自分語りになりますが、私が中学生くらいの頃、それなりに本を読むのが好きだったので、純文学からラノベまで、自分が好きそうな物語を求めてなんとなく図書室をうろつくタイプでした。
中学生くらいから文章を書き始めましたが、ネットにあげることはしませんでしたね。文章が稚拙で恥ずかしいのを自覚していたからです。
今思えば未熟な文章を上げるのも勉強になる気がするので、テラーに投稿しているみんなは行動力がすごいです。
そして、今はもちろん当時も顔文字や絵文字を小説に使ったことがなかったので、テラーで見る文章は結構新鮮です。これが文化…。
実際にネットの海に自分の書いた文字を放り投げ始めたのは、多分高校生くらいの頃でしょうか。
書き始めた当時に比べたらマシでしたが、まあ、まだまだでしたね。いい経験にはなりましたが。
今もまだまだですし、多分、一生まだまだです。そして黒歴史もそれなりにあります。それなりに。
というわけで、今回はかっこつけた文章を書いてもよくない?というお話です。背伸びするとだんだん引っ張られてそれが当たり前になったりしますので。
まず、正しい日本語を使った方が圧倒的に読みやすいです。私は間違った日本語を使っている小説を見ると、恥ずかしくなって続きが読めなくなっちゃうんですよね。
ゆった→言った(いった)
とうる→通る(とおる)
こんにちわ→こんにちは
この辺り間違えている子が結構多いので、気を付けた方がいいかなと思います。
特にゆったは何故か結構多いので…。口に出すときにゆったになるからですかね…?
あと、大人っぽい文章にしたいなら、絵文字や顔文字、!と?以外の記号は使わないとそれっぽくなります。
簡単に例文を書いてみましょうか。
①
エリに、それじゃぁ気をつけて❤️ってゆわれた!こうゆう気使いが出来るエリはすごい///私も少しづつ成長できるように頑張ろう☺️(ニコッ)
②
エリに、それじゃあ気を付けてと言われた。こういう気遣いができるエリはかっこよくて、なんだか照れてしまう。私も少しずつ成長できるように頑張ろう。まずは、笑顔から。
ザッと書いただけなので、シチュエーションはお気になさらず。
②の方がよくある本の文章っぽいですよね。なんとなく大人な感じがしませんか?
あと、会話文だけも気軽に読めて楽しいですが、地の文(会話以外で説明する文)があると、表現の幅が広がってわかりやすいんですよ。
ちょっと簡単な例文書いてみますね。
①
チュッチュッ///
好きだよ❤️
うんっ///❤️
チュッ️❤️
②
そっとくっつけた唇は想像以上に柔らかかった。ゆっくり離れてお互い顔を見合わせると、急に恥ずかしくなってしまう。
「好きだよ」
「……うん」
目が閉じたのを合図に、もう一度キスをした。
両方とも簡単な文章ですけど、②の方がなんとなく大人っぽくて雰囲気が良くないですか?ドキドキしませんか?私だけ?
具体的に書かないことで想像力を掻き立てる手法もありますが、書いた方がどうなっているかやっぱりわかりやすいんですよね。
最後に。
無断転載をしなくても文章が上手い人は人気が出ます。表紙やアイコンが運営が用意したものでも、です。
逆に、無断転載して上手な絵や公式の画像を使って見てもらおうとしているのは、虎の威を借る狐ってやつですね。
自分はその程度の文章しか書けませんと言ってるようで、私から見ると正直ダサいです。
イラストを使わなくとも写真や模様などのフリー素材をアプリで加工して簡単に表紙画像は作れますし、その方が雰囲気に合ったものを作れるから私は好きですね。
推しのカラーを使ったり、話に出てきたアイテムを入れてみたり、そういう風に用意するのも案外楽しいですよ。
そして、友達を増やしたいならともかく、自分の書いた文章で人気になりたいって考えるのは本当にやめた方がいいです。
その内に書くのが楽しくなくなっちゃいますよ。
自分が書きたいものじゃなくて、ウケそうなものを書くだけになっちゃいますし、それってあんまり魅力的なお話になりません。
自分が書いた文章を、誰かに見てもらって好きになってもらえたらラッキーくらいに考えましょう。
その方が絶対に楽しいですよ。
コメント
4件
なるほど ありまさんも尊敬するわ