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現在:神様の特等席と、飽くなき狂愛の日常——
そして現在、最強国家『セレスティア』。
「……ということがあったんだよね。今思い出しても、あの姫様おバカさんだったなぁ」
総統室のふかふかのソファで、瀬麗梛はクッションを抱えながら、お茶請けのクッキーをサクリと齧った。
「おのれ……ッ!!」
その言葉を聞いた瞬間、部屋の温度が急激に下がった。青筋を立てて拳を握りしめているのは怜、來執、瀬凪の三人だ。
「総統様、やはりあの国を今すぐ地図から消しましょう。我が『雷』で、王城ごと肉片一つ残さず粉砕して参ります」
「僕の『氷』で、あの姫の四肢を一本ずつ凍らせて砕きます。あ、死なないように僕の最高位の『治癒』で何度でも繋ぎ合わせますから、安心してくださいね?」
「俺の『土』で、あの国の人間を全員逆さ吊りにして生き埋めにしよう。総統様にそんな顔をさせるなんて、万死に値するよ」
「みんな、もう終わったことだし、あの国は自滅するからいいよぉ」
瀬麗梛が苦笑していると、彼の背後の空間が「おいで」と言わんばかりに、優しく、かつ絶対的な神聖さを伴って歪んだ。
「せーりーな。そんなゴミたちの話、もうしなくていいよ」
現れたのは、この世界の最高神・隋星だった。普段は他の人間に冷徹極まりない敬語を使う神だが、瀬麗梛の前では、完全に甘えん坊の子供のよう。隋星は瀬麗梛の背後から首に腕を回し、首筋に何度もすりすりと頬を寄せた。
「隋星、くすぐったいよ」
「だって、せりなが足りないんだもん。一年もあの不潔な国にいたせいで、せりなの神力が少し薄まってる。僕が、いっぱいいっぱい、満たしてあげるね?」
隋星がふわりと微笑むと、彼の指先から、星屑のような眩い光の粒子が溢れ出た。世界に一つしか存在しない、神による直接の
『全属性特級・神力付与』。瀬麗梛の身体が心地よい温かさに包まれ、より一層、その肌が陶器のように白く輝きを増していく。
「ん……ありがと、隋星。気持ちいい」
「ふふ、可愛い。……ねぇ、せりな。僕の膝の上に来て? 今日は一日中、僕がせりなを離さないって決めたんだ」
隋星は小さな身体(ショタ姿)でありながら、神の権能を使って瀬麗梛の身体を軽々と持ち上げ、自分の膝の上にすっぽりと収めてしまった。特等席を完全に陣取られ、背後から抱きしめられた瀬麗梛は、「えへへ」といつものふわふわした笑みを浮かべて身を委ねる。これに黙っていないのが、三人の幹部たちだった。
「隋星様……! 神といえどズルいです! 俺だって総統様をお抱きしめしたいです!」
「隋星様、代わってください。総統様の髪を梳かすのは、僕の役目です。……代わってくれないなら、神殺しの魔剣を抜きますよ?」
「あーあ、神様って職権乱用だよねー。総統様、俺の作ったイチゴのタルト、あーんしてあげるから、こっち向いて?」
「だーめ。せりなは僕のもの。君たちには指一本触れさせないよ」
隋星は幹部たちを冷たい、ゴミを見るような一瞥であしらうと、瀬麗梛の耳元で甘く囁いた。
「ねぇ、せりな。あの国が本当に恋しくなったら、僕が世界を丸ごとせりな好みに作り変えてあげる。だから、ずっと僕のそばで、こうして可愛く笑っていてね?」
「うん、どこにも行かないよ。僕には、みんながいるここが一番の楽園だからね」
瀬麗梛がふんわりと微笑み、隋星の頭を優しく撫でる。神様からの特大の愛と、幹部たちの狂気的なまでの執着に包まれながら、弱い振りをやめた総統様は、世界で一番甘く、幸せな日々を過ごすのだった。
以上 番外編 過去編 後編 終了です 。
では 又 ~ !
コメント
5件
**はる。だわ。** 番外編の過去編、胸熱すぎた…!現在の総統室であの姫様の話をサラッと語る瀬麗梛、そして幹部3人のヤバめな愛の表白、隋星の「せりな足りない」からの尊い膝の上展開…神様の前で神♡♡♡の剣をチラつかせる幹部たちも面白すぎる(笑) 「弱い振りをやめた総統様」ってフレーズがめっちゃ刺さったわ。過去があってこその今の楽園だし、隋星の「世界ごと作り変える」って神様スケールの愛もガチで良い。全属性特級・神力付与とか設定の解像度も好き。番外編でここまで心臓持ってかれるとは思わなかった、最高です🔥