テラーノベル
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アヌいばをノベルで書いていこうと思う!一応シリーズだけど不定期更新。付き合ってる設定。
主=茨木童子。何パロか分かんないけど頭に浮かんだやつ書く。(下手)
start
俺はアヌビス。今、物凄く不機嫌だ。
「…おい酒呑童子、茨木童子から離れろよ…」
何故かって?そうだな、理由は酒呑童子だ。俺の茨木童子にくっつきやがって、という目で見れば、酒呑童子は
「いや、茨木童子が妾にくっついておるのじゃが…」
と言っている。が、拒絶はしていない。
「知らねぇよ。俺にとっちゃ、どっちが先にくっついて来たなんて関係ねぇんだ。とりあえず、茨木童子から離れろ」
と言う。茨木童子は
「嫌じゃ…」
と拗ねたような声で言っている。何でこうなったんだ…。
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どうやら酒呑童子によると、たまには悪霊の皆で酒を飲もうという話になったらしい。
そこで茨木童子が、間違えてかなり強めの酒を飲んでしまい、今に至ると言うわけだ。別にそこはいい。だが、何故場所が俺の家じゃない?
酒を飲んでいるからか、普段の酒呑童子に対する態度とはかなり違う。茨木童子が後で知ったら、絶望することだろう。
平安時代に飲んでたんだろ?と聞けば、
「妾達の平安時代は今より酒の度数が強くなかったからの。その代わり、茨木童子と悪路王と京都で活躍できたからな。妾はかなり、楽しかったぞ。」
らしい。クソが。
てか、茨木童子のことを言う時に少し自慢げに笑っただろ。
まぁ、黒神心霊相談所で飲み会が行われる事は知っていたので俺も同伴できた。そこは良しとしよう。
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ま、こうなった責任は俺にもある訳だがな…と思いながら、自らの行動を振り返る。
まず、黒神心霊相談所で飲み会をやると聞き、ミレイから誘われたわけだ。
そして、オッキーやナナエム、悪路王達と飲んでたら思った以上に話が弾んだ。
茨木童子は酒呑童子、山狗、リゼリ、鈴鹿御前と飲んでいたらしい。少し聞き耳を立てていたら、恋バナになったのまでは覚えてる。そこからは男性陣で話が弾んでいたので、覚えていない。
話題は、最近戦った相手やら好きなボカロやら、各々興味がある事に関連した話題が多かった。
俺はオッキー達に
「茨木童子とどうなの〜?」
って聞かれて、恥ずかしくなったので癒しを貰おうと、茨木童子の所に行った。そこで話は冒頭に戻るという訳だ。
酒呑童子や山狗、鈴鹿御前に話を聞いたところ、恋バナの時に茨木童子は、
「アヌビスとどうなのか」
聞かれたらしい。
それで照れ隠しで酒を飲んだ。そこまでは理解できる。同じだもん。
ただ、問題はその後だ。
どうやら、酒呑童子が飲んでた強めの日本酒を間違えて飲んでしまったらしい。本当は隣の、普通の日本酒を飲むつもりだったらしいのだ。
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さて、茨木童子はどうするか…。とりあえず寝かせるべきか?そう悩む俺の前に、オッキーが手招きをしてきた。
何かと思い近寄れば、
「茨木童子、さっきからずっとこれ言っててさ〜。可愛いから聞いてみなよ〜。」と言ってくる。
何なんだ?そう思い聞いてみると、
「アヌビス…大好き…」
と何度も寝言で繰り返す茨木童子の姿があった。かわいすぎだろ…っ!
正直な所、可愛すぎる。こんな姿俺以外の誰にも見せたくないし、聞かせたくない。一生一緒にいたすぎる。あわよくば誰にも見られない鳥籠の中に監禁したい、と言うメンヘラの様な考えが出てきた頃、茨木童子が目を覚ました。幸か不幸か、記憶があるらしい。顔が真っ赤だ。
「アヌビス…余は何か言ってたか…?」
と、恐る恐る聞いてくる。
あ、これ我慢できねぇな、と俺は察した。
とりあえず、俺は茨木童子の手を掴み胸の中に引き寄せる。
状況が理解できていないようで、目を白黒させながら慌てている。そんな姿も可愛い。
「茨木童子、俺以外の前であんな可愛い姿、見せていいわけないだろ?…仕置きだな。」
そういうと、茨木童子は恥ずかしくなったのかパンクして力が抜けた。
「悪いが、俺らは先に帰るな」
と言い残し、茨木童子を姫抱きにして、黒神心霊相談所を後にする。さぁ、夜はこれからだ。そう思い、俺と茨木童子は家路に着いた。
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