ハァッ…?私利私欲の為に始めたコレが、伸びる…?(幻覚)
今回はフォスの夢メインになります。
さてと……どんな夢にしよう…(決まってない)
その場に身を任せます。
では、どうぞ。
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レッドと一緒に眠り、次目を開ける時、そこは見覚えのない流氷の山。
僕を取り囲む様にある流氷、僕を責め立てるような流氷。
出もしない汗がぽたりと滴る感覚がする。
それとも流氷の溶けている水が僕に落ちているのか…。
前を、後ろを、右を、左を、全てが流氷。
僕を取り囲む流氷は僕を煽る様な言葉を話し始めた。
『ねぇ、あの子じゃない?』
『クスクス…、あの子だあの子。』
『無能なあの子だ!』
「う、うるさいな!僕だって好きで無能に…」
『足も腕も頭も変えたのに誰も救えてないなんて可哀想!』
その一言で僕の体に不快な音が響いた。
流氷はそんな僕を見ても嘲笑うだけ。
『クスクス…見てみてあの子逃げようとしてる!』
『ゴーストの時もアンタークの時も、キミは何も出来なかったね!』
『出来なかったと言うより足を引っ張っただけだよね!』
やめろ…やめろ…それ以上何も言うな…何も聞きたくない……たしかに、僕は失敗した……それでも、僕は、皆を…助けようと…。
『結局助けようとしても他の皆の足を引っ張ってるだけだよね!』
『カンゴームも可哀想!こんなヤツに付き合ってて、自由になりたくないのかな!』
『結局何をしても、戦争に参加しても、無能なだけだったn……』
「それ以上何も言うな!!!」
出したことも無い大声で流氷の声を遮った。
その反動のせいで、僕の体はパキンと割れてしまった。
流氷は一瞬だけ黙ったがすぐにまたくすくすと笑い始める。
『ねぇ見てあの子割れてる!』
『怒った反動なんじゃない?』
『そんな反動で割れるとか弱っちい!』
うるさい中目を瞑ろうとした瞬間。
カツン、カツン、カツン、
靴の音がする、どんどん早く。どんどん大きく。どんどん近く。
次の瞬間
大きな音がした。それと同時に流氷の声も、聞こえなくなっていた。
「…脆いな。お前は。」
嘘だ、嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
だって、だってキミは、まだ、生まれるはず……、
「さっさと目を覚ませ。」
「お前は…もう、目を覚ます時間だ。」
「何があっても、絶対に、動じるな。」
あぁ……そっか、夢だった………。
目を、覚まさなきゃ。起きなきゃ。
今日も、また、一日が、始まるから。
「…私がそこに来るまで、待っていてくれ。」
その言葉を聞いた瞬間、
僕は息を吸い込み目を覚ました。
辺りは少しずつ日が昇って来ていて何処か暖かい
僕は、それに酷く安心して隣に居るレッドを見つめた。
幸せそうに眠るレッドを見ると微笑ましく思ってつい頬が緩んでしまう。
僕はレッドを起こさない様に布団から抜け出しすぐそこの海辺に走る。
海辺の風は丁度いいくらい気持ちよくて、そして、太陽が登るのを見る最前席だった。
突然。「早起きだな、フォスフォフィライト。」と声をかけられた。
振り返るとそこには先生が。
「き、ょうは、ちょっと、早く目が覚めた、んです。」
ふわりと微笑んで話せば優しく僕の頭を撫でてくれる。
満足したのかそのまま何も言わずどこかへと行ってしまったけど。
そういえば、今日の夢は、不思議だった。
何かの予兆、なのだろうか。
イヤな期待を胸に潜めて、今日も一日がまた、始まる。
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月人の初めての襲撃まで後….?
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ひ°……回を追うごとに毎回語彙が無くなっていく(絶望)
次もいいね40位作ります°
ばいばい👋
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