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翔太 side

公園を抜けると亮平のマンションまであと数百m。

見慣れたピンク色の頭の男性がマンションから出てきたのが分かった。亮平も気付いたようで〝ん?佐久間〟なんて訝しげな表情を浮かべた。

こっちへ向かって歩いてくる。


大介🩷『よぉお二人さん。何だ亮平帰ってたのか?』


警戒心を露わにした亮平は〝うちに何の用?〟と少し感じ悪い・・・


大介🩷『翔太が心配で…まぁ亮平が戻ったなら安心だな』


亮平💚『何?何の話?』


佐久間は俺の顔を見るなり〝言っちゃ不味かった?〟と小声で耳打ちした。

正直話す暇などなかったし…

知られたくないし…

もう解決したし…


翔太💙『で電話くらいしろよな』


大介🩷『何度もしたけど?出ないのそっちだろ』


スマホを家に忘れてきている事すら気付いてなかった。佐久間は〝じゃ翔太の顔見れたからもう帰るわ〟と言って颯爽と帰って行った。

気まずい空気が流れている。怖くて亮平の顔が見れないでいると〝翔太の顔見にきたんだって!〟そう言って足早にマンションへと歩き出した。俺は追いかけるのに必死だった。エントランスを抜け先にホールに入った亮平に扉が閉まるすんでのところで何とか間に合いエントランスホールに入るとエレベーターを待つ亮平の後ろにちょこんと立った。凄く怒ってる・・・

下を俯きエレベーターを待っているといきなり腕を掴まれ顔を上げると〝横に並んだらどうなの?〟と言って引っ張られた。


翔太💙『うん…ごめん』


亮平💚『何で謝るんだよ』


怒ってるからだよ…言いたくても言えなくて口籠もってしまった。エレベーターが開き亮平に引っ張られて乗り込む。嫌な雰囲気のまま強く握られた手首がジンジンした。泣いちゃいそうだ。

エレベーターが着いて部屋の扉が開くと、急に怖くなって足が竦んだ。腕をグイッと引っ張られて痛い〝何してんの?早く入って〟一歩足を進めるとまたグイッと腕を引かれて扉が閉められた。


亮平💚『何で泣いてる?』


翔太💙『亮平怖い…』


亮平はハッとしたような顔をして腕を離すと〝ごめん…嫉妬した〟そう言って今度は勢いよく俺を抱きしめると〝何で隠し事するの?不安になる…〟


翔太💙『ごめんなさい…康二との事、エッチな事は何もなかったって分かって…だからもう大丈夫』


亮平💚『ちゃんと話して?それじゃぁ分からない。どうして佐久間が関係してるのよ?』


言いたくない事も言わなきゃならない?何があったか全部?怖い思いも気持ちの悪い思いも…全部終わったのに…

涙が溢れて止まらなくて、思い出したくないんだよ?


亮平💚『そう…いいよもう』


亮平はプイッと俺に背中を向けると自分の部屋に入るとバタンと冷たい音を立てて扉を閉めた。

涙って何でずっと出るんだろう。止めるスイッチ誰か知らない?

亮平の部屋の前、トントンと扉を叩いた…返事はない。


翔太💙『開けてよ…うぅう゛お願いだから亮平…開けてよぉ…』


亮平 side

愛されてる事を分かっているのに嫉妬するのは何で何だ。自信がないから?そんなの誰だってそうだろう。

本気で翔太は俺のことを愛してない?そんな事ないって思いたい。

相手が佐久間だから?俺は知らなくて佐久間は知ってる。佐久間は翔太を心配して家まで来た。余程の事があった筈だ。

ふと目に止まったノートの内容を思い返すと夢にまで見ちゃう程の嫌な事があったとの記述があったのを思い出した。書きたくない程の内容なのか…

恐る恐る扉を開けると、翔太は扉の前で床にへたり込んでいる。

しゃがんで翔太の頰を拭うと、翔太は俺の胸に飛び込んできた。


亮平💚『話したくないくらい嫌な事だった?前にも言ったよね半分こって』


翔太💙『思い出したくない…でも佐久間が助けてくれて…それで』


翔太は過呼吸のように息を荒げて取り乱した。

抱き抱えてソファーに座らせ、 背中を撫でると少し落ち着いて〝ちゃんと話すから〟そう言ってふーっと息を吐くと順を追って話しだした。

予期しない二人きりでの佐久間との食事から、康二からされた事を聞かされ、握っていた拳から血が滲むほど全身が怒りで震えた。佐久間がいなかったら今頃二人はこうしてここに一緒にいなかったかもしれない。

康二がどうして急に翔太を諦めたのかは謎が残る。俺としては殴る理由を失い、この沸々とした怒りをどこへ収めたらいいのか、やり場の無い怒りを床に叩きつけることしか出来なかった。


翔太をギュッと抱きしめる〝辛いこと思い出させてごめん。近くに居てあげられなくてごめん〟

翔太は俺の〝ごめん〟のたびに首をブンブンと横に振った。 〝翔太のこと好き過ぎてごめん〟


亮平💚『ねぇそのうち首飛んでいっちゃうよ?』


俺の膝の上に乗って腰に足を回すとコアラみたいにギュッと抱きついて肩に顎を乗せて泣いている。


亮平💚『佐久間にお礼言わなきゃね。嫌な態度とっちゃった…』


翔太は泣き止まなかった。酔っ払って覚えていないのとは訳が違う。鮮明に嫌な記憶が脳裏に、身体に残っているのだろう。腕に爪を立て必死で堪えている。どうして翔太ばかりがこんな目に遭うんだ。


亮平💚『今日はもう寝よう?ずっと抱っこしててあげるから…お風呂入っておいで』


翔太💙『やだぁ亮平と入る』


駄々っ子みたいに今は何を言っても聞き入れてくれそうになかった。〝じゃぁおいで?〟そう言って両手を広げるとギュッと抱きついて離れない翔太をそのまま抱っこして脱衣場で下ろすと〝気を付けして!〟そう言って俺を立たせるとシャツに手を掛けて脱がせようとしてる。

〝か、が、ん、で〟

そう言いながら地団駄を踏んでいる。可愛い・・・

ズボンに手が掛かると、俺も翔太のシャツを掴んで脱がせようとする。〝だぁめ!〟パシッと手を叩かれて〝何でよ?〟と言うと〝亮平は何にもしちゃダメ〟何なの?と言う前に全裸にされると、一人だけ裸で恥ずかしい。


亮平💚『ねぇそっちも早く脱いでよ?』


翔太は脱衣場に跪くと俺の熱茎を口に含んだ〝ちょちょっとコラ〟立っているのがやっとで翔太の肩に手を添えると、咥えたまま俺の顔を見上げた。

小さなお口に徐々に膨らみ出した俺のモノが必死に咥えられている。顔を前後させ色白の手が優しく添えられている。


亮平💚『ンンッ気持ちいい』


その言葉に翔太は口を離すと〝本当に?〟と言って嬉しそうに笑った。健気で可愛い。

聳り立つ自分のモノが視界に入り恥ずかしくなる。有無も言わせず一気に翔太のシャツを脱がせると脱衣場の床に組み敷いた。頭上で手首を固定するとズボンを下着ごと脱がせた。翔太は驚いた顔をしている。


亮平💚『嫌なら言って?我慢しないで』


翔太💙『キテ』


俺の首に手を回すとグイッと引き寄せられてキスをした。唇が首筋を這うとくすぐったそうに軽く俺の胸を押している。潤んだ瞳が揺れている。


亮平💚『怖い?』


翔太は首を大きく横に振ると、俺の頭を掴んで自身の胸に持って行った。〝なに?〟


翔太💙『ドキドキうるさい///心臓が苦しい…亮平とはいつだってドキドキする』


両手で頰を包み込むと翔太は愛おしそうに手を添えた〝大好きだよ翔太。俺の心臓もうるさい〟翔太は胸に手を当てると〝すごい…亮平さんめっちゃ俺の事好きみたい〟


亮平💚『可愛いが渋滞してる。もう黙って』


翔太は〝はぁ?〟と言ってまるで自覚がないうえに〝もっと好きって言って〟と言っている。

あぁまだまだ翔太の事理解できてない。さっきのは〝好き〟が欲しかったのね…

つい急いで翔太を欲してしまう。いつだって翔太の事になると余裕がなくなる。今までの常識は通用しないし、ましてお勉強のようにはいかない。

ピンクに色づく胸の慎ましやかな飾りを人差し指と親指で摘めば〝ンッ〟と反応を示した翔太は恥ずかしそうに顔を腕で隠した。〝ちゃんとお顔見せて〟腕を取り上げ、口に指を突っ込むと指にしゃぶりつき丁寧に舐めた。


翔太💙『亮平の手大好き』


色っぽい妖艶な姿と、俺の反応を見ながら小さな口から遠慮がちに伸ばされる舌が可愛いらしく、その姿にゾクゾクした。下へと唇が這うたびに翔太の花茎が膨らみを増していく。主張するソコは湿り気を帯び触って欲しそうに待ち受けている。口に含むと小さく鳴いた翔太は手を彷徨わせた。掴んで手を握るとギュッと握り返してきた。手が塞がり翔太の口から手が離れると名残惜しそうに〝待ってまだ…〟なんて言っている。硬さを帯びた花茎を手で扱きながら根本までを一気に咥えると完全に勃ち上がった屹立からは先走りが漏れた。ジュルジュルと先端を吸い上げれば手に力が籠った。


翔太💙『もういいからお終い、リョウもうンンンッ///ヤダ』


亮平💚『口で一回イッテ////可愛い翔太もっと見せて』


翔太は〝そんなぁ俺がするんだったのに〟と口を尖らせている。そう言えば何もしちゃダメと最初に言っていたのを思い出した 。

俺ってホント余裕ないな…〝ごめんね翔太がしたかったんだね?〟


翔太💙『べ、別に…亮平が先でもイイよ///でも後でさせてね////』


亮平💚『それは楽しみだ事////』


手を上下に扱く動きを速める。先端に吸い付けば声を荒げて絶頂を知らせた。


翔太💙『ンンンッ///リョウ…ああっデル///イッちゃうんんんっ!』


放たれた白濁を口内で受け止めて飲み込めば翔太は震える手で俺の頭を撫でた〝ありがとう気持ちかった〟おでこにキスをすると抱き抱えてお風呂場に立たせた。不安そうな顔をしている。


亮平💚『大丈夫?解すからここに手を付いてくれる?』


翔太💙『しなきゃダメ?明るいから恥ずかしい///』


亮平💚『ちゃんとしなきゃ痛くなるよ?目瞑っとく?』


翔太は鏡に手を付くと〝リョウの顔を見とく〟そう言って鏡越しの俺と目がぶつかった。


亮平💚『それは///俺が恥ずかしい…』


翔太💙『ふふっエッチな亮平ずっと見て…』


隘路に舌を這わす〝喋ってる途中なのにぃンッ〟講義の声は無視する。


亮平💚『余裕なくなるくらい愛してあげる』


鏡越しの翔太は顔が真っ赤だ。冷め切っていない翔太の花茎が次第に勃ち上がってくる。

後孔に指を入れると腰を反らせて反応した。


翔太💙『あん、やっあん声出ちゃうよ…ンンあっあっイヤあっ、あっ』


お風呂場にグチュグチュとイヤらしい音が響き、同時に翔太の可愛い鳴き声も響いた。


亮平💚『平気?大丈夫痛くない?』


応える余裕などない翔太は俯いて快感に悶える。〝顔あげなさい、ずっと見てるんでしょ?〟顎を持ち上げると熱を帯びた翔太の目が鏡に写り俺とぶつかると恥ずかしそうに目を逸らした。


翔太💙『ンアッヤダ///もうやめて…はあっはあっ』


亮平💚『気持ちイイの間違いでしょ//嘘はダメ』


翔太💙『ンンンッ気持ちィイから///早くリョウの挿れて…』


亮平💚『気持ちいいなら指でイッテ』


〝何でよぉ…〟可愛い声で拗ねている。屹立を手で扱きながら後孔に挿れた指を抜き挿しすると白濁を放って前のめりに崩れ落ちていく翔太の胸を抱き抱えて立たせると後ろから自身の熱茎を挿入する。


翔太💙『ヤァッ///ンンンッ…ハアッはぁっ//リョウ』


亮平💚『ンッ気持ちイイ…なぁに?痛い?』


翔太💙『リョウ大好き…キスして』


翔太は片手で俺の頭に手を置くと首を目一杯後ろに逸らしている。こちらも目一杯翔太に顔を近づけると唇を重ねる。差し出された舌を抱き合わせると下から腰を突き上げる。お腹を撫でると優しく翔太の手が添えられた。


亮平💚『一緒にイこう////大好きだよ翔太』


律動を速めると結合部からはいやらしい音が鳴り響き、翔太の手を花茎に触れさせその上から俺の手を添えると一気に扱いた。


翔太💙『ンンンッいく////リョウ…ヤッぁ….///』


亮平💚『気持ちよかった?身体平気?』


翔太は両手で頰を掴むと突進するように唇に喰らいつくと激しく貪った〝翔太?〟


翔太💙『次の俺の番…』


亮平💚『ダメ待って、一回綺麗にしよう?』


翔太は首を傾げている。後ろに向き直させ後孔に指を入れると俺の白濁を掻き出すように指を動かす。シャワーで洗い流すと〝そのままでいいのに〟と言って口を尖らせている姿が可愛らしい。


亮平💚『お腹痛くなるから…続きはベットでね』


翔太💙『優しいの好き』


〝いつも優しいでしょ〟バスタオルで翔太を拭き上げながら言うと〝時々怖いよ…漢の顔になる〟


亮平💚『男ですけど///漢らしいのは嫌いですか?』


翔太💙『大好物です////』


〝ふふふっ////〟

二人裸で笑い合う。

スキンケアもおサボり…明日の事など気にせずベットで二人愛し合う。

真っ暗な寝室に溢れる月明かりに、濡れた髪の毛を揺らめかす翔太が俺に跨り腰を 振った。下から突き上げられる快感に絶頂を迎えると、力の抜けた弱々しい身体を胸で受け止め抱擁すると翔太は甘ったるい声で俺の名前を何度も呼んだ・・・





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