テラーノベル
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向井ー翔太くん、晩ご飯食べる?
渡辺ー食べる。
向井ーほな、帰ろか?
渡辺ー今日は何?
向井ー煮込みハンバーグと温野菜とスープや。
渡辺ー食べる食べる。
2人は皆んなに挨拶して帰って行った。
向井の家に着くと、すぐ料理を始める向井。
渡辺はいつも暗室を見たがる。
渡辺ー康二、暗室は?
向井ー入ってもええで。
渡辺ーぅわっ、デカくしたなぁ。
向井ー2枚とも、傑作品やさかい。
渡辺ー賞も取ったし?
向井ーそや。自分で見てもええ写真やろ?
渡辺ー恥ずかしい。
渡辺は熱い夜を思い出してしまう。
少しだるい身体。
でも、気持ちは満ち足りている。
そんな翌朝の自分。
安心して眠っている。
向井ーもうちょっとかかるから、雑誌でも読んでて?
渡辺ー分かった。
テーブルに置いてある雑誌。
次のコンテストの募集がある。
渡辺は知らないが、有名な写真家が審査員をしているらしい。
今までより難易度の高いコンテストだと。
応募のページを折ってある。
名前も書いてある。
モデルとタイトルがない。
過去入選作を見る。
向井の腕で撮れるかと微妙なところだ。
渡辺ー康二。
向井ーもうちょっと待ってな。
渡辺ー違う、このコンテスト。
向井ーもう応募せんよ?
渡辺ーそうか。
向井ー恥ずかしいやろ?
渡辺ーまぁな。
向井ーやから、諦めた。
渡辺ー・・。
明日の朝が2人とも早いので、晩ご飯を食べコーヒーを飲んだら渡辺は帰って行った。
向井は、渡辺の見てたページを見る。
向井ー3回目はないわ、撮りたいシーンはあるけど、翔太くんに協力してもらわなあかん。そんなん無理や。
重いため息。
雑誌を閉じ、ソファに寝転がる。
ふいに起き上がり、暗室に向かう。
「微睡」「繭」大きなパネルにしてある。
2枚持って寝室に行く。
何もなかった寝室の壁に飾った。
向井ーええやん。
ベッドに座って眺めている。
もう1枚掛けれるようスペースは空けている。
だが、ここに写真が飾られることはないかもしれない。
いや、ないだろう。
少し残念に思う向井だった。
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