登校初日、僕らはグラウンドにかり出される。
僕らの担任、相澤先生。ヒーロー名イレイザーヘッド。
先生は個性把握テストを今からするようだ
「個性把握テスト、小中の時体力テストあっただろ。それの個性を使っても良いって言う感じだ」
「先生!入学式は!?ガイダンスは?!」
お茶子が相澤に言う。
「時間の無駄だ。入試No.1…出久、ちょっとこれ投げてみろ。この線を越えなければ何しても構わん。」
僕は指示に従い手袋を何重にもした手でボールを軽く投げる。
ピピッ
「1020メートル」
「凄ぇ!!」
「個性思いっきり使えるんだ!」
「面白そう!」
「面白そう…か。そうだな総合最下位の奴は除籍だ」
そこからは地獄の個性把握テストが行われた。
皆は除籍になるまいとやる気満々だ。その中に一人。
全く逆の事を頭に入れて考えている生徒が一人。
どうしたら自然に除籍に出来るか…
その名も緑谷出久
「き、記録2,35秒…」
出久は考えごとをしながらしていたのでこの化け物のような記録になっていることはまだ知らない…
「一人一人言うのは面倒くさい…だからこれ見ろ」
出久はその声で意識を頭から現実へと切り替える。
20位…峰田実
は?最下位じゃ無かった………
一応最近では無かったが自分の名前を探す。
あった…
1位…緑谷出久
……マジかよ。
「ちなみに除籍は噓だ。」
「そ、そんなぁ…」
「よく考えれば分かることですわ」
「まぁ合理的噓って言う奴だ。今日はこれで授業は終わりだ。解散」
「デク君凄いね!!」
「え?麗日さん、僕デクじゃ無くて出久だよ」
「そうなん?漢字がデクって読めたから…ごめんね。でもデクってがんばれって言う感じがする!!」
「!……有難う。嬉しいよ」
「二人とも!ぼ、俺と一緒に帰らないか?」
「飯田君?だったっけ。うんいいよ」
「やったね。今日で二人も友達できたよ
次回予告(お茶子)
次回は対人戦闘訓練!デク君どんな個性なんやろ…。え!爆豪君デク君になにしようと…!?
私も負けんようにがんばらんと…更に向こうへ!プルスウルトラ!
コメント
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つづき気になります🥺