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どうも皆さんゆっぴーです☆
続きです
「星を落とす村」
塔の最上階、闇と光が交差する場所。
風も音も消え、世界は息をひそめていた。
リオとルナは、塔の中心にある光の石を前に立っていた。
それは、星の力の源であり、世界を救う鍵だった。
「……これで、全てを元に戻せる」
ルナの声は震えていた。
でもその瞳には、決意が宿っている。
「ルナ……?」
リオは不安で胸が締め付けられた。
ルナは深く息をつき、静かに言った。
「私は……塔と一体化しなければならない。
そうすれば世界は救われる。
でも……私は、消えてしまう」
その言葉は、リオの胸を引き裂いた。
「いや……そんなの……!」
思わず叫ぶリオ。
ルナは微笑んだが、その笑顔は切なさに満ちていた。
「でも、それが星の掟。私は光であり、命ではない」
リオは手を伸ばす。
「君は、命だよ!星だって……消えなくていいんだ!」
しかし塔の光は強く、ルナを引き寄せる。
消えゆく運命を避けられないことを、リオは理解した。
その時――
リオの胸の奥に、かすかな声が響いた。
聞き慣れない、でも確かに自分の心からの声だった。
「一緒に生きたい」
リオは叫んだ。
「ルナ!僕の願いは……君と生きることだ!」
塔の光が揺れ、静かに反応する。
ルナの体も、光と共に震えた。
「リオ……?」
ルナの瞳が潤む。
「……あなたの心……」
光は激しく輝き、闇を押し返す。
そして――静かに、塔の力が書き換えられた。
ルナは消えなかった。
塔と星の力は、世界を救うだけでなく、自らの意志で生きる道も選べるようになったのだ。
リオはルナの手を強く握り返す。
「よかった……本当によかった」
ルナは笑い、涙をこぼした。
「ありがとう、リオ。あなたの願いが、私を救ったのね」
夜空は一瞬、無数の光で満たされた。
降り注ぐ星たちは、祝福のように二人を包み込む。
闇も恐れも、二人の前ではもう意味を持たなかった。
世界の未来も、二人の絆も、確かに輝き始めた―
次最終回!