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今回も相変らず読みにくい…許して(>︿<。)
康二の家で、ようやく落ち着きを取り戻しかけていためめ。
しかし、夜更けに鳴り響いた激しいインターホンの音が、その平穏を切り裂く。ドアの向こうから聞こえてきたのは、低く冷え切った照の声だった。
「……康二、そこに目黒いるんだろ。開けろよ」
ガタガタと震え出すめめの肩を抱き寄せ、康二は覚悟を決めてドアを開ける。そこには、今まで見たこともないような威圧感を放つ照が立っていた。
「照くん、もう夜も遅いし、めめは疲れて寝てるから……」
「どけよ」
照は康二を力任せに押し除け、部屋に上がり込む。視線の先には、康二のTシャツを着て、怯えた目で自分を見るめめの姿。その姿が、照の独占欲に火をつけた。
「おい、目黒。いつまで人の家で甘えてんだよ。……帰るぞ、お仕置きが必要だな」
めめの腕を強引に掴もうとする照。その手を、康二が遮るように掴み返した。
「……離してください。照くんにとって、めめはただの道具なんやろ? だったら、もうええやん。俺がこのままもらうわ」
一瞬の沈黙。照の目が、獣のように細くなる。
「……お前、今なんて言った?」
「照くんがめめを大事にせえへんのなら、俺が、俺のやり方で愛してあげるって言うてんねん!」
康二の言葉に、照は鼻で笑った。
「愛? 笑わせんな。目黒、こいつに教えてやれよ。お前が俺のところで、どんな顔して『処理』されてるか。お前、俺がいないと何もできない身体になってるもんなぁ?」
照の残酷な言葉に、めめは顔を覆って泣き崩れる。
守ろうとする康二と、支配しようとする照。そして、二人の間で板挟みになりながらも、照への依存を捨てきれないめめ。
そこに、事態を面白がって追いかけてきた阿部まで現れて……?
「あはは、すごいね。ここだけ空気が凍ってるみたい」
場違いなほど穏やかな、けれど芯まで冷え切った声。玄関に立っていたのは、いつの間にか追ってきた阿部だった。
「阿部ちゃん……なんで」
康二の声が震える。照は不快そうに舌打ちをし、めめはもはや阿部の顔を見ることさえできず、康二の背中に隠れてガタガタと震えている。
阿部はゆっくりと部屋に入り、三人の中心に立つと、めめの顎を強引にクイっと持ち上げた。その目は、獲物を品定めする蛇のようだ。
「照は『道具』扱い、康二は『愛してる』なんてお綺麗な言葉……。ねぇ、蓮。本当はどっちがいい? それとも、昨日みたいに無理やりされる方が気持ちよかった?」
「やめて、阿部ちゃん……っ!」
めめの悲鳴のような拒絶を無視して、阿部は照に向かって冷酷に微笑む。
「照、お前もさ、道具だなんて強がってないで正直になれば? 誰かに汚されたのがそんなに悔しいなら、今ここで見せつけてやりなよ。……俺と康二の前でさ」
「……何言ってんだ、お前」
照の瞳に暗い愉悦と苛立ちが混ざり合う。照は、康二から引き剥がすようにめめの腕を掴み、ソファに押し倒した。
「康二、よく見てろ。お前が守りたいと思ってる『純粋な目黒』なんて、どこにもいねぇよ」
照の大きな手がめめの服に伸びる。それを見ることしかできない康二の絶望。阿部は、その光景を特等席で眺めながら、康二の耳元で残酷に囁く。
「康二も仲間に入れば? 蓮を救いたいんでしょ? ……だったら、君も『こっち側』に来なよ。そうすれば、ずっと隣にいられるよ」
守りたかったはずの康二の手が、絶望と欲望で汚れ始める。
めめを中心に、四人の関係は二度と戻れない深淵へと堕ちていく――。
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