⚠️キャラ崩壊あるかもしれないです
第1話 💫❤️ 愛され? 王様ゲームにて パート1
今後の活動についての話し合いも無事に終わり、そのままメンバー全員で食事をすることになった。
店に着いて早々に心音とらいとが晩酌を始め、珍しく今日はメルトとロゼも酒を頼む。
みかさとらぴすは通常運転で、ウーロン茶を片手に彼らをのほほんと見守り続け、
1時間も経つ頃には殆どのメンバーが出来上がっていた。
そろそろお開きにするか…とらぴすが声を掛けようとすると、
突然、心音が「王様ゲームしようよ〜!」と言い出す。
メルトが「めんどくさ…」とぼやいたが、
特に断る理由もないので結局全員でやることになった。
「「「「「「王様だーれだっ!」」」」」」
お決まりの掛け声を全員で言いながら棒を引き抜くと
数秒の後に心音が「俺だぁーっ!!」とドヤ顔で当たりの棒を掲げた。
「え、仕込んだんちゃうー?」「うわぁ最悪…」などとメンバーが不満を口々に言うのを尻目に
心音が「じゃあ、4番が1番の頭を撫でる!!」と成人男性同士でやるには中々ハードな命令を下すと
「げ…。」と4番の棒を持ったメルトが唸り、
「メルちゃんかぁ…。」と1番の棒を持ったロゼが苦笑する。
そのくしゃりとした可愛らしい笑顔を見つめながら、
ーロゼが相手なら俺がやりたかったなぁ、と心の中で全員が呟いた。
メルトはというと、相手がロゼと分かると明らかに目を輝かせてそそくさと近づき、
うきうきしながら「ロゼ、いい…?」と声をかける。
「え……ど、どうぞ…?」と戸惑いながらも少し頭を屈めたロゼのおひさまの匂いがしそうな
ふわふわした柔らかい髪の毛にメルトが手を伸ばし、わしゃわしゃと頭を撫で始めた。
ーメルト、いいなぁ……と思いながら全員で見ていると、
羞恥心からか徐々にロゼの顔が赤くなっていく。
ーはぁ?かわよ。 全員の心が一つになった瞬間であった。
一方メルトは貴重な照れ顔を近くで見られたからだろうか、満足げな顔をしている。
………数分経ってもメルトが辞めそうにないのでみかさが止めに入った。
「メルトー、もう充分でしょー?」
「え〜?」と不満げに唇を尖らせるメルトをらぴすが静かにロゼから引き剥がす。
「ロゼくーん?お顔見せて〜?」「ロゼー?恥ずかしかったと?」
ニヤニヤしながら心音とらいとが揶揄うとロゼが「は、はぁ!?別に照れてねぇしー!」と言う。
強がってはいるが耳まで真っ赤である。可愛い。
カシャカシャカシャカシャ……無言でメルトがロゼの写真を撮る。
「…メルちゃん…?何してるの…?」撮られている本人が恐る恐る尋ねるが返事はない。
すかさず、みかさとらぴすが困惑するロゼを慰めようとちゃっかり両隣を確保する。
その間にらいとと心音がメルトにぼそっと「後でグルラにさっきの写メ送っといて…」「頼んだ。」
と囁き、メルトが「任せろ…。」とばかりにサムズアップした。
そんな事は露知らず、「俺ばっかり酷くないかぁー⁉︎もう一回‼︎」とロゼが言うので
気を取り直して全員で再び棒を引き直す。
「「「「「「王様だーれだっ!」」」」」」
コメント
2件
可愛いですねフフフッ
ロゼ様の受けってめちゃくちゃ少ないんですよね!!ありがとうございますm(_ _)m!! めっちゃ可愛いです❤