飛び散る鮮血が、床を汚す。
rbr「は…」
バクバクと波打つ心臓を、手で押さえつける。
tn「何しとんじゃお前らァ!!」
聞き慣れた声にハッと意識を戻される。
目の前には床に倒れ伏した敵兵。
発砲音の正体は、トントンだったらしい。
一瞬、本気で死んだかと思った。
ut「とんちぃ〜!!俺今日こそはまじで死ぬかと…!!」
tn「何言うとんじゃボケェ!まだおるやろが!!」
半泣きでトントンに張り付く大先生を、彼は軽くあしらう。
tn「ロボロ、援護頼む!鬱は周りの一般兵に指示出してこい!!」
rbr「わ、わかった!」
ut「へーい」
へらへらと緊張感のない笑顔に戻った大先生が、扉を開けて出ていくのを確認してから、
目の前の敵へと再度視線を向ける。
一人は今トントンが殺した。
残るは二人。片方は手負いだ。十分勝算はある。
敵兵の一人が芝居がかった様子で前に進み出る。
mob「これはこれは、書記長様。剣の腕だけではなく、銃の腕もよろしいとは」
貼り付けた笑顔の下には、氷点下の殺気が流れている。
tn「ああ、そりゃどうも。アンタんとこの兵に愛用の剣をへし折られましてね」
トントンは仕方なく銃を使っているのだ、と見せびらかすように手に持っている銃を振る。
mob「おっと、それは申し訳ない。我が軍の者がとんだ粗相を…」
敵兵は深々とお辞儀をすると、ニッコリと笑みを浮かべて銃を取り出す。
mob「心ばかりのお詫びですが…………お隣の方の内臓の色をお見せしましょう」
発煙弾を隠し持っていたのだろう。その言葉と同時に部屋が煙に包まれる。
咄嗟に体制を低くし、音を立てないように横に移動する。
すぐ隣を銃弾がすり抜ける。
rbr「どこ狙っとるん?」
そう煽り文句を吐いて、地面を強く蹴りあげる。ふわりと身体が宙に浮く。
直後に発砲音。
俺は近くの棚を蹴り上げ、容易に銃弾を避ける。
それから、部屋の照明部分に弓を向ける。煙でよく見えないが、光の強さからしてこのあたりだろう。
ぱっと手を離し矢を放つと、大きな音を立てて照明が壊れる。
一瞬にして部屋が暗くなった。煙も相まって、一寸先はほとんど見えない。
銃弾が肉を裂く鈍い音と敵兵の断末魔が響く。
計画通りだ。
敵が弾を撃てば撃つほど、音で〝居場所〟が特定できる。
煙幕を使った時に、すぐ逃げればよかったのに。
mob「まっ…まってくれ!……家族がいるんだ!!俺は連れてこられただけで…!!」
先程までの飄々とした態度はどこへ行ったのか、必死に命乞いをする敵兵の声が聞こえてくる。
tn「へぇ、そうですか。それはお気の毒に」
mob「頼む!!何でもする!!軍のことでもなんでも話す!!!!」
ああ、そんなこと言うと全部搾り取られるまで自由はないぞ、と思うが黙っておく。
tn「ほーん…で、その〝軍のこと〟って?」
トントンの優しい(?)尋問が始まった。
計画が筒抜けになった敵国に勝つのは、そう難しいことではなかった。
あれから1時間程度続いた戦争は、敵国の降参で終焉を迎えた。
あの兵士がどうなったかは知らない。変なことを口走ってなければ返されているだろう。
そして今俺は、撃たれた腹部の治療が終わったばかりで、医務室から出るのを禁止されている。
ps「ロボロ〜」
落ち着いた声がした方を向くと、大量の紙切れを抱えてこちらにやってくる男の姿が見える。
rbr「おぉ、また一段と多いな」
ようやく先程渡された書類が片付いたところだと言うのに。
ps「いや?これ俺のも入ってるから。カルテと患者数の報告書」
rbr「ああ…お疲れさん」
ps「ほんと、もう一人軍医が欲しいくらいだよ。できれば男で」
どさり、と音を立てて机に山積みの書類が置かれる。
そう、楽しいパーティーの後は片付けがあるように、戦争が終わればその尻拭いをしなければならない。
だからみんな、うちの総統様が戦争を吹っかけてくるのを全力で止めるのだ。
まあ現状止めれていないのだが。
ps「病人にまで書類が回ってくるなんて…人手不足もいいところだね」
置かれた書類に軽く目を通しながら、適当な返事をする。
rbr「いや、俺は情報とかその辺やから。大方大先生が処理しきれへん仕事が回って来とんやろ」
ps「この量を2人で分担してるのがおかしいって言ってるんだよ」
ps「もう少し減らさないと、そのうち倒れちゃう」
ああ、倒れるといえば。
rbr「トントン大丈夫なんかな?」
ps「今のところなにも連絡来てないね。今のところ」
念を押すように繰り返す軍医を見て苦笑いする。
rbr「毎回のことやからな」
ps「本当、いつになったら反省するのかな…」
彼は疲れたようにため息を零すと、手元の書類に目を落とした。
ps「…倒れる前に来てくれたらいいのに………」
本当はすぐにでもトントンの様子を見に行きたいのだろうが
書類や複数の怪我人の相手をしながらでは手が回らないのだろう。
rbr「俺見て来たろか?」
ps「え、いいの?」
少しだけ弾んだ声が聞こえてくる。
ps「じゃあ……いや、だめだよ。まだ傷塞がってないんだから」
流されかけた。あと一押しだ。
rbr「ずっと寝とると復帰に時間かかるやろ?」
ps「うーん…でも身体が…」
rbr「俺、外の空気吸いたいし」
ps「…たしかに病人には空気の良いところのほうがいいけど……」
結構換気してるし…と渋る軍医にさらに畳み掛ける。
rbr「ついでにエミさんにコーヒーもらってくるわ。もうないんやろ?」
机の端に押しやられたコーヒーメーカーに目を向けながら話す。
彼は悩むように顔を俯け、静かに一言放つ。
ps「……………今日だけだからね?」
rbr「よし!!」
俺はそのまま勢いよくベッドから飛び降り、スタスタと扉の方へ向う。
ドアノブに手をかけたところで「無理はしないようにね」という注意が飛んでくる。
俺は適当に返事をして、数日ぶりの医務室の外の空気を吸うことに成功した。
この行動が後に災いになるとは、思いもしなかった。
秋が近いからか、夏場は汗ばむような廊下は少し肌寒い。
そろそろ衣替えの季節だろうか。
そんなことを思いながら図書館の方へ足を伸ばす。
コーヒーを貰ってくると言った手前、何も持たずに帰るのはまずい。
先に用事を済ませてから他のところを回ろう。
軽くノックをしてから扉を開ける。
em「………」
書類に集中しているのか、こちらに気付いていないようだ。
rbr「エミさん」
em「うわぁ゛?!」
声を掛けると、驚いたように上半身が跳ね上がる。一応ノックはしたのだが。
em「び…っくりしたぁ……ロボロさんか…」
em「…あれ?お腹の怪我はもう大丈夫なんですか?」
冷静になって俺がここにいるのを不思議に思ったらしい。
rbr「一応ぺ神に許可貰っとるで」
em「そうですか…大事に至らなくてよかったです。で、どうしてこちらに?」
rbr「ああ、コーヒー豆貰いに来てん」
em「…コーヒー豆?ああ、医務室の?」
rbr「そうそう」
em「ちょっと待ってくださいね…ええっと…しんぺいさんしんぺいさん…」
何が好みだったのか確認しているのだろう。何かをメモしたノートを確認している。
em「………あぁ、モカですね。すぐ取ってきます」
彼はノートから目を話すと、すぐに後ろの扉へ消えていった。
俺も後を追って扉をくぐる。すると、ふわりとコーヒー特有の香りが肺いっぱいに広がる。
rbr「⋯⋯また増えた?」
em「え?ああ、オスマンさんが外交先から持ってきてくださるので…」
彼は嬉しそうにコーヒーの並ぶ棚を眺め、何か思い出したようにコーヒーの入った袋や瓶をなぞる。
まるで、集めた小さな石や木の棒を、宝物のように扱っている子供のように見えて少し笑えてくる。
rbr「…………ふーん……あ、あとトントンのもくれへん?」
em「…え、ああ、わかりました」
エミさんはハッとしたような顔をした後、慌ててコーヒーを探し始める。
全く問題なかった。ここまでは。
いや、あるにはあったのかも知れない。
だが、それを考えていられるほど、今は余裕がない。
なんで____________
遡ること1時間前。
エミさんからペ神とトントンの分のコーヒーを受け取った俺は、トントンにコーヒーを渡しに長い廊下を歩いていた。
どうせもう飲みきってしまってないだろうから、という気遣いで。
まあその気遣いこそが災いだったのだが。
執務室の扉を軽くノックをして「ロボロですー」と少し大きめの声を出す。
tn「…………………どうぞ」
いつものバリトンボイスがお出迎えしてくれるのかと思ったが、
予想に反して聞こえてきたのは落ち着いた声だった。
rbr「失礼しま…うお」
返事の時点でなんとなく察していたが、あまりの惨状に言葉を失ってしまう。
トントンは、積み上げられた書類の隙間から俺を見ている。
ただ見ているだけではない。睨んでいる。ものすごい形相で。
いや、多分本人はそんなつもりはないんだろうけど。
この書類の山に、恐らくこの部屋にはいないであろう総統のおかげで鬼のように見えるだけだ。
tn「…なんや」
彼は心なしか先程より不機嫌そうに眉をひそめ、こちらの返事を待っている。
rbr「エミさんにコーヒー貰ってきたから…」
手に持ったコーヒー豆を軽く胸のあたりに掲げると、ほんの少しだけトントンの表情が緩む。
tn「ああ、どうも…悪いな」
tn「ん?まってロボロ怪我……」
rbr「ペ神に許可貰ってんで」
tn「あ、そう」
話している間も手を止めようとしないので、
仕方なく机の上のマグカップを回収してコーヒーを淹れることにした。
rbr「グルッペンは?」
tn「あのクソ野郎なら1時間くらい前にどっか行ったけど」
rbr「あー…それは大変やったな……いつもやけど」
tn「ほんまいつになったら懲りんねんアイツ」
湯を沸かし、コーヒーミルで先程もらった豆を挽く。
その音で気がついたのか、トントンが少し顔を上げる。
tn「コーヒー…淹れてくれるん?」
rbr「飲んだら寝な」
tn「いや、まだ残」
rbr「どうせもう禄に頭回ってへんのやろ」
tn「………」
ここで否定の言葉が聞こえないのが一番の証拠だ。
ため息を吐いて、軽くゆすいだマグカップにコーヒーを注ぐ。
rbr「はい」
コーヒーの入ったマグカップを手渡すと、「ありがとう」と感謝の声が聞こえてくる。
tn「…うま」
ようやくトントンの顔に笑顔が浮かぶ。
rbr「飲み終わったら仮眠室行くんやで?ペ神と添い寝したくなかったら」
tn「…………1時間経ったら起こしてくれ」
そんなこんなでトントンを仮眠室に誘導することができた。
あれからきっかり1時間。
本当はもう少し寝かせてあげたいのだが、起こさないとみんなの書類が進まない。
随分深く眠っているらしく、結構思い切り揺すっても起きない。
rbr「とんとーん、出荷するでー」
……反応はない。
次起こしてみて反応がなければ医務室に…
rbr「とんと…ぉ?!」
突然腕を引かれ、反応できずベッドに倒れ込む。
そのままがっちりと足でホールドされ、身動きもできないまま一人戸惑う。
tn「ん……」
rbr「は、ぇ、え?!トントン?!」
tn「………」
寝ぼけている…というか寝ているらしく、大声で呼んでも全く動じない。
ここまではまあ、いいとしよう。
別にここで何もなければ、トントンが起きるまで添い寝すればいい。
とてつもなく嫌だが。
問題は…
rbr「ちょ、トントン、離して…当たっとるから」
そう、彼のアレが当たっているのだ。俺のケツに。
しかも少し動けば入挿るのではないかという位置に。
もちろん、着衣しているので実際に入挿ることはないのだが。
だが、だからといって諦めてこのまま添い寝する勇気はない。
なにしろ俺にそういう趣味はない。普通に恐怖の対象でしかないのだ。
rbr「なあトントン起きて頼むから」
tn「………」
普段なら小さな物音でもすぐに起きるのに……なぜこういう時に限って起きない?
rbr「…あー…どうしよ…かなぁ……インカム置いて来たったし………」
無駄にトントンの腕の力が強いおかげで、恐怖で硬直した俺の身体では拘束を振りほどけない。
大人しく起きるのを待つしかないのだろうか。
あれから30分。彼は一向に起きる気配を見せない。
若干手が痺れてきたのでせめて体制を変えてほしいところだ。
rbr「はぁ…誰か来やんかな…」
この際変に勘違いされても構わないから助けてくれ。
体制がまったく変わらなかったため、残念ながらソレは相変わらず自分の尻にある。
rbr「………」
30分も充てられ続けると慣れるらしく、恐怖は随分薄くなった。
ただ…
rbr「…トントンのって割とデカいんやな……」
そう、己のモノほどではないとはいえ、デカい。
こんなモノが体内で行き来して、将来彼と結ばれる人は耐えられるのだろうか…
以前見た、奥まで犯されて、声にならない声を上げ絶頂するAV女優を思い出す。
酷い醜態を晒し、ガクガクと痙攣してイき狂う。
終いには意味のない言葉ばかりが並べられ、盛大にナカへぶち撒けられ汚い声を出して…
無駄に変な記憶を手繰り寄せてしまったせいで、息子が反応してしまった。
こんなのだから周りに童帝だのなんだのといじられるのだろう。
やはり起きる気配のないトントンを見てため息を吐く。
息子をどうにかしたいのだが、これではどうにもならないな。
いや、これだけ起きないのならいっそ…
トントンが起きていないのを確認して、軽く指先で先の方を弄る。
背後に人がいる背徳感からか、背筋がゾクゾクと痺れる。
rbr「ふ……」
早くイッて楽になってしまおう。トントンが起きる前に。
トントンが起きてからどうするか、汚れた服にどう言い訳するか、なんて今は頭にはなくて。
手で筒を作り、自身のソレを扱く。
快楽の波に乗って気分が高揚し、ふわふわと顔に熱が集まる。
rbr「ん、…ッ、ッ♡」
先の方からヌルヌルした液体が出てくる。
それをすくって自身のモノに塗りつけ、手を滑らせるとより脳が刺激される。
理性が溶けて、快楽に変換されていく感覚に目を細める。
真後ろでトントンが寝ているというのに。
背徳感が糧となって、快楽と混ざり合って、飴のように甘いぐちゃぐちゃな闇の中へ呑まれていく。
強くこすったり、優しく触れたり、先をぐりぐりと押しつぶしたりして、快楽の波を作る。
少し熱を持った吐息が口から吐かれる度、脳が溶けていく。
そのうちに、快楽の波がぐらぐらと不安定に揺れ、津波ように強くなって押し寄せる。
rbr「ッ、ぅ、ぁッ〜ッッ゛ッ♡♡♡」
びゅっと勢いよく息子から放たれた液体は、服とベッドを濡らして生地に染み込んでいく。
tn「…あの、起きてるんですけど」
背後から聞こえてきた低い声に肩が跳ねる。
そいうえば先程から重量を感じない。抱き枕のような拘束はとっくに外されている。
そっと背後を振り返ると、なんとも言い難い表情でこちらを見ているトントンが見える。
何も言えずに固まっていると、トントンは気まずそうに立ち上がり、ティッシュを手渡しながら呟く。
tn「……ベッド…ほっといてええから…」
それから逃げるように部屋を出ていった彼と話すまで、2週間かかった。
オマケ
気まずくてつい部屋を出てきてしまったが…
なぜロボロと一緒に寝ていたのだろうか。それだけでも聞いてくればよかった。
というか…
tn「あ゛ーーーー……」
トイレの個室でひとり悶々とする。
頬が赤く染まり、少し潤んだ目でこちらを見るその熟れた表情。
普段は見えない素顔がそんな形で見えてしまったら、興奮するものだろう。
これから彼を見るたびに息子が反応しそうで困る。
しばらくは彼を避ける必要がありそうだ。
最後までご覧いただきありがとうございました!
なかなか筆が乗らず遅くなってしまいました…
ちょっと個人的にtnとrbrが結ばれるのが想像できなくて、rbr単一っぽくなってしまいましたが…
いかがでしたでしょうか?
ご期待に添えていると嬉しいです✨️
いつの間にかフォロワー500人↑!!
ありがとうございます!!
これからも少しずつ投稿していきますので、気長にお待ち下さい😘😘
コメント
15件
おぉ!久しぶりですぅー! 今回もこれまた素晴らしい作品をwスゥー天才っすか?
お久しぶりです!! 投稿待ってましたぁぁ!ほんとに今回も何から何まで最高で…! rbが寝ているtnにギュッとされながら1人でしているのほんとに好きすぎてやばかったです!! 次の投稿も待ってます!お身体に気をつけてくださいね!
ずっと待っていた…ッッッ(⌒▽⌒)