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みぃです🤍🥀 第54話、読ませてもらいました。 前回の反省をちゃんと活かして避妊具を用意する壱月、本当に優しくて誠実で…読んでて彼の成長を感じました。それでも「花斗、大丈夫かな」って心配しちゃう愛音の母性が、このカップルの魅力そのものだなあと。 甘くて、温かくて、それでいてちゃんとお互いを思いやる空気が流れてて、すごく幸せな気持ちになりました。 お二人の進む未来が、ずっとこんな温かいものでありますように🌙
壱月は私を抱き上げ、そのまま寝室の扉をあける。
それから、私をそっとベッドの上に降ろしてくれた。
目の前の愛しい人は、そのまま私の体を優しく押し倒す。
手首をシーツに縫い留められ、そのまま彼の顔が近くに迫る。
「壱月……」
彼の名前を囁くと、すぐに優しいキスが降ってきた。
それは唇を離れると、おでこ、頬、首、鎖骨と順番に落とされる。
「ん……あ……」
触れられたところがくすぐったくて身を捩ると、壱月は私のパジャマのボタンに指を掛けた。
「愛音」
露になった肌に、彼の唇が這う。
「あぁ……んん……」
次々に落とされる、甘い口付け。
それは、私の肌に薔薇色の痕を落としていく。
体中が火照って、なにも考えられなくなった。
見上げた壱月は熱を灯した瞳で私を見つめている。
見つめ返すと、壱月は自身の服を剥ぎ取り、私に覆い被さる。
そしてそのまま、ぎゅっと私を抱き締めた。
素肌同士が触れ合う感覚に、好きがあふれて止まらない。
「壱月……好き」
彼の背中に腕を回せば、お返しと言わんばかりにぎゅっと抱擁が強くなる。
「俺も好き。大好き」
「私も大好き。超好き」
「俺のほうが、超好き」
そんな馬鹿みたいな言い合いをしていると、壱月は不意に私のおでこに自身のおでこを当てた。
細められた壱月の瞳に映るのは、幸せに包まれた私の姿だ。
やっぱり私のほうが好きだよ、なんて思っていると、不意に壱月が体を起こした。
「壱月……?」
「悪い、少し待っていて」
ベッドに取り残された私は、キュッとシーツを握る。
悲しいよ、行かないでよ。あの時を思い出して、胸が張り裂けそうになる。
あのときも、そうやって……。
「お待たせ」
そう言いながら、壱月は小さな箱を手に戻ってきた。避妊具だ。
「それ……」
「これは、前回の反省」
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頬を染めながら、壱月が言う。そんな壱月に、愛しさが募る。
「今度する時は、ちゃんと色々片付けてから、な」
こくこくと頷きながら、泣きそうになるのを必死にこらえた。それでも、幸せな優しい涙が、あふれてしまう。
すると壱月は、優しく私の目元を親指で拭ってくれた。
「怖いのか?」
「違うの。嬉しくて」
壱月は優しく微笑んで、私の目元にチュッと唇を落とす。
私もお返しにと、彼の首をぐっと抱き寄せ頬にチュッと口付けた。
「それは、反則」
「え……あっ……」
壱月はまるで獲物を捉えた野獣のような瞳で、私に幾つものキスを落としていく。
「んん……あ……」
そのまま彼の熱を受け入れたら、快楽と幸福の波が押し寄せ、そのまま私を溺れさせてゆく。
大好きだよ、壱月――。
そんな想いを託して、彼の背中に腕を回した。
*
「花斗、大丈夫かなぁ……」
いわゆるピロートークであるはずの時間に、開口一番にそう言ってしまった。
壱月の腕枕はとっても幸せで、身体は幸せな重だるさを含んでいる。
いつまでも余韻に浸っていたいと、頭では思うのに。
「愛音らしいな」
壱月はそう言ってケラケラ笑った。
「だってさ、あの日……ほら、壱月が飲み会に迎え来てくれた日。あの日だって、花斗、私がいないと寝れないって泣いたんでしょう?」
照れ隠しのように言い訳を並べるも、壱月はケラケラ笑ってばかり。
「まぁ、そんなこともあったな。でも、あの時は結果、愛音がいなくても寝てました」
「……そうでした」
ケラケラ笑う壱月につられて私もペロッと舌を出す。
と、その瞬間にチュッと頬に口付けられた。
「本当は、俺のことだけ考えてろよ、と言いたい。けれど、愛音はお母さんなんだもんなぁ」
「うん……」
どうしても壱月を一番にできない自分が申し訳ない。ちょっとだけしゅんとしてしまうと、壱月はニコッとほほ笑んだ。
「こんなに愛されて、花斗は幸せだな。でも、俺も今とても、幸せだ」
壱月はそう言って、私の髪を優しく撫でる。
私も、壱月に愛されて幸せだよ。
そんなことを思いながら、私は人生で一番幸福な眠りについた。